- 販売開始日: 2012/02/13
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- ISBN:978-4-8291-1984-6
風の聖痕Ignition5 幸せなイチニチ
神凪綾乃に舞い込んだ今回の依頼は、遊園地のお化け屋敷の除霊。だが、常に強気の巫女姫にも、苦手なモノが一つだけあった。いかにも作り物のお化けを相手に、本気で怖がる綾乃。つい...
風の聖痕Ignition5 幸せなイチニチ
商品説明
神凪綾乃に舞い込んだ今回の依頼は、遊園地のお化け屋敷の除霊。だが、常に強気の巫女姫にも、苦手なモノが一つだけあった。いかにも作り物のお化けを相手に、本気で怖がる綾乃。ついにその精神は崩壊の時を迎え……!?
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内容の充実振りとまとまりの良さが秀逸な短編集
2009/02/13 23:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の容体の回復と執筆活動の復活が切に待たれる本シリーズである。短編集にしては多作な全7編。タイトル作【幸せなイチニチ】の、珍しく綾乃が報われるラストが良い。こんな場面を多くして欲しいと思っている。相手の心が読める【サトリ】の元ネタは、設定が逆だがコレか。ここで綾乃に対する和麻の本当の気持ちを読み取った一文があるが、この何気ない一文が入るか否かで雰囲気が大きく変わる。作者のセンスを感じた。【ふたりの和麻】と【ブラック&ホワイト】は続き物。綾乃が惑わされる展開を予想したが違っていた。「ツキ」というか「運」をモチーフにした【特別な男】は、特別ツイていると思い込んでいる、恐ろしくツキの無い男の話。寄りによって人質にした相手が悪過ぎる。最も番外編らしい物語が【ある愛のかたち、再び】。この2人のやりとりが大人にしては幼稚と断じる女子高生達に「あなたたち、まだまだアマちゃんね」という返り討ちの話でもある。【学園の風景】は学園内に蔓延する事件を追いかける話だが、すぐ犯人が判る割に内容が面白くて良かった。タイトルがなぜ『風景』なのか。それは犯人の本性と無縁ではなかろう。先生と父親とのダブル説教をくらう綾乃というオチ付き。まだ酷なことなのかもしれないが……新作が読みたい。
