紙の本
敵討ち法の存在するパラレル日本
2005/05/01 21:33
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投稿者:高見もや - この投稿者のレビュー一覧を見る
「敵討ち法」が制定され、合法的に敵討ちが許された世界。敵討ちは正式に国家試験に合格した敵討ち執行代理人に依頼する形で行われる。敵討ち執行代理人試験に合格し執行代理人となった主人公は、敵討ちを執行していく。
こういった設定のある本作ですが、帯にあるとおり、作中の空気管は絶妙だ。
登場人物も設定も世界観もほとんどすべてが狂っている。
にもかかわらず、現代日本とどこか通じているものがある空虚な世界。
心のゆがみを持つ叶ヒロシを主人公にすえ、同じ暗さを抱える登場人物ともども、暗い暴力と人間性をあらわにしていく。
ざらついた暴力をスタイリッシュに表現していくこの感じ。
なかなかない気がする
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投稿者:メロリーナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昼でも夜のような暗さで独特の世界観にハマりました。
「敵討ち代理執行人」の才能、擬態。これまた、特殊すぎる。
でも「敵討ち」は時間制限有りの鬼ごっこ、「擬態」は最強かも。
電子書籍
フリージア1
2016/07/11 09:42
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
必殺仕●人
シティーハン●ー
そんなかっこよさは微塵もありませんが、あなたの恨み代わりにはらします。の公的バージョンマンガですね。
空想?妄想?回想?
そんなシーンが突然入って来ますが、混乱はしませんが謎のシーンです。
続きは…絵があまり好きなタイプではないので微妙です。
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けだるさと暴力性が合わさって、なんとも言えない黒い空気が漂ってます。ハマる人はどっぷりハマる作品。登場する女性が美人ですw。
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キリスト教圏との戦争さなかの近未来の日本を舞台に、敵討ちの代行をする事務所に就職した叶ヒロシを主人公とした物語。全体を通してなまぬるくてドロドロした空気が立ち込める異色のアクション漫画。
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独特の乾いた雰囲気がいい。人間の卑屈で陰鬱な部分がありありと描かれています。キャラクターが一人ひとり存在感があって、面白い。ヒロシの奇異な行動に愕然とします。ケイコがひたすら可哀想。
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最初は話の期待感でワクワク読めたけど、途中からダラけてしまった。
主人公の特殊能力とかそれに至るまでの過程とか心理描写とかすごく面白いんですが、あれだけ長い戦闘シーンに勢いがないとなんとなくダラけてしまう…
まあこれは私個人の問題なんですが。
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「敵討ち法」が二年前に施行された世界観
主人公は見えない誰かと話してて
タンタンと生活を続ける
狂っていることはどういうことか
そんな事を考えさせられる
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「敵討法」が施工されている戦時下の近未来の日本で、敵討執行代理人にスカウトされた男の話。
設定だけ見ると社会派系に見えるが、ジャンルはアクション。作品の雰囲気は弐瓶勉に似ているか。
妄想上の「友達」がいる主人公、訳の分からない理由で同僚を射殺しようとしている溝口、不気味な女ヒグチ……。
ほぼ全員が狂っているが、絶妙なバランスでアクションエンターテイメントとして成り立っている。
狂気の描写も秀逸。荒い線で描かれる乾いた世界観も好きだが、かなり人を選ぶ作品だと思う。(主人公が電波だし)
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好きな人にはいいかもね。けして気持ちの良い漫画じゃないので、作品を評価するにしても、続きを読まなきゃわかんないにゃ。
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性(生)とバイオレンス。
敵討制度がある世界。
敵討代行業者があって、主人公がそこに入る所から始まる。
面白いといえば面白いんだけど、
登場人物がみんないっちゃってて、
「普通の人」というのがまず出てこない。
一見、こいつ一般的かなと思わせる正義漢も
いるんだけど、なんていうのか、振れ幅が激しいので、
やはり彼も普通の人という感じはうけないので
読者としては感情移入がしずらい。
置いていかれる。
リアリティが強いのかと思いきや
突拍子のなさもあり、感情移入できないことも
手伝っていまいち話自体に入り込むことが
できなかった。
でも作者の描きたいものはすごく伝わってくるので、
それはそれでいいのかなーとおもいました。
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松本次郎さんの作品は、かなりクセがあるのですが、そのなかでは、比較的ストーリーがあって読みやすいほうだと思います。
主人公がいっちゃってる感じですが、微妙に現実世界にもいそうなキャラクターでもあり、どこかで共感できたりもします。
絵もストーリーも一級品です(誰にでも勧められる作品ではありませんが)。
映画にもなったみたいですが、がっかりするのが怖くて見てません。。。
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暗い方へ暗い方へと、追いつめられて行く感じがすごく怖くて息苦しいんだけど、続きが気になってついつい読んでしまう‥。
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主人公がド電波で周りのキャラクターも程よく狂ってます
最初から何言ってんの?状態の電波だし全体的に暗いし、不気味だし・・・
2~3回読み直して理解できる部分が有る漫画です
とにかく、最後の締めくくり方が凄く好きでした
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1〜12巻読了。
すごかった…
敵討法が制定された戦時の近未来社会。敵討ちを代行する職業の主人公たち。
ディストピアな世界観に主人公の認知不協和な精神のゆらぎ、生きづらさがより不安感を醸している。
後半怒涛の展開はすごかった…バイオレンスでインモラルだけど、それだけじゃない。