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わたしを離さないで
優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思い...
わたしを離さないで
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わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
商品説明
優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく。解説:柴田元幸
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紙の本
いい作品
2015/11/29 20:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kazuo - この投稿者のレビュー一覧を見る
いい作品であることは間違いないのですが、どこがいいのかを説明するのがとても難しい。読んでみてとしかいえない。
紙の本
3流のSFにも及ばず, 2016/7/13
2017/06/19 16:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Amazon カスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る
注意深い読者ならば、最初の2ページ読んだあたりでこの本の背景を楽に予想できると思います。なので、その予想が如何に裏切られるか?という期待を持って読み通しましたが、何とその(特に目新しくもない)ネタをそのまま最終のオチに持ってきてて、ある意味「ビックリ」です。キャラクターは、ただその背景に流されているだけの主体性のない役割ロボットそのもので、全く感情移入できません。これが純文学仕様というのでしょうか?一見重要そうに掲げているメインテーマについても、正面から語ることは避けていますし、娯楽性から言っても今時のライトノベルや、半世紀も前のSFに劣ってます。こんなものが最高到達点だとすれば、そちらの世界はたいしたことないですね。
紙の本
カズオ・イシグロ
2019/04/19 16:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カツサンド - この投稿者のレビュー一覧を見る
っぽい作品だと思いました。
トミーとキャシーは両想いだと、はっきりとは書かれてないですが、そうですよね?
トミー、とっとと「好きだ。」と言えばいいのに・・・
紙の本
正直、失望しました。
2018/04/24 03:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パチュリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノ-ベル文学賞作家となったカズオ・イシグロの作品ということで、かなり期待して読み始めたのですが...残念ながら結果はその期待を全く裏切るものでした。「提供者」という言葉から何とはなしにイメ-ジしていた通りのオチで、スト-リ-も、さあ次に何が来るか、どういう風に展開していくのか、思わせぶりの割にはたいした出来事も起こらず、主人公他登場人物への感情移入が全くできず、読了感、満足感が全く湧き上がりませんし、正直に言って、彼の言わんとしていることが理解できませんでした。他の方のレビューを拝見して更にビックリ。多くの方が限りない賛辞の言葉を並べているのには唖然としました。読後の感想は十人十色で人それぞれであることは当然ですが。私としては同作家の「日の名残り」の方が(この2冊は平行して読みました)、スト-リ-的にも主人公の突然の心の移り変わりにも納得感はありました。ただ、それでも評価は中程度ですが。設定はかなり英国的なので物語に入っていけない方があるかもしれません。
紙の本
設定に無理がありすぎて…
2016/02/03 12:21
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
日系米国作家カズオ・イシグロ氏の代表作で大変評判の良い
作品だそうですが、あまりにも設定に無理があって、作品世界
に入れませんでした。
臓器移植のためのクローン人間を公に育成することがまかり
通る世界観にはあまりにも無理があります。しかもクローン
人間には生殖能力がない、というご都合主義の非科学的な
設定まであります。
時代設定も遠い未来ならまだしも音楽媒体にカセットテープが
使われているような近未来とも現在ともつかぬ時制の中での
物語ですから余計現実味がありません。
このようなノイズが気になってしまったので、作品が本当に訴え
たかったであろうことまでは辿り着けませんでした。
紙の本
ネタバレ読みたくなかった…
2018/10/05 22:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わらび - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレを読み惹かれて読んだのですが、読みはじめてすぐに「ネタバレされとうなかった…!」と呻く羽目になりました。ネタバレしないで読んだら印象また違ったんだろうなー。
ストーリーは、合わない…うーん、合わない…!!
翻訳文はめっちゃ好きです。描写も緻密でヤベエってなります。
でもなー!!三角関係が「なにそれベッタベタのやつじゃん…!」
てなってしまってとても嫌。とても嫌。
いっそ女子二人で百合展開した上での三つ巴になってほしかった。
あとセックス描写も苦手…。
ただ、感情はめちゃくちゃかき乱されて「なにこれヤベエ」ってなります。
でも苦手ー!!だからこそ苦手ーーー!!
知恵袋に「好き嫌いが別れる」とあったけれど、自分は本当に「合わなかった」かもしれないです。
もう一作読んでみて、合う合わない判断してみようかなと思います。
紙の本
テレビドラマを見逃して読み始めるが・・・
2016/11/18 11:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ネタバレ!』
読み始め、さっぱり話についてけなかったけど。。
臓器移植のためだけのクローン人間のお話でしたか!?
難しい問題だけど、クローンが、感情をもてば、当然な世界。
最後まで読むのが切なくなった。
紙の本
あくまでも個人的感想
2016/02/12 18:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
だから怒らないでね。
重いとか、哀しいとかいう以前に、文章がつまらなすぎて・・・。
何とか頑張って 1/3 は読んだけどギブアップ。
私には合わなかった。ごめんなさい。あとは、あなたが読んで判断してね。
紙の本
切なさをこえてこそ
2015/09/04 16:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しろくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者はこの小説で何を言いたいのか。ひとことで言い表すことは難しいですが、読書中も読後はさらに頭を抱えてしまいました。丁寧な心理描写や極めて慎重に物語を展開している点など、なぜこういう書き方をしたのか。
なるほど作者自身はあらゆる可能性に触手を伸ばし、物語を紡いだのでしょう。あるいは読者に考えるきっかけを与えたかったのかもしれません(その意味でわたしもしっかり作者のフックにひっかかってしまっていますが…)。しかし、そうであれば、ああいう小説の書き方をすることに戸惑いを感じてしまいます。切ないという気持ちより、何か居心地の悪さ、気持ち悪さを抱えてしまいました。爽やかにすぎる。作品の読み方も含めて、読者に多くの宿題を与えてくれる作品、労作であることに違いはありません。
紙の本
さすが世界のイシグロ
2011/08/19 07:12
6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:renogoo - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されたと聞いたので、原作もよんでみた。
良くも悪くもイシグロカズオだった。
もりあがりにかけるといえば、かけるんだけど、これがイシグロ文学といわれれば、はあぁそうですかってかんじ。
淡々とした語りが、さすがブッカー賞作家と言われれば、まあそうですねって納得するしかない。
臓器ファームがテーマとなっているんだから、いくらでも泣きを取れるだろうに、淡々としすぎて、あっけなく終わってしまった。
凡人の私は、泣き所がほしかった。
さすが世界のイシグロ。
ということでこれは映画でみてください。
紙の本
人が生きていくということは、
2023/03/26 15:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一体どういうことなのだろう。肉体的に健康であれば生きているのか。心はどこにどんな形で残されていくのか。美しいと感じること、嫉妬など心の痛み、身体的な苦しさ、肌で感じる温度。そんなものの全てが一人ひとりにあって、全然違う。違うことがわかるのは、私とあなたが存在しているからなのに。そういう奇跡を多くの人が奇跡と感じていないこの時代のことを表している小説なんだと思った。
紙の本
不思議な小説
2022/10/31 14:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yomogi - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は読み進みにくい内容だけど読んでいくうちにそういうこと?!と少しずつ理解されていく感じ。とても不思議な小説。
紙の本
子供達の話なのに、暗い。。。
2020/11/30 23:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し前に「約束のネバーランド」の劇場予告版を見て、この小説を思い出し、読みたくなり再読。子供達ばかりを収容した学校のような孤児院のようなところが舞台で、子供の話ながら終始暗い雰囲気が漂う物語。あまり救いがないお話ではあるものの、海外翻訳作としてはかなり読みやすいです。外国物で陥りがちな名前こんがらがりも少なめ。これはいつの時代設定なのでしょうか。昔のような今のような、未来のような…。ネタバレなしで感想を書くのが難しい物語。
紙の本
新鮮な読書体験
2009/02/25 11:40
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「一冊の本がいったいどこまで遠くへ連れて行ってくれるのか
どこまで深い思いを抱かせてくれるのか、数が少なくても
くらっと来るくらいの強烈な読書体験をしていきたい。
できる限りそんな本に出会いたい」
と思っていたわたしの心を掴んだのが本書でした。
解説にもあるように、一切のネタバレが許されない綿密な構造のストーリーです。
ちょっとこれは読んだことないなぁって感じの本でした。
主人公キャシーの語り口は淡々としているのですが、
心理描写がとても細やかで濃密な世界です。
まるでそれは何年も寝かせたウィスキーのような
上等さを思わせます。
このキャシーというのはいったい誰なのか、
彼女が友人たちと過ごした若き日々にどんな意味があるのか。
謎めいた不穏な空気が物語の中に絶えず流れていて
読んでいくうちにだんだんパズルのピースがはまっていくのですが
とても意外な展開でおどろかされます。
キャシーが、なにげない人の行動からたくさんのことを感じていく
その繊細な緻密さはこわいくらいで、「空気を読みすぎ」です。
読み終えたときに深く残る余韻・・・・・・。
文章のうえでの謎はクリアに明かされますが
「これはどうなの?」って考えざるを得ないというか・・・・・・。
作者の意図はそこにはない(単純に面白いお話を作ろうとしているのだと思います)のに
扱う素材がシリアスなだけに確実になにかを投げかけてしまう。
不思議な味わいです。
紙の本
謎が少しずつ明かされる
2015/10/01 16:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公が介護人になったときの、「できることはすべてやったという思いがあれば、物事の判断にさほどバランスを欠くことはありません。」という言葉が印象的だった。主人公やトニーが真実を知りたがるのに共感を覚える。p.161「キャシーにはガッツがある。口に出したら必ずやりとおす」