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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まあ時代を感じるのが落語といえばそうなんだが。
「談志が死んだ」から入ったので、著者の書き方には少し慣れた。
楽屋オチが多いのは当然なんだが、今や大師匠となったあの人とかあの人の思いがけない若いときの姿が見えるのが楽しい。
期待はずれだった
2017/04/17 20:44
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投稿者:Ladybird - この投稿者のレビュー一覧を見る
声に出して笑える、というタイトルに惹かれて購入しましたが、ほとんど笑えませんでした。アナウンサーの言い間違い、高校生とのエピソードは無理しちゃってるかんじ、上から目線に感じられる「俺は落語家」、噺家は偉いんだという文章がなんだか鼻に付きました。
失礼なタクシー運転手をやり込めたエピソードも、笑えるというよりあざとく嫌らしい人間性を見た気がしました。こんな話を自慢げに書くなんて、人格を疑います。
評価が高いので、まとめて続刊も購入しようと思っていましたが、一冊で十分でした。
紙の本だったら、古本屋さんに売れたのに、電子版は外れても削除しかできないのが残念なところです。
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イイマツガイとか駄洒落とか、小ネタを集めたエッセイ。
いや、しかし、年代が違うせいかオヤジギャグと言うか、つまらん。
自分が咄家でセンスあると思っているらしい。
向学心があることは認めるが…。
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電車や何かの待ち時間に、ちょっとずつ読めるお気軽な本。
落語家さんの粋な言葉遣いや、日常に人間の面白さを探す愉快な目線に
おもわずクスリ、ニヤリとさせられてしまうので
電車の中で読む時はお気をつけて!
思わぬところでツボにはまっちゃうので、気が抜けない一冊でした。
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ほとんどが落語のことだから
分からないことも多いけれど
電車の中での会話やら
アナウンサーの言葉やら
面白くて笑ってしまいます。
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東京にいる時と、金沢に戻ってからとの大きな違いの一つは、「落語」である。
東京にいる時は、若い奴でも落語が好きだという奴がいた。ところが、金沢で、落語が好きという奴に出会ったことはない。一つには、分母が違いすぎる。つまり、人口が違いすぎる。もう一つは、簡単だ。都会と田舎の違い。金沢で落語を聞くという環境の場所は全くと言ってもいいくらいない。これは落語だけじゃないか・・。
と、そんなことはどうでもいいが、落語家の書いた本というものは、意外とおもしろい。口述筆記、といえば聞こえがいいが、ゴーストライターが書いたものであってもそうだ。一体、ゴーストライターにしても、ホントにその落語家が書いたと思わせなければいけないから、世間の人が、落語家に持つイメージを意識して書く。
結果、軽快で洒脱で歯切れがいいものが出来上がる。しかも、言葉のセンスが抜群。
立川流、つまり立川談志の最初に真打になった弟子、立川談四楼。実は、この作品。単行本のときは、大した売れなかったという。ところが文庫本になったらなぜかベストセラーになる。ということで、今では、続編まで出ている。
プロのアナウンサーの言い間違えなんかを取り上げながら、日本語のおもしろさ奥深さを教えてくれている。・・・、ばっかでもないか。
悲惨な事件を深刻な表情で伝える女性キャスター。
「ご遺族は今、悲しみのズンドコに沈んでいます。謹んでお悔やみ申し上げます」
あるラジオのアナウンサー。
「海のモズクと消えました」
まぁ、そんな話ばかりではない。ちょっとした言い間違いから、間違いが自然と市民権を得てきている例なんかを、それこそ、落語の口調でぽんぽん出てくる。ちょっとした日本語教本。
私が、何度か読んでも、その都度、噴き出してしまう話。ガッツ石松の言葉。
「ガッツさん、ガッツさんの座右の銘は?」
「イッテンゴ」
『しばらくわからなかったが、どうもガッツさん、「座右の銘」と「左右の目」を聞き違えたらしい。で、1.5なのである』
・・・・・・。
『Jリーグが発足した時のガッツさんの感想がスゴい。「ボクシングもプロ化しなきゃな」と言ったのである。いやホントですって、私はこの耳で確かにそう聞いたんですから。』
・・・・・・。
あるクイズ番組。
「鎌倉幕府は何年にできた?」
「4192年」
スタジオ騒然。ガッツ石松、いささかも悪びれずに言った。
「だってヨイクニツクロウ鎌倉幕府だろ。だから4192年じゃねえか」
・・・・・・。
「太陽はどっちから昇る?」
「右」
・・・・・・。
「ワインの主な原料は何?」
「フランス」
・・・・・・。
他にも沢山のエピソード。いや、ガッツだけじゃなくて。
最後に、落語家らしい小話。
『小学校の理科にこんな問題がでたそうだ。
「氷がと���ると〇になる。〇をうめなさい」と。
水になるが正解らしいのだが、〇に春という文字を入れた子がいた。より正解である。何という想像力が豊かな子であることか。』
でも、その子は、×を付けられたという。
と、この「声に出して笑える日本語」のことを書きたかったわけではない。この本は、大分前に読んだ。ある本を読んで思い出したから、また、本棚から引っ張り出してきただけだ。それでも、ガッツ石松の箇所でまた笑ってしまったが。
で、そのある本とは、立川談春の「赤めだか」
これは、今度書く。
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「声に出して笑える日本語」3
著者 立川談四楼
出版 光文社
p57より引用
“要するに鑿は飲みというしゃれでね、
だから飲み助のことを左利きとか左党と言うんだよ”
落語家である著者による、
日本語に関する面白いエピソードを集めた一冊。
同業者の名言からアルバイトの何気ない一言まで、
あらゆる場所でいろんな人の言葉の間違い等が拾われています。
上記の引用は、
酒飲みが左利きと呼ばれる所以についての一文。
大工さんの道具からきていて、
右手で金槌左手でノミを持つからだそうですが、
左利きなら左手に持つのは金槌なのでは?
言葉遊びにいちいち細かい事を言っていると、
無粋だと怒られそうですが。
落語家らしく、
伝統的な日本語の使い方に関して、
なかなかに辛辣な意見も書かれています。
しかし、
全体として気楽な雰囲気で楽しい一冊です。
ーーーーー
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すごい面白いと言われて読んだので正直がっかり。
なんだかちょっといや味な本だなーと思いつつも、最後まで読ませるあたりはさすが落語家さん。
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正直、落語の知識がないので面白いと思える領域に達する事ができませんでした。でもアナウンサーの言い間違いとかはくすりと笑ってしまいました。落語に興味を持った。
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どのエピソードも面白い。じゃんじゃん面白ネタが出て来るから、面白さのインフレが起こって、冷静になるんだけど、さらに面白いが出て来て爆笑させられます。
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談志の弟子による、ちょっと笑えてためになる言葉のこぼれ話
落語家である著者が、日常、気になった言葉遣いに関するエッセイ。
1話1話は数ページなので、合間時間に気楽に読める。気軽に豆知識が身について、仕舞には落語が聞きたくなる、という1冊。
『日本語通り』(毎日新聞、2002年刊)を再構成・加筆したもの。
喋りを稼業としている著者は、いつでもアンテナがびんびん。
テレビのアナウンサーや番組解説者の言い間違いも、飲み屋でのおやじギャグも、電車に乗る女子高校生の会話も、もちろん同僚落語家のおもしろエピソードも聞き逃しません。
もともとの発刊が少し前なので、時事ネタなどは若干古いが、まぁ許容範囲かなと思う。
言葉のうんちく話も楽しく読める。
酒飲みを左党というのは知ってはいたが、謂われまでは知らなかった。勉強になりました。
「風が吹けば桶屋が儲かる」も、いざ、全部言ってみ、と言われたら、きっといえないなぁ・・・。
今は亡き名人達の逸話も楽しい。
桂文楽が噺に入る前の振りは、非常に短いが、無駄なくきちんと話の導入の役割を果たしていたのだそうだ。
モチがなぜ黴びるか議論している弟子に言った彦六の一言には、はははと笑って納得した。
私は昔、十代目金原亭馬生が好きだったのだが、色紙がそりゃ見事だったのだとか。見てみたいなぁ・・・。
最終章、落語のフレーズの紹介もいい。
「おまえはオデキを針でつっつくようなことを言うね」とか「ヤロー、大川にゃ蓋がねえぞ」ってのもすごいが、何よりこれ、「耳が遠くて目は近い 頭悪くて胃が丈夫」。著者曰く、完全無欠の年寄り像。むぅ。この域に達するのは逆になかなか大変そうだが、少しでも近づけるように日夜精進、といこうか。
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読んでいくうちに面白さは徐々に減る。
でも最初は凄く面白いですよ。
この貪欲さ。
いいですね。
でもちょっと焦点がぼやけ始めるときついのも確かなんですよね。
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そもそも日本語に対する見方が違う。母国語はこんなに奥が深かった。こういう文化こそ、いつまでも受け継がれていってほしいと思う。
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ちょっと時間が空いた時にペラペラっと読むのに最適!歯磨きしながら、とか、はばかりで、とか、どこから読んでもいいし。
まあ、この手の書物も数多くありますが、落語家さんだけに洒落がきいてて粋だって感じがしました。印象に残るものも多いのですが、いっぱい並べられると印象が薄れるかな?だから、やはり、チリポリと思いついた時の、ちょっとした時間に読むのがいいんじゃないんですかい?