上海
著者 かわい有美子 (著)
幼い頃、天涯孤独の身を拾われたエドワードは、英国貴族の子息・レイモンドへの秘めた想いを胸に、主人に忠実な執事、そして兄弟のような幼なじみとして彼に仕えていた。しかし、歴史...
上海
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商品説明
幼い頃、天涯孤独の身を拾われたエドワードは、英国貴族の子息・レイモンドへの秘めた想いを胸に、主人に忠実な執事、そして兄弟のような幼なじみとして彼に仕えていた。しかし、歴史の歯車が二人を激動の渦に否応なく巻き込んでゆく――。東洋の魔都と呼ばれた大戦前夜の上海を舞台に描かれる珠玉の恋、書き下ろし短篇を加えて待望の文庫化!!
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まさにノスタルジー
2012/04/23 14:07
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずいぶん以前の作品に書き下ろし短編を加えて文庫化されたものになります。
幼い頃、天涯孤独の身を拾われたエドワード(受け)は、
英国貴族の子息、レイモンド(攻め)への秘めた想いを胸に、主人に忠実な執事、
そして兄弟のような幼なじみとして彼に仕えていました。
しかし、歴史の歯車が二人を激動の渦に否応なく巻き込んでゆくのです・・・
かたや貴族、かたや使用人、それから二人に忍び寄る戦争。
「波乱万丈のメロドラマ」、簡単に言えばそうなのですがいやはや最初、
軽い気持ちで読んでしまった自分に後悔です。
表題のクライマックスは号泣でした。
控えめで誠実なエドワード、その真摯な気持ちに彼もまた真剣に応えたレイモンド。
最後の短編できれいにしっかりと纏まった作品に仕上がっていると思いました。
映画を見た気分でした
2014/07/29 23:12
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ショール - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューを見て思わす購入しましたが、その通り。読み終わった後は映画を一本観た気分になりました。
全体的にノスタルジーな雰囲気と誠実で健気なエドワード、エネルギッシュで誠実なレイモンド。
素敵な物語で、涙が流れました。
購入して良かったです。レビューされた皆さんにも感謝してます。ありがとうございます。
評判どおり
2018/09/10 09:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chippen - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し前の作品ですが、評判どおりとても良かったです。時代背景が随所にでてくるので、登場人物の心情や行動を理解するたすけにもなり、世界観に浸れた気がします。壮大なロマンスで、最近のBLではなかなかお目にかかれない気がしました。
上海
2024/06/19 15:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューで何人かの方が「映画を観たような気持ちになった」と書いてあり、興味を惹かれて購入。
ほんとに、その通りでした。
BLではめずらしく、長い年月(5歳から40歳くらい)にわたってのお話で、年齢、状況などで変わる感情表現なども共感でき、何度もうるうるしました。
かわい由美子先生の作品の中でも、Hシーンはかなり控えめですが、ストーリーはとても心を揺さぶられます。
上海の租界を舞台にしたメロドラマ
2016/10/03 15:22
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦前の上海が舞台の
イギリス貴族の嫡男・レイモンドと、
彼の家に拾われ、使用人として育てられたエドワードとの主従BL。
かわいさんご自身があとがきで
『波乱万丈メロドラマ風』
と書かれてますが、
幼い頃に出会った二人が、二度の別離を挟みながら、
幾多の苦難を乗り越えて結ばれるという、
↑の表現がぴったりなお話。
『幾多の苦難』は、読み終わってみれば、
十分予想の範囲内のトラブルと展開なのですが
大戦前というこの時代に即したトラブルを、
かわいさんが丹念な時代考証の上、硬質な筆致で描写するので
リアリティがあり、
重苦しさがひしひしと伝わってきました。
この時代を描いた作品としてはありがちなストーリーですが、
かわいさんお得意の相互視点で
どちらの心情も丁寧に描写されているおかげで
登場人物に対する共感が深まり、
決して、退屈さや薄っぺらさを感じさせることなく、
時代に翻弄されながらも強く結ばれる二人をしっかり魅せてくれます!
波乱万丈メロドラマ風
2016/11/30 17:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦前の上海が舞台の
イギリス貴族の嫡男・レイモンドと、
彼の家に拾われ、使用人として育てられたエドワードとの主従BL。
かわいさんご自身があとがきで
『波乱万丈メロドラマ風』
と書かれてますが、
幼い頃に出会った二人が、二度の別離を挟みながら、
幾多の苦難を乗り越えて結ばれるという、
まさに『』内の表現がぴったりなお話でした。
ひそやかな思いが・・・
2025/05/17 19:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:子ぐまのワルツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主従関係であると同時に幼馴染みでもある二人が、
あることをきっかけに肌を重ねる。
それは偶然というよりは必然であったようで、互いの想いを確かめ合うシーンが、なんとも美しい。
皆さんのレビューの通り、まるで静謐な雰囲気をたたえた古典の映画を観ているようで、セピア色の風景が文章のあわいを漂い、私たちを無力な目撃者にしてしまう。
想いが深まれば深まる程、息苦しく、切なく、ふたりを
引き裂く暴力が恨めしい。
と同時に、あの時代でなければ出せなかったであろう、退廃的な空気感がこの作品の魅力でもある。
それにもかかわらず、どこまでも透明感が感じられるのは、エドワードのひたむきな恋情が理由かもしれない。
時代に翻弄されながらも、ただ一途に恋い慕い続けたふたりを、どうかあなたもその目で確かめて。
大河ドラマのような恋物語。
2013/09/18 09:55
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
この方の書かれるお話はいつもスロウテンポでじっくり2人の関係性を描写されます。特にこの物語のように出会いから十何年も経過する話には向いている書き方だと思います。
身体の関係よりも心の結びつきに重きを置いていらっしゃるのが感じ取れます。
歴史や時代背景など交えて、惹かれ合い、引き裂かれ、そして未来が、大河のように壮大でありながら密やかに進行していくのに胸が切なくなりました。
他の方も書かれていますが、私も最後の一言がじんときました。
じっくり物語を味わいたい方にオススメです。
波瀾万丈恋物語
2018/07/13 09:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
人種、階級が大きな意味を持っていた時代を描いた波乱のBL。ちょっと受が物分かり良すぎなんで、そんなに攻に都合のいい存在にならないでもいいのにと思ってしまった。
主従もの。
2016/10/31 19:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の世界観が丁寧に書いてあり、時代の空気みたいなものを感じながら読みました。
生粋のイギリス貴族様×親に捨てられた中国人。
生まれも立場も正反対の二人が恋に落ちるのですが、しっとりと無理ない展開で物語が進んでいくのが良かったです。
また、受けが働き者な上に純真な人で前半はハラハラドキドキしながら読みました。
欲をいえば再開後の二人をもっと読みたかったでした。