読割 50
電子書籍
昴 5
著者 曽田 正人
双子の弟・和馬、恩師・日比野五十鈴、二人の死は奇跡への糧にすぎなかったのか!? ローザンヌ国際バレエコンクール。高熱に浮かされながら踊るすばるは、「人の死」をも「表現」へ...
昴 5
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昴 5 重力の魔女 (ビッグコミックス)
商品説明
双子の弟・和馬、恩師・日比野五十鈴、二人の死は奇跡への糧にすぎなかったのか!? ローザンヌ国際バレエコンクール。高熱に浮かされながら踊るすばるは、「人の死」をも「表現」へ昇華させてしまう…!! 自らを呪いながらも、世界を制圧すべくすばるはバレエの悪魔と契約する──!!
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紙の本
奇跡がおこる!
2002/05/20 17:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:peperon - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついにローザンヌ国際バレエコンクールが始まった。熱にうなされるすばるに誰もが彼女の敗北を悟った。しかし彼女の純粋な踊ることへの意思がそうはさせなかった。体重を消し、また体重を感じさせ、踊ることの歓びを圧倒的な力で見事表現したのだ。踊りへの一途な思いが伝わってきた。読んでいてこんなに緊張した漫画は初めてだった。またこんなにも作中に惹き込められるのもかつてない体験だった。それはすばるという強烈なキャラクターと作者の画力の賜物だと思う。是非読んでもらいたい作品だ。
紙の本
第一部
2001/05/31 18:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
最愛の人の死に加え、高熱で意識が朦朧(もうろう)とする中すばるは“人生で最高のコンディション”と言い放った。いよいよフィナーレを迎えるローザンヌ国際バレエコンクールですばるは全ての人を魅了します。
悲しみと共に成長するすばるを見るのは辛いです。しかしながら、それを乗り越える彼女には勇気と感動を与えられました。感動の第一部完です。
電子書籍
ローザンヌ編、フィナーレへ
2017/11/16 23:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
例えばピアノで云えばショパンコンクールとこのローザンヌというのは似たものが多い。
年齢層もそれまでのキャリアもだいたい似通っているし、何といっても開催地の熱気がよく似ている。
「応援しているから本選頑張れよ!」なんて声をかけられるケースも実際にあるという。
昴はバレエには鬼気せまる貪欲さを見せるが、バレエと関係ない人に
はえらく内向的な反応を見せる子なので、空港でのシーンは彼女の意識に訴えかけるものがあったのではと思った。
紙の本
第一部完。次は……
2002/07/23 18:29
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
スバルの師、キャバレーのおばちゃんが亡くなったことで、夜の街をさまよいあるき、倒れてしまったスバル。40度の熱をおして、ローザンヌの決戦に挑む。
ときに、無重力を思わせるように踊り、ときに重量感たっぷりに重さを魅せる踊りをして、会場を魅了する。
スバルのバレエのすばらしさが、とうとう世間の知るところとなります。
だれもが目を奪われるその踊り。
まんがではありますが、そのすばらしさが伝わってくるようなバレエシーンです。
もうずいぶんと前のことになりますが、私は今では有名な熊川哲也さんが、ちょうどローザンヌに出ているのを、たまたまテレビで見ました。バレエにはまるで無知な私でしたが、熊川さんの踊りになぜだか目を離せずにいたのを今でも覚えています。
スバルのバレエも、そんな、観客をとらえて離さないものだったんだろうと思うと、現実の世界でそのバレエシーンを見たい思いにかられます。
この巻で、一部が終わりなのだそうです。
母親との仲は修復されずに、離れていってしまうのですね。
その負の心も、スバルのバレエの原動力なのであれば、彼女のバレエ人生を考えればそのままのほうが良いということなのでしょうが。
だれも知らない外国に旅立って、スバルの人生はこれからどのようなものになっていくのでしょうか。
まだまだ目が離せません。
電子書籍
ローザンヌ国際バレエコンクール
2017/04/20 12:44
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ローザンヌのコンクール当日、高熱を押して踊る昴。「テレプシコーラ」とかぶりますね。
高熱で重力を感じないとか、少年漫画っぽい理屈だ。
紙の本
6月1日今日のおすすめ
2001/06/19 12:19
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
変身する作家は、面白い。
『シャカリキ!』(「週刊少年チャンピオン」連載)では丸みを帯びた、昔の小林よしのりを思わせる描線で自転車の走りを描き込んでいて(だから、走りに「鋭さ」というより温かみが感じられた)、少年マンガらしい伸びやかさがあった
消防士を主人公とする次の長編『め組の大吾』はかっちりとした線で、やや青年誌向きかと思える、生死をも扱う大きなドラマを展開。小学館漫画賞を受賞した。
たぶん、この2作を並べても同じ作者だと分かるだろう。が、『昂−スバル−』は違う。断層がある。第一に、描線が細く荒々しい。主人公・すばるの手足がやけに長い。『大吾』の端正さは何処?と連載開始時は誰もが驚いたろうが、回を追うに従ってさらに絵のアラさは増し、頭部とのバランスも失し始めた。普通なら、これ、けなし言葉である。が、この作品にとってはそうではない。すばるが自身の才能に目覚めて踊りつづけ、周囲の者たちがバタバタと倒れていくシーンなど、震えがくるほどの“異様な”迫力である(「異様な」は褒め言葉)。西部劇かと思うほどバタバタ人が倒れる点で『アストロ球団』から続くスポ根のお約束を受け継いでいて、そんな比較も一興だが、ここは「ラフな線」とバレエのスピード感の一致がもたらすシーンの見事さと、マンガ的興奮を楽しんでほしいと思う。
で、この見事さ、最新の5巻まで(もちろん連載でも)きちんと継続して、いや、さらにマンガ家は変化し続けて新しい絵や構図を模索しているのだ。
きちんと興奮できる作品。バレエマンガの雄として、絶対のオススメをします。
【2001・06・01 マンガサイト編集者・斎藤宣彦 記す】