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赤と黒 ─まんがで読破─
著者 スタンダール , バラエティ・アートワークス
生まれや階級に左右されるこの世の中を僕が否定してやる！貴族階級が支配する19世紀フランス。愛を知らずに成長した、材木屋の息子ジュリアン・ソレル。かつての皇帝ナポレオンの立...
赤と黒 ─まんがで読破─
赤と黒 （まんがで読破）
商品説明
生まれや階級に左右されるこの世の中を僕が否定してやる！
貴族階級が支配する19世紀フランス。愛を知らずに成長した、材木屋の息子ジュリアン・ソレル。かつての皇帝ナポレオンの立身出世に憧れる彼は、持ち前の頭脳と美貌で貴婦人を誘惑し、成功への切符を手に入れるが……実在の殺人未遂事件を素材に、恋愛心理の分析と政治思想を盛りこんだ、フランス文学の代表作を漫画化！
スタンダール（1783～1842）
フランス出身。裕福な家庭に生まれる。ナポレオン軍のイタリア遠征に参加後、官僚として出世するが、王政復古とともに不遇の時代を迎える。1830年、当時の貴族階級の腐敗を痛烈に批判した代表作『赤と黒』を発表。近代文学の先駆者。その他の作品に『恋愛論』『パルムの僧院』等。
目次
- ヴェリエール
- レナール家
- レナール夫人
- ブザンソン神学校
- マチルド
- 真実の愛
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2021/08/29 02:55
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投稿者：なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
立身出世の物語と愛憎劇。スタンダールの世界的名作小説ですが、原作は読んでいなくてこの漫画で内容を知りました。とても構成のしっかりした漫画でした。
主人公のソレルは野望を抱いたために、結果的に不幸な運命へと導かれるわけですが、彼はよくある権謀術数により成り上がる悪どい策略家というわけでもなく、どちらかというと本人の責任というより周りに足を引っ張られた面が強く、とても可哀想でした。ソレルは野望を抱きながらも、真摯で正直に生きた印象があります。悪役側が小物臭が強すぎて、とても分かりやすい構図でした。とても面白いストーリーでした。
