紙の本
肝心な所の場面
2021/11/11 16:56
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
全54帖の中で
肝心な所の場面に集中しているせいか
古語と現代語訳を重なると
よく分かる格好になっている。
今までまんがのほうで慣れていたという事も
あって、改めて読むと情感は倍。
コラムの所が面白いので、評価も高いかな。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズ、日本の古典と中国の古典はほぼ揃えてます。部分抜粋ですが、読み下し文と訳文と解説と原文が並んでいて、入門編にはよいと思います。
ビギナーズ・クラシックスとしては破格の分厚さ。54帖それぞれのあらすじと抜粋した訳文と原文、解説も入れればこの位の厚さになってしまうか…。
紙の本
敷居が高い原文も抵抗なく入っていける
2016/02/24 22:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Shigenobu Fujioka - この投稿者のレビュー一覧を見る
初心者向けに源氏物語の全帖を紹介している。
最初に帖の概要を述べて、1つか2つほどの短い文章を、現代語訳、原文の順に掲載している。
敷居が高い原文も、これであれば、それほど抵抗なく入っていける。
それ以外にも、コラム欄や、源氏物語絵巻の白黒版なども収録されていて、文章も読みやすい。
紙の本
親しみやすい入門書
2016/01/20 12:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
親しみやすい入門書です。それぞれの巻ごとに「あらすじ」がついており、その中から1~2場面をピックアップして現代語訳(意訳)を付しています。訳者の簡単なコメントも。
コラムとして古典常識のようなものもついていて理解を深めてくれます。
古文をお勉強としてではなく、源氏物語を身近に感じたい人、楽しみたい人には適切な入門書だと思います。これをきっかけにしてさらに深く追究したい人のために、巻末には読書案内もついています。私自身も、ダイジェストとしてこの本を読んで、「源氏」の世界をもっと深く知りたいと思うようになりました。
投稿元:
レビューを見る
有名な段や面白い段が抜粋されている。「あさきゆめみし」から活字に興味を感じたならば、この辺りからが入りやすいかと…。注釈や資料も十分あるので、さらなる興味を広げやすい。
投稿元:
レビューを見る
学校のお勉強にも・・と思って買ったんですが、やっぱり光源氏はプレイボーイでした!あるいみすっきりするぐらい。
投稿元:
レビューを見る
教科書にも出てきていたし、日本人の常識として読んでおこうかな、と思い手に取りました。
読みやすいし、内容も単純で理解しやすいので古文としてはとてもとっつきやすいと思います。ただ、やはり何度読んでも源氏の君はいけ好かない。常識として読んでおいて損は無いかな、と思う。
投稿元:
レビューを見る
「須磨」がおもしろすぎて、続きを読む気になれません。
ビギナーズクラシックスは読みやすくて、いいです!!
投稿元:
レビューを見る
高校の副読本みたい。でも、実際、見取り図や家系図がたくさんあってこれがいちばんわかりやすかった。が、文章の部分はイマイチだったな。まぁ、そこが副読本みたいではあるのだけど。処女の継娘を身代わりにしてまで逃げた空蝉はそれで幸せだったのだろうか?いっそのこと、欲におぼれてしまったほうが、人生楽しかったかもしれないのに。(2008.7.28)
投稿元:
レビューを見る
源氏がかっこよかったり、ダサかったりしながら、生きる無常な世の中。
美しい人が好きなので、この物語の素敵な女性を読むのは勉強になったし、醜さも知った。
美しい人は光ってる。
投稿元:
レビューを見る
或る日なんとなく、「そういえば源氏物語の原文って読んだことないかも・・・」と思って購入。
話は一通り知っていたけど、久々によんでおもしろかった。
原文ではわからないところを訳等で確認できたのもよいかな。
でも結構解説のとこに私情がはさまってたかも。
まぁ、それがおもしろかったのだけど。
投稿元:
レビューを見る
・5/26 やっぱり日本人として一度は源氏物語の内容を知っておく必要があると思う.何しろ世界最古の長編恋愛小説なんだから.
・6/4 読了.この時代にほぼ現代文学にありがちな恋愛パターンが網羅されてることに驚いた.かつ、ここまで乱れてるとは思わなかった.
投稿元:
レビューを見る
角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスとして、つまり『源氏物語』の入門書として出版されているもの。54帖(54章)からなる『源氏物語』の各帖から重要な部分をピックアップして、原文に「通釈(意訳+説明)」なるものと寸評を付しているのだが、読んだ感想としては不満を感じる。
ビギナーズ・クラシックスとして出版されている日本古典は「編集:角川書店」と表記されている作品が多いのだが、それぞれの作品に専門家の先生が編者として携わっておられる。ちなみに、この本の編集は武田友宏先生。この先生は國學院大學文学部日本文学科の講師(非常勤)のようで、ビギナーズ・クラシックスでは『源氏物語』のほかに『方丈記』、『徒然草』、『大鏡』、『太平記』なども担当されているので、出版社からも相当の信頼を得ておられるのだろう。
しかし、この『源氏物語』は、読んでいてしっくりこないのだ。それを感じさせる原因は「通釈(意訳+説明)」の部分で、宣伝文句は「こなれた現代語訳」としているが「こなれた現代語訳」というより「超訳」で、原文が持つリズムとかニュアンスが損なわれているのが残念。ビギナーズ・クラシックスというコンセプトから考えても、こなれ過ぎた「超訳」はいただけない。
また、「わずらわしい文法などの障壁を取り払い、こなれた現代語訳に」するのは勝手だけれど、だからって古典文法における初歩的なミスを犯した訳では、学者さんが書いた本として論外だろう。武田先生が勤務される國學院大學には、『源氏物語』の研究者として有名な岡野弘彦先生がいらっしゃるだけに、その薫陶を受けずに書かれたのか、実に惜しい限りだと思う。
同文庫から出ている『源氏物語―付現代語訳(全10巻)』が秀逸であるだけに、それが反映されていないのでは入門書として惜しい話だ。現代語訳の部分を除けば『源氏物語』の理解に役立つところもあるのだが、文法的な間違いは入門書として致命的なミスだから、全体的には及第点とは言えない。個人的には、同文庫の『紫式部日記』を手掛けられた、山本淳子先生のビギナーズ・クラシックスが出されることを切望する。
出版社/著者からの内容紹介
源氏物語の全体が分かる楽しい1冊。わずらわしい文法などの障壁を取り払い、こなれた現代語訳によって、古文の力がなくても十分古典の面白さが分かる。原文も現代語訳も総ルビ付き。ビジュアル面も豊富。
内容(「BOOK」データベースより)
平安貴族の風俗と内面を描き、いつまでも新しい傑作「源氏物語」の全体がわかる楽しい一冊。わずらわしい文法などの障壁を取り払い、こなれた現代語訳によって、世界初の長編ロマンの面白さがしっかりわかる。現代語訳も原文も総ルビ付きで、朗読にも最適。
投稿元:
レビューを見る
大体のあらすじがおおざっぱに一冊にまとめられています。小難しい解説が一切ないのですらすら読めて、全体の話の流れを掴むにはいい本だと思います。ただ、細部まで読みたい人には物足りないと思います。
個人的には人妻のくせに源氏と結ばれちゃって、苦悩しっぱなしの藤壺が好きです。
小さいころからあんなに手をかけて育ててきた紫の上と、結婚生活が長引くほど冷めてくるカンジがほんとリアルだなって思います。
千年も前に成立したのにね。
女三の宮の登場で紫の上は苦悩するわ、柏木と女三の宮がくっついて子ども(薫)が出来ちゃったりして、結局は藤壺との恋の因果応報だわ、そのせいで薫は暗い子になっちゃうわで、この辺大好きです。笑
こんなに長い物語なのに、終わり方はあっけなかった印象があります。
投稿元:
レビューを見る
今回読んだのはビギナーズ・クラシックスの源氏物語。
源氏物語って教科書とかで見た事ある人もいるかと思うけど、話の流れを知ってる人ってあんまりいないんじゃないかなー。
ちなみに私はこれ読み終わったけど、イマイチ把握していません(笑)
だ、だって名前が多…!
源氏が死んだ後も一応話は続いているんですね。
それが「匂宮、薫」時代なのですが…。
こっちはどっちかって言うと純愛?かな。
1つ1つの恋愛が源氏と比べて重い感じ。
それに引き換え源氏はあっちこっち行くんですね。
でも別に悪気はないだよね、そこが問題なのだけれど。
紫の上は誰でも知ってる源氏の本妻。
すごーくよく出来た妻、に源氏に仕立て上げられてる。
この人はほんと報われなくて可哀想なんだけど…。
だって源氏がどっか余所で作ってきた子供の世話までさせられるんですヨー!
源氏としては「あなたになら任せられる」と思ってるんでしょうが、紫の上にとっちゃーたまったもんじゃないですね。
でも紫の上が死んだ時、源氏はすごく哀しむんです。
そしてついに出家してしまうのです。
それだけ大切ならどうして彼女が生きている時に彼女だけを愛してあげないんだろうと思ったけど…。
この本の訳はわかりやすい言葉だし、だらだら続いていないので読みやすいです。
だから「一回読んでみたいけど、小難しいのはちょっとな…」と思っている人にもオススメ。
角川書店から出ています。
小話というか…当時の風習とかもちょこっと書いてあるから平安時代のこともちょっと知れますよ。