紙の本
エミリー、ダメンズ彼氏を救う
2017/05/16 00:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺人容疑で逮捕された婚約者を助けるため主人公エミリーが独自の力で事件を調べていく。窮地を婚約者を助けるという使命を抱えながらもストーリーは割とおおらかな雰囲気です。パートナーの新聞記者はお調子者だし、メタ発言がたびたび出てきます。担当刑事も「逮捕したけどやっぱりこいつ犯人じゃない気がしますわ~」という感じでエミリーにも友好的です。それにしても犯行動機が意外過ぎた。そこが伏線かよ! クリスティのノンシリーズの中では面白い部類に入ります。
紙の本
ノンシリーズ作品
2017/03/19 13:42
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投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
1931年作品。
雪深い山荘地区の1軒を借りたやたらと社交的な母娘。お茶会の座興に行った降霊会で、山荘所有者の死が伝えられる。親友が駆けつけてみると…
今となってはシンプルなトリックだけど、主人公女性のキャラクターでストーリーをもっていきます。降霊会について、記者がアーサー・コナン・ドイルから意見を聞いてみようという小ネタには笑ってしまいました。
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思ったよりもよかった。
安心して読めるし、楽しい。
エミリーがもうちょっと狡猾だったら面白いんだけど、それは時代かな…
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NHKでやってたドラマと、全然ハナシが違うじゃないの! マープルじゃないのも(持ち帰るまで気付かなかった)驚いたけれど、ここまでハナシを変える必要があったのだろうか? それはそれとして、ミステリ小説の王道というカンジで面白かった。クリスティにハズレなし。(2008-08-15L)
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ドラマ化されたため読んでみました。1931年の作品。
雪に閉ざされたシタフォード村の山荘。
厳冬期にここを借りた母と娘は南アフリカ帰りという触れ込みだが、どこか不自然。
座興にテーブルターニングで降霊術を行っていた所、山荘の持ち主トリヴィリアン大佐の死が告げられる。
大佐の親友バーナビ少佐は気になって、ふもとの大佐の元へ。同じ頃に殺されていたことが判明。
大佐の甥に当たるジェイムズが逮捕され、ジェイムズの婚約者のエミリーが村に乗り込む。
マープルでもポワロでもなく、勝ち気なエミリーが活躍。
ストレートな本格推理物。
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うーん、これはクリスティにしてはイマイチ。
と、思ったのは、けっこう数を読んで飽きてきたせいかもしれません。まあ、あとヒロインが、いまひとつ好きでなかったからかも。基本的に、もてる人の心理ってわからないので。
すぐに、心変わりしそうな感じがするところが、何ともはや。
でも、終盤のみんなが主人公に「どっち?」て質問するところは、好きです。
まあ、ただしクリスティにしてはという但し書きがつくので、標準以上のできではあります。
しかし、あのトリックは……。気づけよ、警察。というか、わたしも気づかなかったんだけど……盲点なのか?
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ノン・シリーズ。
雪深いシタフォード村の山荘で行われた降霊会。そこで“降りてきた霊魂”が、山荘の持ち主ではるかふもとの村に住んでいるトリヴェリアン大佐の死を告げます。
そして、その同時刻に予言されたとおり、大佐が本当に殺害されていて・・。
ナラコット警部が捜査にあたり、殺された日に大佐の家を訪問していた大佐の甥・ジェイムズ(ジム)が容疑者として逮捕されてしまいます。
そこで立ち上がったのが、ジムの婚約者・エミリー。
クリスティーのノンシリーズによく登場する、魅力にあふれたアクティブ女子で、新聞記者のチャールズと共に(というか彼を丸め込んで)、真相解明に乗り出します。
シタフォードの村人達から情報を引き出す為、愛想を振りまくエミリーですが、利用価値がないワイアット大尉に対しては塩対応なのが笑えます。
山荘の借主のウィリット母娘も明らかに訳アリですし、他にも色々怪しい人達の人間模様も、謎解きと併せて楽しめます。
で、真相ですが、ラストで一気にというか、あっけなく明かされる感じです。ちょっと殺人の動機が弱いかな、とも思いましたが、積もり積もったものがあったのかもしれないですね。
そして、本書の最大の謎(?)が、美人で頭が良くて魅力的なエミリーが何で、だめんずのジムを選んだのか?だと思いますが、エミリー曰く“あたしが世話を焼かなければ・・”との事でして、まぁそんなものなのですかねー。
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シタフォードに山荘を所有するトレヴェリアン大佐。冬の間雪に閉ざされるシタフォードの山荘を借りているウィリット夫人とヴァイオレット。ヴァイオレットが行った降霊会でトレヴェリアン大佐が殺されたと霊に言われ慌ててトレヴェリアン大佐が冬の間に借りている家に向かった親友のバーナビー少佐。何者かに殺害されていたトレヴェリアン大佐。捜査に当たるナラコット警部。事件のあった夜に村の宿に泊まっていた大佐の甥ジム・ピアソン。ジムの逮捕を受けて捜査を開始するジムの恋人エミリー。バーナビー少佐に懸賞で当たった5000ポンドを渡しに来た新聞記者チャールズ・エンダビー。山の向こうの刑務所から脱走した囚人。住人たちの名前を借りて懸賞に応募していた大佐の秘密。
2009年12月16日購入
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降霊会でおきた、殺人事件。エミリーのキュートさだけで読めたかな?(笑)ミステリ部分はもう少し上手くなんとかしてくれよ!と思ったけれど楽しく読めた。
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吹雪の中、孤立した家に住む大佐が死に、数キロ離れた場所にいた人達の催した降霊会がそれを予言した。
トリックがいまいち。
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降霊会って、こっくりさんみたいなものなんだろうか。
イギリスでも同じようなものがあるのは初めて知りました。
表紙の雪景色がすごく綺麗で、冬に持って歩くのにはもってこい。
雪の足跡を、もう少しうまく使って欲しかったような気もする。
解説を書かれている「飛鳥部勝則」さんの本は一度も読んだことがないので、ぜひ一度読んでみようと思いました。
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エミリー・トレファシスがいろんな手を使って「お願い」をするのがズルくて、でも可愛いから許されちゃう(笑)
トリックとしては今でも通用するとは言えないけれど、それでも読めちゃうから、やっぱりアガサ・クリスティだなあ、と。
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霊が伝えた殺人事件!
降霊会でトリヴェリン大佐の殺害が予告される。そして大佐は本当にその時間に殺されていた。友人のバーナビー少佐、トリヴェリン大佐からシタフォード荘を借りたウィリット夫人とその娘ヴァイオレット、大佐の下男エヴァンズ、シタフォード荘の隣人たち、大佐の妹や甥姪。誰が大佐を殺したのか? 逮捕された大佐の甥ジェイムズの無実を信じて、婚約者エミリーは調査を始める。
エミリーの勢いに乗ってぐいぐいと読んでいけた。気の弱いところのあるジェイムズにはできないとの判断、特ダネを狙う新聞記者チャールズ・エンダビーをおだてて転がして協力者にさせる。シタフォード村の住民やジェイムズが泊まっていたスリー・クラウン館の人、また大佐の親戚やその使用人たちに対しては、健気に殊勝に同情を買って情報を引き出す。タペンスや『茶色の服の男』のアン、『七つの時計』のバンドルに通じる「おきゃんな娘」エミリーの冒険がこの作品の魅力。
エミリーの視点、バーナビー少佐の視点、そして捜査するナラコット警部の視点など、様々な視点から語られる事件の経過。犯人の視点ももちろん入っているのだが、謎が解けてから読み返すとそういうことだったのか唸ってしまう。
トミーとタペンスシリーズのタペンスを思い出したが、同時に、これはトミーを選ばないタペンスではないかと感じた。エミリーはチャールズの手を取らない。エミリーは、1人でやっていけるチャールズではなく、終始一貫してジェイムズのために動く。チャールズは利用しただけ。その迷いのない姿勢も気持ちがいい。
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冒頭の降霊会が興味あったが、その後は読者をだまくらかそうとするため、いらないエピソードが多すぎる感があります。
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降霊会で予言された人が殺される。という展開なんだが、犯人として疑われ逮捕される婚約者が、知り合った新聞記者と共に探偵を実施する。婚約者の探偵術がなんか人を騙す(ではないが)技術ですごい。しかし、最後は一気に解決に向かってしまう。そんな伏線あったっけ、と感じてしまう。が、まぁそういうものかとは感じられる。