- 販売開始日: 2011/09/16
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-408467-2
ちょんまげぷりん
著者 荒木源 (著)
理想のモテ男は、お侍でした。 シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。男は180年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。半信半疑...
ちょんまげぷりん
06/25まで通常627円
税込 439 円 3pt商品説明
理想のモテ男は、お侍でした。
シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。男は180年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。半信半疑のうちにも情が移り、ひろ子は安兵衛を居候として家に置くことに。安兵衛も恩義を感じて、家事の手伝いなどを申し出る。その所作は見事なもので、炊事・洗濯・家事などすべて完璧。仕事で疲れて家に帰ってくるひろ子にとって、それは理想の「主夫」であることに気づく。
安兵衛は料理のレパートリーを増やし、菓子づくりに挑戦。これが評判を呼び、お侍の格好をした「ござる」口調の天才パティシエとして時の人となるが――。
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たった一言「面白かった!」
2010/05/23 14:31
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タール - この投稿者のレビュー一覧を見る
180年前の江戸時代から現代へタイムスリップしてしまった木島安兵衛が、SEを職とするシングルマザー・ひろ子と保育園児友也の元で暮らし始める。住まわせてもらう「恩義を返す」という大義名分を掲げて家事を請け負った安兵衛が、完璧に家事と育児をこなす中、それまで受けていた家事と育児による制約から解き放たれたひろ子は仕事に打ち込み、次第に認められていくのだが、ついに家事の範囲を超えた安兵衛の料理の腕もまた、彼の使う侍言葉の斬新さとも相まって一気に人気沸騰、時代の寵児となっていく。
冒頭、ちょんまげに袴、日本刀を二本差ししてたたずむ安兵衛を友也が見つけて騒ぐと、急いでいてそれどころではないひろ子の慌ただしい視線でその奇妙な姿がこちらの脳に焼きつけられ、あとは本を持つ手が離せなくなる勢いで最後まで読み終えてしまった。
文政時代の草原から平成の30階建高層マンション前に突然放り出され、困惑の極みで歩き回る安兵衛が、現代の「見て見ぬふりにたけた人々」によって放置され、命からがら、ひろ子の元にたどりつくところが哀れだ。本当にこんなことが起きていても、『身元不明の変人、のたれ死に』というニュースとして扱われるだけなのかもしれないと思わせる。
「うち向きのことは女、勤めに出るのは男と決まっているのでござる」と言いながらも「(恩返しを)ほかにやりようがない」からと「うち向きの用事はすべて拙者がお引き受けいたす」と宣言した安兵衛が、「包丁のつかを日本刀みたいに握って」いた当初から、生真面目に習得に励み、あっという間に超一流の料理人の腕を持つに至るのも、なるほどと思わせる流れと説得力だ。
江戸時代の男が持つ正論と対比させながら、共働き夫婦の家事分担についてや、シングルマザーの生きにくさという現代社会の問題が、さらりとしかしきちんと深刻に描かれる。そんな中、「うち向きのことは女」と唱えながらも己の役割を果たすことに忠実に真摯に家事に打ち込み、友也との遊びにも手を抜かない安兵衛の家人ぶりが感動的だ。
「やらせなければいつまでたってもでき申さぬ」と、保育園児の友也に対して丁寧に手ほどきし手伝いをさせる安兵衛の度量の大きさが、忙しさのせいで手抜きせざるを得なかったひろ子の元で欲求不満に陥っていた友也の感情を安定させ、みるみる成長させていく様子など読んでいる時は、手抜きに慣れてしまったわが身に突き刺さって痛かった。
タイムスリップということで、よくある設定とも評されているようではあるが、現代のさまざまな問題を考えさせると同時に、文政の世の生きがいの見つけにくさにもまた思いを馳せさせられるところは目新しいと思うし、ラストに向けて、登場人物のほとんどがどんどん魅力的に変化していくのがすごく爽快。
感動の場面と明るいテーマソングが頭に浮かぶようなラストが、つくづく映像向きと思わせる作品。清々しい気持ちで本を閉じることができること、請け合いです。
ちょんまげぷりん (小学館文庫)
2019/05/21 08:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lakini - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを登録してびっくり、2がある(笑)。
まぁ、違うお侍がやって来る話なのだろう。
最初の方は、ありきたり感もあって、また、教育論を振りかざす(というほどでもないかもしれないが)感じもあって少し読みにくかったが、最後の方はおもしろかった。ハートフルストーリーだね。
田中氏の変わりっぷりにはびっくりしたけど(笑)。
サラサラと読め面白い
2016/06/05 18:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アキコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
改題後のひらがな語感、いささかそそらないため手を出していなかったが、
評価が高いので読んでみた。
最初の数ページで作者の筆力が高いことがわかる。
サラサラと読み進めることができる。良い意味で軽い。
いわゆるタイムスリップものだが、破たんなく話が収まり
読んでいてすっきりとした。
途中で説教くさくなりかけたが、なんとか持ちこたえている。
時代考証など、細かい疑問点は深く考えないことにすれば
面白く読めるだろう。
雑すぎ
2022/07/22 11:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーの設定はいいんだけど、
日常生活の中での時間設定や状況設定が、あまりにも雑すぎ。
整合性とか考えないで、とりあえず書いちゃいましたって感じ?
