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佐々木丸美コレクション16 崖の館
著者 佐々木丸美 (著)
百人浜の館で美しい従姉が死んだ。数年後、館を訪れたいとこたちが次々と惨劇に見舞われる。高校生の涼子は犯人への手がかりをつかむが、そこには悲しい真実が……。〈館〉三部作、第...
佐々木丸美コレクション16 崖の館
崖の館 (佐々木丸美コレクション)
商品説明
百人浜の館で美しい従姉が死んだ。数年後、館を訪れたいとこたちが次々と惨劇に見舞われる。高校生の涼子は犯人への手がかりをつかむが、そこには悲しい真実が……。
〈館〉三部作、第一弾。
著者紹介
佐々木丸美 (著)
- 略歴
- 1949~2005年。北海道出身。北海学園大学法学部中退。75年、「二千万円テレビ懸賞小説」に佳作入選した「雪の断章」でデビュー。ほかの著書に「崖の館」など。
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アンチミステリの大傑作
2020/12/19 12:39
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
本格ミステリ低迷期に発表された本格ミステリの大傑作ですが、初めて佐々木丸美さんの作品を読みました。評価の高いことは知っていましたが、読み終わって「これはすごい!」と思いました。登場人物が限定された雪の館ミステリの典型的なパターンの本格ミステリですが、従兄弟同士の人間関係をものすごく丁寧に書き上げています。不可能犯罪、論理的推理、いくつかの小トリックが組み合わされた紛れもない本格ミステリですが、それ以上に作者は哲学的に犯罪動機を語るのに力を入れていて、これは文学小説として書かれたアンチミステリであると感じました。ここまで深いミステリにはなかなか巡り合わないです。本当に大傑作だと思います。