- 販売開始日: 2012/06/01
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-113427-7
あとのない仮名
著者 山本周五郎 (著)
江戸で五指に入る植木職でありながら、妻とのささいな感情の行き違いがもとで、職を捨て、妻子も捨てて遊蕩にふける男の寒々とした内面を虚無的な筆致で描いて、周五郎文学に特異な位...
あとのない仮名
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
江戸で五指に入る植木職でありながら、妻とのささいな感情の行き違いがもとで、職を捨て、妻子も捨てて遊蕩にふける男の寒々とした内面を虚無的な筆致で描いて、周五郎文学に特異な位置を占める最晩年の傑作「あとのない仮名」、夫婦の変らぬ愛情を、枯死するまで色を変えない竹柏に託した武家ものの好編「竹柏記」ほか、「主計は忙しい」「桑の木物語」「しづやしづ」など、全八編を収める。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
やっぱりいいなぁ
2016/05/18 21:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
晩年(といってもそれほどの年齢ではなかった)の山本氏の短編の収録された短・中編集。
義経の女、「少女之友」にこんなしっかりした短編を……
「労働文化」という雑誌に「竹拍記」など、初出誌を見るのも楽しいです。
氏の十八番的な「桑の木物語」も楽しい。