- 販売開始日: 2012/02/13
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- ISBN:978-4-8291-3614-0
蒼穹のカルマ7
主人公の設定:<黒衣の聖騎士>ヴァリアルド・ヴァン・シュナーヴェル。武器は巨大な十字架型のロザリオ・セイバー。新進の鬼才・鳶一槙奈が贈る次世代エンターテイメント! あなた...
蒼穹のカルマ7
商品説明
主人公の設定:<黒衣の聖騎士>ヴァリアルド・ヴァン・シュナーヴェル。武器は巨大な十字架型のロザリオ・セイバー。新進の鬼才・鳶一槙奈が贈る次世代エンターテイメント! あなたは歴史の生き証人となる――。
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槙奈に対する作者のドSな愛情が確認できる一冊
2011/04/07 18:45
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずは、どうしても表紙カバーイラストに触れておかねばなるまい。一応、今回も一部でいいから駆真を表紙に据える(添える)これまでの最低条件はクリアしている……か?槙奈が手にする小説の表紙カバーは、厳密には駆真ではない。しかし実質的には駆真と言っていいだろう。駆真にして駆真に非ずな反則ギリギリ(実はギリギリアウトかも)のところで遊び心をこれでもか!と繰り出す絵師さんの心意気に敬意を表したい。そして槇奈。この、汗を垂らしながら困り顔なところ。本来なら着るハズのないピンクゴスロリ。これが本巻の肝を充分に表している。この絵師さんは作品の世界観を完璧に把握している。さらに言えば、槙奈のイジられ具合は、実はこんなもんじゃない第7巻である。
今回の話が作品の本筋においてどれだけ重要なのか、そもそも本編は進んでいるのか。こうした疑問も沸くことだろう。しかし、今となっては本編の進み具合など割とどーでもよくなっており、エンディングの辿り着く先を知るのは作者のみという状況を大いに楽しむのが読み手の最も適切な態度となっている(仮に違っていてもその方が楽しい)。その意味で本巻では、イジられるべきキャラは徹底的にイジっておこう、むしろイジり甲斐のある槙奈をどん底に叩き込むくらいイジっておこうという作者のドS的愛情を感じざるを得ない内容となっている。とにかくイタ過ぎる過去が判明し、かしましコメディエンヌとして確固たる地位を築いた槙奈の大いなる徒労が素敵過ぎる。今回に限っては駆真が完全に脇役(これはこれで「駆真め、ワザとだな」的な態度が透けて見える面白さあり)なため、駆真の窮地(?)を救うハメになった槙奈の華麗にイタ過ぎる活躍が面白くて仕方無いのである。
ここまできたらもぅバトル要らなくね?とも言いたくなるが、こちらはこちらで相応に面白味を持たせてあり、ほぼ総出演な脇役陣の可笑しさと併せて楽しめる。今回も小ネタや小物をさらっと出しておいて、それを伏線にしながら後できっちり回収する構成の妙はさすがである。颯爽(?)と登場するキャラもいて、これが次巻で重要な位置を占めそうなオマケ付きでもある。今回も実に面白可笑しく笑える一冊に仕上がっている。
絶望から来る殺意の至る先
2011/05/15 10:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
鷹崎駆真が死んだ並行世界から来た在紗(リサ)に命を狙われている駆真は、鳶一槙奈とアステナの盟術ミスで記憶を失い幼児化してしまう。
何とか記憶を戻さないと彼女を守れないため、地宮院天由良・霊由良の持つ神器ヴェクサシオン(=ピコピコハンマー)を使って戻そうとするのだが、それには最後に駆真の記憶に触れた槙奈が神器を使わないといけない。しかし、普通の人間には神器は使えない。
万策尽きたかと思われたが、ノリの良い神器ヴェクサシオンは、槙奈が自分を使う条件を出した。それは、彼女が中学時代に書いていた自作ファンタジーの設定資料集を10万人に読ませること。自分の黒歴史を公にするなどという考えられない恥辱に耐えられない槙奈だったが、上官命令により出版することになってしまう。
槙奈があまりの恥ずかしさに身もだえしている間、幼児化した駆真は思う存分に在紗に甘え、リサは蒼穹園にウロヴォロス級という巨大空獣を呼び寄せる。果たして槙奈の犠牲は報われるのか、それとも…。
中学時代の黒歴史を出版して、テレビCMなどで大々的に宣伝されたり、新設された小説賞の大賞をとったことにされたり、あげく内容をネットで酷評されたり、槙奈が徹底的に恥ずかし攻めをされてしまう。
一方、冬香から女王の権限を奪ったリサは、ディアボロ級の空獣たちを味方につけて、確実にカルマを殺そうとする。
その絶望から来る殺意の至る先に、彼女たちはどんな未来を見つけるのか?そして、天由良・霊由良はどこからどんな助っ人を連れてきたのか?また最後に、意外な人物の存在が明らかにされる。
