紙の本
交渉人シリーズその5
2012/08/27 15:22
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投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ最終巻です。
最後まで芽吹は体を張って仕事してます。今回もまた痛々しい・・・
心も体も痛いっていうのは、なんともつらいですね。
兵頭も芽吹同様、今回は痛い思いをしましたねぇ。
あぁ、初登場の桃子ちゃん、インパクト大でした。
結婚式に始まり結婚式に終わる、という心憎い演出もまた素敵です。
第三者の目線で二人を語るってうまいっ!としかいいようがありません。
とっても幸せそうな芽吹と兵頭、最後にふさわしいラストでした。
カラーの口絵にはなんだかじわり、とくるものがありました。
この交渉人シリーズはイラストを描かれた奈良さんの変遷をみることができますね。
最初の頃の妖艶なタッチから最後はポップでカラーはとってもカラフルに。
きっと奈良さんにも何かいろいろあったのだろうなぁと。
まぁ、余計なお世話かな。
あとがきで榎田さんは「とりあえずひと区切り」と言われているのでまたどこかで芽吹と兵頭に会えるかなぁ。
と、思っています。
とても心に残るシリーズ作品でした。楽しかった!
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大団円
2021/01/08 12:29
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで散々なことをされて来た鵜沢(息子)を救う依頼を引き受けてしまう芽吹
キヨにドМと言われるがその通りだと思う
交渉屋の芽吹の仕事とヤクザである兵頭の仕事、どちらも自分の仕事にプライドを持ってやっているから時に対立も仕方ないと考えている所が凄いと思う
相手を本当の意味で受け入れた男たちの恋愛は、時に激しく時に激甘だった
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まりお
2020/06/06 17:40
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回兵頭が危険な目に遭って、芽吹がすごい兵頭を好きなんだなーと実感する会でしたね。
いやーなんか巻進めるごとに仲深まっていって嬉しいです
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ネタバレです。
2015/10/05 13:25
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
写真が、印象的でしたね。
周防の組長の、”おっかない黒いもんよりも兵頭を優先してくれてよかった”というセリフも、良かったです。
芽吹が、座木に、”俺の指でも、腕でも、何本でも持っていってくれ。”と言ったところや、ラストのキスシーンでの、”まるで春に緑が芽吹くような・・・”など、心に残るシーンも多かったです。
ただ、シリーズを通して、どうしも芽吹の一人称の”俺”ってのは、なじめませんでした。芽吹は、”僕”の方が似合うような・・・
紙の本
交渉人最終巻!
2016/08/31 23:46
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
兵頭や七五三野やネゴオフィスのメンバーはもちろん、桃子さんとか情報屋とか極道幹部に至るまでをも虜にし、タイトル通り全方位愛されまくりの芽吹でした。
一段落の巻にふさわしくとてもエンターテイメントな読み応えで、まるで映画を見終えたような読後感です。
教会に始まり教会に終わる演出がすてき。
何よりお互いかけがえのない存在になった兵頭×芽吹に感無量でした。
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冒頭のドタバタしたシーンは、最後の心を揺さぶるシーンにつながっているのだと気づかされ、ため息。さすがの幕切れでした。
相変わらず依頼者が誰であれ、頼まれれば己を信じ行動してしまう芽吹です。そのために今回も抜き差しならぬ事態に追い込まれ、ドキドキしてしまうのですが、これまでの芽吹を見守ってきた読者ならば、絶対にうまく解決するに違いないと信じさせられます。
暴力が大嫌いなのに、なぜか芽吹の周囲には893がひしめいていて笑えるのですが、彼らに堂々と弁舌のみで立ち向かう時、ものすごく男気を感じさせます。
今回の見せ場も、座木に対する舌鋒です。今まで以上に激しさと本気を感じさせる鮮やかな弁論が、ずっしり心に響きました。
タイトル通り、芽吹は大勢の人たちに愛されているなぁと、つくづく感じさせられました。芽吹ネゴオフィスの面々や七五三野にはもちろんのこと、周防組長にもです。思えば始めの始めに、組長は芽吹を見込んでましたね…懐かしい。
座木の姪である桃子にも好かれてました。彼女は爽快感たっぷり。大活躍で印象的な役回りしてます。
で、言うまでもなく兵頭の芽吹への愛は揺るぎないものでした。芽吹がどんな窮地に陥っても、彼を信じ続け守ってくれる存在です。突拍子もない893相手の交渉ごとにも首を突っ込んでしまう人のいい芽吹を、最終的に人間として信じきってくれる相手です。
そしてまた芽吹も相手を人として信じている。そういう関係が6巻を経て徐々に確固たるものになっているのが、読者にもよーくわかって嬉しい限りです。
Hシーンも初回と比べてだんだん濃厚になってるし。芽吹の気持ちとして、兵頭とのHがどう変化しているのか…Hばかりじゃなく関わりや愛情までもがベッドシーンですごく伝わってきました。ラブラブ度MAXでいいです。ニヤつくとこもあってサービス精神満点。
またいつか、この二人と会える日を切望してます。
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二人が選んだ関係。この先もラブラブハッピーだけではないだろうけれど、二人の未来が明るい気がするんだ。
読んでて幸せだったありがとう。
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あーよかった!幸せいっぱいに終わって!
いやー芽吹のいい人っぷりには本当に本気で何回か腹立ったね!どうでもいいじゃん他人のことじゃん兵頭といちゃこらして兵頭頼ればいいじゃん!と思うんだけどこれが芽吹なのね。
相変わらずボロボロな芽吹だったけど、座木に腕差し出すとこではオオオ…ときた。強いな。強いな芽吹。
そんで兵頭が目を覚ますところはテンプレすぎて笑った。でも幸せならそれでいい。
同居生活のところも好きだなあ。人間臭くて。あと鏡羞恥プレイな。
死ぬまで一緒にいるんだろうなこのふたり。いいね。お幸せにね。
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トラック野郎の上をいく桃子がいい感じで、幸せになってほしいです。
主役のお二人はいつもお幸せそうですが、、、
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一段落という区切りに相応しい物語に大満足!シリーズを通し芽吹の中で変化したもの、変わらないもの。
その中で兵藤がなにものにも変えがたいほど大切な存在となったことがすごく嬉しい。芽吹と兵藤の愛の形が大好きだ!
二人が織り成す終章がとても心に響きタイトルの意味を噛みしめた。写真のエピには思わず涙。
これから先も迷ったり転んだりするのだろうけど、ちゃんと起き上がり前を向いて進んでいくんだろう。
そんな二人にいつかまた会いたい!チーム芽吹にももちろん!
そして奈良さんのイラスト、本当に素敵!
読了してから口絵を見ると感動再び。
扉絵のクイックル兵藤にも萌えるw
表紙に七五三野と舎弟ズ、裏表紙にキヨと智紀とさゆりさんは見つけられたw
那義は絵柄が変わっても奈良絵に心酔しているのでイラストもバッチリ堪能♪
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かなり時間をかけて読んだ気が。
…時間が取れないというか、毎日暑さで参っていたので(^_^;)
内容は、まぁ面白かった。
前作の方が多分展開がスリル満点で好きかも。
で、読みやすいです。
テンポがいい。よすぎて、今回はサラサラな感じがしたのが
若干展開に物足りなさを感じてしまう部分だったのかも。
あるいは前回の環が濃すぎてドロドロしすぎたか。
それにしても
芽吹さんがだんだんとだらしない人になっていく気がする…(^_^;)
気のせいだろうか。
最初の巻と次の巻でかなり違和感を覚えた記憶があるのだけれど
それ以降はあまりそういう部分は感じなくなった。
けど、ますますだらしない男になってる気がする。
それもありかもしれないけれど、なんか『困ったダンナさん』状態はちょっとなぁ~(笑)
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一気読み。
芽吹が相変わらずぐるぐる考えてますが、前向きでよろしい傾向。写真が手に入ってよかったね、章。
このシリーズはこれで一段落だそうですが、早く再開する気になって下さいませ、榎田先生。
七五三野でスピンオフとかも是非。
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交渉人は愛される。なんて最後にふさわしいタイトルだろう。
いや、最後だなんて思わないよ。なんだかいつでも芽吹と兵頭に会える気がするのだ。それだけ私にとっては大切な作品であり、ずっと側にいて歩んできた作品だった。
前作で落ちるとこまで落ちた芽吹。今回もボロボロだったけどやっぱり彼はのりこえて強くなった。その強さは彼自身からくるものだけじゃなくて、芽吹とその周りにいる人達ひとりひとりの絆の強さでもある。あの性格だからこれから先もまた厄介ごとをひきうけて迷ったりもくじけたりすると思うけど、芽吹はもうひとりじゃないから大丈夫。ポテチ零したらクイックルワイパーで掃除してくれる愛しの若頭さんもいるしね(笑)
ピンナップは全部読み終わったあと見るとさらにグッとくるかもしれない。
最後に、信者としては愛と信頼はワンセットな坂東兄弟が登場して榎田さんの遊び心にキュン。
夏祭り、やっぱり甘栗をみると芽吹を思い出す。交渉人さん、素敵な物語をありがとう。
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前半はコメディタッチで榎田さん独特の文章立てで笑いまくりました! でも中盤あたりか事件が勃発し出してそのまま怒涛のラストへと話しが進んで行きました。 泣いてしまいましたね。涙あり笑いありと、いろんな事件を織り交ぜながらいつも榎田さんの作品を読んで思うのが本当に文章立てと言葉が素敵ですよね。メリハリや展開の運びがすごく上手いですよね。 今回は二人の絆も確認できたし、芽吹の両親のお話にも触れてすごく素敵なシリーズでした。 最後に芽吹はドMだということもはっきりしまいたし♪
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"とりあえず"シリーズ一段落の本作。
結婚式での花婿奪略。鵜沢繁久からの依頼。それが繋がり、またもやカタギのはずの芽吹が、ヤクザのいざこざに巻き込まれていく。
毎回芽吹の交渉にはわくわくしたり、びりびりさせられるけれど、今回ほど感情と理性のギリギリのバランスで、狂気さえ感じさせる口上は、目が離せなかった。
愛がなんなのかなんてわからない。
芽吹と兵頭がこれまでを通してみつけたのなら、それでいい