- 販売開始日: 2012/03/01
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- ISBN:978-4-8291-6214-9
しずるさんと偏屈な死者たち The Eccentric Dead In White Sickroom
「ねえ、よーちゃん――この世界には不条理としか思えない謎がいくつもあるわけね?」しずるさんはそう言うけれど、私には彼女こそ、この世で一番謎めいてみえる――何年も病床にあり...
しずるさんと偏屈な死者たち The Eccentric Dead In White Sickroom
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商品説明
「ねえ、よーちゃん――この世界には不条理としか思えない謎がいくつもあるわけね?」しずるさんはそう言うけれど、私には彼女こそ、この世で一番謎めいてみえる――何年も病床にありながら、とても綺麗で、この世の誰よりも聡明で――どんな不可解なおぞましい殺人事件の数々も、彼女の前では只のごまかしになってしまう――妖怪化したり、宇宙人に狙われたり、幽霊犬に襲われたり、吊られたりする死体の謎を病室から外に出られない少女の推理が解き明かす、これは少し不気味で、かなり奇妙で、ちょっと切なげな、少女達の不思議な冒険をめぐるものがたりです――。
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かなり異色な感じ…。
2003/07/11 20:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:言ノ刃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上遠野氏が別な文庫のレーベルで新作発売です…上遠野氏のミステリーと言えば講談社ノベルスから出ている「事件シリーズ」が主ですが、今回はなんだか登場人物も話が展開される世界も全然「事件シリーズ」と違うので、ちょっと期待していました。
短編の形で書かれているので一つ一つの話が読みやすいと思います。しかも登場人物は主に「しずるさん」と「よーちゃん」の二人くらい。この二人の会話によって様々な奇怪な事件が紐解かれていきます。しずるさんのなんだかミステリアスで不思議な雰囲気に引き込まれつつ、よーちゃんの一挙一動がなんだかかわいいなーと思いました。事件の内容はどれもこれも捻くれた感じなのでしっかり内容を把握していかないと「…あれ?」ということになってしまうかも(自分がそうです…)。
あとこの作品を読んでいる上遠野氏のファンには思わず「あっ!」という場面が出てくるので注意してみるとおもしろいかも。(特にブギーポップファンの方、ご注意!!)…この作品もやはり上遠野氏の描く世界の一つに過ぎないのです…。
というわけで、今作は気軽に読めると思います。トリック自体はあんまり難しくないので柔軟な思考で望むとベスト…かも。これって続編でるのかなー。
ミステリ好きにこそ読んでもらいたい一冊。
2004/02/11 00:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クローカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一編読む度、ため息が出て次に移ることがなかなか出来ない。
そんな本当の意味での短編集の良さがここにあると思う。
トリックも良くできているし、なにより雰囲気が良い。
オチは『メルカトルと美袋のための殺人』に近い。
この本は、むしろ講談社ノベルス系の作品だと思う。
『猫丸先輩〜』に近い雰囲気もある。
非常に推理小説らしく、かつひねくれた作品。
王道が好きな人にはあまりオススメできません。
ミステリ好きで偏屈な貴方に是非。
よーちゃんは編集人?
2003/06/22 22:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:青木レフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
病室の少女が推理する連作。
面白いが、上遠野浩平にしては敵とか野望とか
出てこないので、これからの話に拡張性あるの
かな?と心配してみる。
とりあえず次も買いますが。
p.s.「よーちゃん」の名が隠されているが「小川
洋」ではあるまいな。