篝火の塔、沈黙の唇
著者 玄上八絹 (著)
島の灯台に幽閉され、腹違いの兄達の慰みものにされている椿は、敷島子爵家の嫡男として生まれた。しかし生まれてすぐ盲目となったため、家を継げず、今は兄二人に嬲られる日々を送っ...
篝火の塔、沈黙の唇
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商品説明
島の灯台に幽閉され、腹違いの兄達の慰みものにされている椿は、敷島子爵家の嫡男として生まれた。しかし生まれてすぐ盲目となったため、家を継げず、今は兄二人に嬲られる日々を送っている。ある日、椿のもとに十左という男がやって来る。十左は椿を救おうとしたとはいえ、椿から父の庇護を奪った男だった。名を隠し椿の世話係となった十左は、兄達に仕込まれた薬で苦しむ椿を慰める。やがて二人は心を通わせ始めるが……!?
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互いのために犠牲になる人々
2020/05/10 11:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りき - この投稿者のレビュー一覧を見る
椿の受けたひどい仕打ちが、逆に彼の強さを証明してくれた。椿、千代、十佐の健気さと強かさに心打たれる。犠牲愛とも呼べるのだろうか。人物がとても魅力的で、読みごたえがあった。
酷いシーンはあっても若武者との純粋な恋
2022/09/13 00:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:み - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと読みにくいところもあり、灯台の作業も長く続いて分かりにくかったが、二人の幼い逢瀬のエピソードや、再会後には本性が出せず酷い仕打ちを見届けるしかないやり場の無さもとても良かった。今のBLではなかなかないような義兄たちからの虐待や父からの虐待は壮絶でよく書いたなと思った…
思い切り泣きました
2016/01/27 19:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
デビュー作でしかも時代物。かなり読み辛い文章です。
玄上さんの文体に慣れた自分でも、内容を正しく理解するためには
いつもより、かなりゆっくり読む必要がありましたが、
その分純粋に『読む』という行為に耽ることができ、
話にどっぷり引き込まれ、思いきり泣いて……と
読後は思わず溜め息が出るほどの満足感を得ました。
受けの境遇がなかなか無いくらい痛ましいのに、
さらに針やら熱した○○やらで兄弟から虐待されるので、
痛覚という意味で本当に痛いです…。
ですので、そういうことに耐性ある方にしかお勧めできませんが、
歯応え(読み応えではない)のある一冊をお探しの際は是非。
同人誌「ともしびの塔」まで読んで本当に納得のいく完結になるのがちょっと残念。
あれは商業誌の巻末SSにしてほしかったな。。