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蒼穹のカルマ3
わたし、鷹崎駆真。十七歳の高校生。花も恥じらう乙女なわたしだけど、今は食べかけのトーストをくわえて、通学路を全力疾走中。何とか遅刻せずに教室に辿り着いたけど。槇奈ちゃんは...
蒼穹のカルマ3
蒼穹のカルマ 3 (富士見ファンタジア文庫)
商品説明
わたし、鷹崎駆真。十七歳の高校生。花も恥じらう乙女なわたしだけど、今は食べかけのトーストをくわえて、通学路を全力疾走中。何とか遅刻せずに教室に辿り着いたけど。槇奈ちゃんはさっそくわたしにつっかかってくる。もうッ!イジワルなんだから。「あらあら駄目よケンカしちゃ。私たちクラスメートじゃない」柔らかい声でたしなめてくる草薙音音ちゃん。ううっ敵わないな…、さすが蒼穹園騎士団の元帥さん。逆らえないよ~。「…鷹崎、もうそれいいから」槇奈の声で我に返る―こんな不自然極まりない学校生活。誰もが予測不能なまさかの学園ラブコメ編いよいよスタートか。
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紙の本
思いもかけない核心が飛び出す学園編
2010/06/02 16:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻以上に遊び心満載な表紙&口絵である。この、学園モノの古典とさえ言えるシーンを臆面もなく使えるのは最初からパロディだから。今回は「学園エヴァ」ならぬ「学園カルマ」といったところか。駆真が高校に通わなくてはならなくなった理由は、何でもありな元帥閣下の鶴の一声という都合の良さかと思ったが、これが意外や意外の展開を見せて驚愕させられる。今回、実は草薙音音元帥の話なのである。しかし、久し振りにいっぱい食わされたな、という心地良い敗北感のある大どんでん返しがあったと最初に記しておこう。
ただの学園編としてユルく始まるかと思えば、騎士団方面からの暗躍の影をちらつかせて背景を整えつつ、学園内にも実にナイスな“やられ役”を配してコメディ要素を高めているのが実に巧い。これだけでも充分に面白くなりそうな予感と共に話が進むのだが、所々に散りばめられた小さな謎が疑問を抱かせ、本巻の「真の姿」を探そうとしてしまう。だがしかし、これが既に作者の術中にハマっていることを後に知らされるニクい展開なのである。詳細が見えてから始めの方を読み返すと、その主客逆転振りにしてやられた感を味わうこととなる。それにしても、これまで愛でられるだけだったキャラには何らかの役割があるのだろうとは思っていたが、予想以上の重責を背負わせるのねぇ~、と若干の不安も煽られてしまう。
さて、今回も実に笑わせてくれるサブキャラの面々にあって、アステナと槙奈のコンビが意外に面白かった。へぇ~、勉強すればそんな属性が付くんだぁ~、と驚く槙奈の“能力”もさることながら、前巻のウタに続いてアステナには柔軟なコメディエンヌの素養があるように思った。そして、ウタには何と「妹」の存在が……これが誰かは読んでのお楽しみ……きっと驚くよ。
紙の本
女子高生になった
2010/06/01 00:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
蒼穹園騎士団団長である少女、草薙音音の思いつきがきっかけで、女子高生になった鷹崎駆真をはじめとする、騎士団の精鋭たち。駆真は駆真で在紗の不審な行動の理由を探るのに好都合。
ところがこの状況を利用して、騎士団上層部には不穏な動きが生じていた。
いつものように見えて、少し物語の核心にも近づいていく。