紅い陽炎(新潮文庫)
著者 夏樹静子
子供をベビーホテルに預け、デリカテッセンで夕食の献立をそろえ、ジャズダンス、小説教室へと通う。そんな新しいライフ・スタイルを楽しむ34歳の主婦が殺された。捜査が進むにつれ...
紅い陽炎(新潮文庫)
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商品説明
子供をベビーホテルに預け、デリカテッセンで夕食の献立をそろえ、ジャズダンス、小説教室へと通う。そんな新しいライフ・スタイルを楽しむ34歳の主婦が殺された。捜査が進むにつれて、主婦たちの秘められた想いが明らかにされて行く……。欲望渦巻く都会の片隅で、翔ぼうとしても翔べない女たちの怨嗟が、陽炎のように燃え上がる。日常に潜む狂気を描き出す、異色のミステリー。
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紅い時代
2021/10/09 23:33
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投稿者:beni - この投稿者のレビュー一覧を見る
書かれた時期は確認してないが(著者にしては)近代的な文言がずらずら出てくる。
「デリカテッセン」が特別感を持って描かれているのも今は懐かしい。
それでも一貫して流れる女性の情念といったものは変わらない。
令和の現在、子供を得る方法は進化しているようだが、
子を得たいと思う女性の気持ちは、きっと変わってないと思う。
専業主婦が少なくなった今日、この小説に出て来る女性たちの日常を
現在の同年代の女性たちはどう見るんだろうと思ったりもした。
こういう時代が、日本には確実にあった。それはきっと事実。