電子書籍
怨霊になった天皇
著者 竹田恒泰 (著)
天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!125代に亘る世界最古の王室・天皇家。御簾(みす)の奥で平穏に続いてきたかに思える皇室だが、実は権力闘争や謀略など、壮絶なドラマが絶えな...
怨霊になった天皇
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
怨霊になった天皇 (小学館文庫)
商品説明
天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!
125代に亘る世界最古の王室・天皇家。御簾(みす)の奥で平穏に続いてきたかに思える皇室だが、実は権力闘争や謀略など、壮絶なドラマが絶えなかった。暗殺、呪殺、憤死などで「怨霊」になったと信じられた天皇が何人もいる。歴代天皇はこれら「怨霊になった天皇」が日本国に祟らぬよう祀り、荒魂を鎮めて「神」にし、その絶大な霊力を現世に活かそうと考えてきた。ここには、天皇は民の安寧を祈り、民は皇室の弥栄を願うという他国には見られない王室と国民の近しい関係、つまり日本の国柄が見てとれる。
明治天皇の玄孫である著者が、崇徳天皇を中心に独特の視点から「天皇家の怨霊史」をひもとく。
あなたはご存じだろうか、崇徳天皇の800年式祭に昭和天皇が勅使を送られていたことを。そう、これは現在にまで続く天皇と怨霊の裏の歴史である。
発刊時、話題を呼んだ同書、待望の文庫版を電子化!
天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
怨霊の歴史
2012/12/04 20:40
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書を読んで、こんなにも大勢の人物が怨霊となり、神社に祀られていることに驚きました。中でも最強怨霊は、大河ドラマ「平清盛」にも登場した「崇徳天皇」。あのサッカーで有名な京都の「白峯神宮」に祀られているとは知りませんでした。
「怨霊の歴史」は、まさに「裏の日本史」であり、日本人の精神や日本文化を理解するためには必要不可欠だと思いました。本書は、その怨霊の歴史がコンパクトにまとめられており、新しい視点で歴史を見ることができます。
しかし、とても理解できない内容もありました。最近皇室に女子が生まれ続けているのは「南朝の呪いとは無関係ではない」とか、「北朝と南朝のわだかまりが完全に解消した時、日本は国際社会で本当に力を発揮することができる」といったことが、第6章の最後に書かれています。このようなことを竹田氏は本気で信じているのでしょうか?新興宗教でしょうか?とにかく気持ち悪いと思いました。さらに終章には、最近の話として、「祇園女将に崇徳天皇が降りてきた」という与太話が取り上げられています。怪談話としては面白いのですが、この祇園女将の売名行為としか思えず、眉唾ものです。
これらが本書の信頼性を貶めていることに、竹田氏は気づかないのでしょうか。
第6章までは「3」評価。終章は読む価値がありません。トータルでは「2」評価としました。