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電子書籍
涼宮ハルヒの驚愕(後)
著者 谷川 流
団長閣下による難関極まりないSOS団入団試験を突破する一年生がいるとは思わなかったが、俺に押しつけられた「雑用係」という不本意な肩書きを譲渡できる人員を得た幸運を噛みしめ...
涼宮ハルヒの驚愕(後)
涼宮ハルヒの驚愕 後 (角川文庫 角川スニーカー文庫)
商品説明
団長閣下による難関極まりないSOS団入団試験を突破する一年生がいるとは思わなかったが、俺に押しつけられた「雑用係」という不本意な肩書きを譲渡できる人員を得た幸運を噛みしめるのに、何のはばかりもないはずだ。なのに、ハルヒ同席のあのぎこちない再会以来、佐々木たちが顔を見せていないことが妙に引っかかるのはどうしてかね。類い稀なる経験に裏打ちされた我が第六感は、何を伝えたいんだ? 圧巻のシリーズ第11巻!
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紙の本
あなたはどこに驚愕する?
2011/10/01 22:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが驚愕なので、驚いて愕然とするポイントがいくつか仕込まれているはず。その状態になるのはキョンかもしれないし、他のキャラかもしれないし、読者かもしれない。
なにはともあれ、「涼宮ハルヒの分裂」「涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(前)」からどうぞ。
αとβで別個に流れていた物語の随所に共通点が見え始める。脈絡もなく起きるイベントは、それぞれの流れの接点なのだ。この事実の意味するところは何か?この事態を演出しているのは一体誰なのか?そして、ふたつの流れが結びつくポイントで起きる出来事とは?
初回限定版特製小冊子には、キョンと佐々木の中学時代のエピソードを描いた短編「Rainy Day」や、各種イラスト、製作秘話などが収録されている。
本編とも通じるところだが、時間の流れのあるポイントで別の選択をしていたとすれば、いまのキョンの環境は、始まる前に終わっていたのかもしれないな。
なお、初回限定版は表紙にISBNやバーコード、価格が表示されていないので、BOOK-OFFでは売れないかもしれない。売らないけどね。
紙の本
このエピソードが終わったことにまずは「やれやれ」
2011/06/08 16:39
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしかした作者自身が一番そう思っているかもしれないが、まずは“分裂”していた話が収束されたことに「やれやれ」と安堵したい。『驚愕』したかと言えば、そうでもあり(クライマックスにカタルシスはあった)、実はそうでもなかった(読み手の期待が過剰だったか?)ようにも思える部分は正直あるのだが、それは、小説の構成としての複雑さの割に展開自体は思いの外シンプルだったことや、あれだけ悶々と一人語りを続けていたキョンが主体的に動いているように見え、実際に重要な役割を担っていながら最終的な“後始末”は他のメンバーにお株を奪われていたようにも見えたからかもしれない。終わってみれば「あぁ、なるほどね」とか「そういうことね」といった感慨も得られるものの、登場人物も多かったせいか消化不良も否めない展開だったと思う。
ただ、作中における一年間の行動の数々を回顧しつつ、ハルヒを中心とするSOS団メンバーの大切さ、誰一人として欠けてはならないとする心情を描きながら、キョンのSOS団や団員に対する考え方が結成当初とは大きく異なるものへと変化していることが示されていた。要するに、未来人や宇宙人や超能力者であろうとも共に過ごしてきた仲間に変わりはなく、この一年間で醸成された確たる関係を失うことへの憤慨であり、その危険に対する決然とした心意気がクローズUPされていた形である。そして、その心意気を知っているからこそキョンを前面に出しつつ各メンバーが陰で動いていたようにも見えるし、同様にみんなを大事に思っているからこそのハルヒの“なんでもあり”な超設定にもなっていたと考えることもできよう。敢えて(?)何も知らされておらず、何もしていないようにも見える朝比奈さん(小)にも過去から現在に至る未来人本来の役割の正当性を与えて補完しているようでもある。
結局のところ、これだけの人物が関わりながら、とある誰かの壮大な我が儘とその対抗策だったのかい?という今回の騒動によって、出てくるだけの意義はあるものの実は大して活躍の場を見出せない人物もいるのだが、これを含めて他にも小さな布石のような伏線めいた小ネタも幾つか見られるので、次には通常の体裁による小説として改めて面白可笑しな不思議世界を綴る準備はなされていると思う。何年先になるかは作者のみぞ知るところだが、これでシリーズ完結では作中に残したモノが多過ぎるので、願わくば今後も作品を重ねてほしいとは思う。珍しく未来を見せた面白さがあったし、そこで瞬間的に見られた、「もしかしてハルヒ、デレてない?」という場面は僥倖だった。
紙の本
分裂の終着点
2020/12/13 19:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと結末を迎えた感じ?
分裂から始まり無駄に長いラストだった。
(9章あたりから物語が動いて面白くなる)
前編なくてもよかったんじゃない?
という気もします。
分裂と後編だけでも成り立ちそう。
作者の理屈っぽさ(物理論?)が増して
ちょっとめんどくさい。
さすがにハルヒの成せる技!
勘というか。
無意識、最高!なラストはすっきりしますが
渡橋…結局何者だったの?
実体あったのよね?不気味。
紙の本
驚愕
2015/08/28 09:51
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
けっこう驚愕します。この巻発売されてから続編が発売されてないので事実上の最終巻という感じです。内容は最終回っぽくないんですが。