鬼神曲 考古探偵一法師全の不在
著者 化野 燐
遺跡発掘アルバイトの古屋は、古代史の学芸員・呉から強引に誘われて出雲市に近いD町を訪れた。ここには“鬼の墓”と呼ばれる古墳がある。地元大学の古代史同好会メンバー5人と古屋...
鬼神曲 考古探偵一法師全の不在
商品説明
遺跡発掘アルバイトの古屋は、古代史の学芸員・呉から強引に誘われて出雲市に近いD町を訪れた。ここには“鬼の墓”と呼ばれる古墳がある。地元大学の古代史同好会メンバー5人と古屋たちの周りに見え隠れする黒ずくめの眼帯の男。古墳の石室から“鬼の頭蓋骨”が消失したのをきっかけに、不吉な事件の連鎖が起こる。しかし、そんな時に頼りの考古探偵・一法師はここにいない……。大好評、考古学ライトミステリ第2弾!
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非常にライトな考古学ミステリシリーズ第二弾。とてつもなくライトではあるのだけれど…好き。
2011/07/27 11:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『葬神記』に続く、超ライトな考古学ミステリシリーズ第2弾。
軽いのでさくさく読めるため、すぐに読んでみた。文章は相変わらず癖がある(=お上手ではない)ものの、前作よりは随分読みやすくなっている気がする。が、もしかしたら、慣れたっていうのもあるかもしれない。
考古学ミステリといっても本書は、本当に軽い。文章も軽いし、考古学でふれる内容も、登場人物たちの駆け引きも軽い。だからさくさく読める――読みやすい――とも言えるわけだけれど。
本書のテイストを超簡単に説明すると、QEDシリーズと那智先生シリーズを足して2で割って、10で割った(薄めた)ような感じかなぁ。なんせ――何度も言っているが――、軽いのだ。
文体だけならば北森氏も高田氏も「お上手」とまではいかない。だけど、本書の著者はそのまた下である。
と、悪口ばかり言っているけれど、わたしはこのシリーズが嫌いではない。さらりと読めるし、気になる考古学がちょこっとだけ登場するし、主人公のぷらぷらした青年が成長している過程を見るのも面白い。
細かいこと云々よりも、全体の雰囲気として楽しんでいるのだろうな、わたし。
