紙の本
他人との距離に名前をつける
2015/09/18 12:51
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
山星高校文研部の初期の頃のエピソードや、部活を離れた部員たちのプライベートをウオッチする企画、後輩たちが先輩を見習う話など、短編4本を収録している。
「ファーストエンカウンター」
山星高校文研部発足時のこぼれ話。顧問となる後藤龍善のいい加減さで、必要部員不足の部活に入部した八重樫太一、稲葉姫子、永瀬伊織、桐山唯、青木義文は、文化研究部なる目的のない部活に押し込められた。
それぞれにやりたいことがあって別々の部活に入ろうとしたのだが、それがかなわず、既存の部活ではない、目的のない部活を続ける意味はあるのか?それぞれがぼんやりとした疑問を抱えていたある日、二日後までに活動目的を決めなければ、文研部は廃部という通達を受けてしまう。…いい加減だ。
友人に誘われ、既存の部活に入るのも良いかもと思い始めたとき、5人の心にそれぞれ去来する思いとは…?
「ふたりぼっちの友情」
とにかく文研部は続くことになり、他の部員も悪いやつではないことは分かってきた。しかしその中で一人、稲葉姫子は、クラスメイトでもある永瀬伊織の性格がつかめない。華やかなグループではっちゃけているかと思えば、自分といるときは一言も話さなかったりする。
そんなある日、稲葉姫子は永瀬伊織がストーカーらしき影におびえている姿を目撃する。行くべきか引くべきか。他人との距離を測る稲葉姫子が下す決断とは?
「デート×デート×デート」
栗原雪菜は思った。こいつらは放っておくとダメだ。野球部の石川とつきあい始めた中山真理子。青木義文とつき合うことになった桐山唯。それから約一ヶ月。どっちもまだデートすらしていないとは!
恋愛話に燃える栗原雪菜は、八重樫太一と稲葉姫子のカップルも含めた、トリプルデートを企画する。永瀬伊織と共に監視する、三組のデートの行方とは?
「この我が道を行く疾走」
リア充になりたい。円城寺紫乃のつぶやきを聞いた藤島麻衣子は、近くにいた宇和千尋も巻き込み、リア充とは何かを追求することにする。
リア充の典型例とは文研部の部員たちだ。そんな結論に達した彼女たちは、文研部の何がリア充かを考察し、検証するために実践することにする。その行動力が巻き起こす騒動とは…?
そして次巻への導入が語られる。
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ココロコ短編集第2弾。
今回も短編集と言いながら、クライマックスへの
重要な鍵もところどころにあるので、読み逃せない1冊でした。
今回は何といっても「ふたりぼっちの友情」が良かった。
いわゆる「女子の友達」の関係に疑問を持っていた自分には
この2人の性質は感情移入できすぎて泣けました。
私は伊織たんのように合わせられないタイプであり、
かつ稲葉んのようにぶれない自分があるタイプでもなかったの
ですが、かつどっちもの側面はあるタイプだった感じです。
こんな存在を見つけられていたら違っていたのかな、
と思ったら蓋を開けるときっと女学生の大半は
同じ気持ちを持っていたのではとも思えてきました。
あとは「この我が道を行く疾走」も良かった。
完全にペンタゴンの外のお話で和みました(笑)。
あの藤島さんより最強な円城寺さん凄すぎ!
今月末ラストエピソード上巻も出ますね。
気になります。
特に今のところ特に相方のいない伊織たんの行方が!
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2冊目の短編集。
最初の「ファーストエンカウンター」は文研部創設時のエピソード。既に青木は唯が好きだったんだな・・・
5人の初々しい感じを出しつつ、ちゃんとキャラ描写もしっかりしていて改めて5人の個性というものを認識。
「ふたりぼっちの友情」は稲葉と伊織の友情秘話。( ;∀;) イイハナシダナー
そして「この我が道を行く疾走」。なんと藤島様視点の話。遂に藤島様の時代が来てしまったか・・・
藤島様と1年の2人がメインで文研部2年の5人のリア充っぷりを分析するという計画を立てる。最後は次のラストエピソードへの伏線とみられるので、良い感じに「気になる」状態で次の巻を待てる。
他リア充によるリア充のためのリア充物語を含む4つの短編入り。
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地の文が誰の一人称なのかそれとも三人称なのかちょっとよく分からなくよ読み難かったのがちょっとマイナスかな。
短編集として、それぞれの内容はなかなかに秀逸でした。
私が求めてたお話が全て詰まってました。
これで心置きなくラストエピソードに臨めます。
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短編集。藤島様メイン話がきましたわー!それだけで個人的には満足ですよ、ええ。本編と違って思いのほか落ち着いてる気はしたけど、紫乃さんがいい感じに暴走分を補完。この二人でコンビ組むとすごい化学反応を起こすんじゃ…。デート話では新恋愛マスターが出てきそうだったけどまぁ神なら大丈夫でしょう。最初の二つは結構過去寄りの話のためにデレばん分が少な目で、やや新鮮に感じられた自分がいます(笑)
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2012 7/6読了。WonderGooで購入。
文研部創設当時のエピソード、稲葉と永瀬の友情誕生秘話などの「~ランダム」以前の話×2と、長編シリーズ前巻以後の2話、計4話を含んだ短篇集。
最後の話はなんだか色々不穏な気配も感じさせる。
「~ランダム」が起こらないので気楽に読める感じ。
トリプルデートエピソードが非現実的でおもしろいというか、現実にこんな茶番()につきあう奴がいるか!!
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ココロコネクト短編集第二弾。とにかく活き活きと登場人物が動いていて楽しいです。「デート×デート×デート」、太一・稲葉カップルの会話が安定して和みます。唯も負けずに頑張れ! 「この我が道を行く疾走」、藤島さん視点の物語が読める日が来ようとは。もっともちょっとパワーは抑え気味ですが、その分は柴乃の暴走で補ってます。最終巻での本調子での藤島さんを期待しています。余談ですが「ふたりぼっちの友情」、あと描きのコメントを見て読み返すと確かにちょっと萌えました(笑)。
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短編集。
この作品、本編は文研部に〈ふうせんかずら〉が絡むことで物語が動くわけですが、別に〈ふうせんかずら〉がいなくても、少年少女が5人+α集まれば、そこに物語は生まれるわけですよね。
超常の存在なし、普通の日常を描いた作品はたくさんありますけど、ココロコネクトもどちらかというとそっちに分類される作品であるなあ。というのを、短編集だと実感します。
にしても、ほんと恋愛大好きだなお前ら。
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短編集。
様々な種類の話があると言えば聞こえはいいものの、話しごとの好き嫌いがかなりわかれそう。
個人的には伊織といなばんの過去話しはよかった。
リアルタイムの話とすると盛り上がりや展開が弱いかなーって感じだけど、過去を振り返るという構成にすることでそんなに気にならなかった。
青春話という視点からは、文句なし。ココロコに求めているのはこれです。
反対に、デートの話やリア研の話はいまいち。
まぁここら辺は好みでしょう。
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相変わらず、キャラのやりとりは面白い。
だけども、相変わらず文章構成やら、人称が滅茶苦茶。伊織の視点かと思えば、三人称視点になったり、突然違うキャラの視点になったり。
場面とか章が変わるタイミングで切り替わるとかじゃなく、唐突に。変わる。
文章力の無い人は、コロコロ視点変えずに常に三者視点で書けばいいのに。
とは言え、この作品のストーリー上視点変更は仕方のないことではあるけども。
内容はと言えば、クリップタイムの時もそうだったけど、異常事象が起こって、それによる心理描写とかが面白い作品なのに、日常の話になると余計に、文章の粗が目立つ。
これだけ言うのに、なぜか買っちゃうのだから、何か不思議な魅力が、あるんだろうなぁ
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稲葉と伊織の話に期待して読み進めた。しかしシリーズにおけるこの一冊自体の位置づけがよくわからず、”取ってつけた感”を感じる一冊だった。
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アニメでスイッチが入ってしまってここまで一気に読んだ。稲葉んの当初のキャラからの代わりっぷりには驚かされる。リア研の話面白かったので、紫乃がメインを張る話をもっと読みたくなった。
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ココロコネクト短編集第二弾。文化研究部設立の話、稲葉と伊織の友情秘話、稲葉&太一、青木&唯、中山&石川のトリプルデート、藤島さんの話、で構成されている。友情秘話はもどかしくいじましい。後半二つはニヤニヤせざるをえない。不穏な動きが出てきたが、最終章はどうなるのか、目が離せない。
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一時休憩の短編集。これで既刊読了。でもamazon在庫切れでちょっとビックリでしたよ。それと、すぐ次のアスランダムが出るみたいですが・・・。
今回は(も?)まあ、いいお話。異常の起こらない日常のお話。微笑ましいというかな。でも、人との距離感はほんとに難しいね。デートの話はニヤニヤでしたけど(笑)
でも、短編集で本編の前フリはちょっとズルい気もします。不穏な幕開けですね。
そういや、アニメ終わって残念と思っていたら、もうちょっと続くみたい?確かにアニメのラストにミチランダムって出てたけど。でもミチランダムまででは、動くデレばんは見られないのかー、やっぱり残念。
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短編集
前回の短編集と同じく“ふうせんかずら”による異常現象は起きない。
文研部の日常が描かれている。
時間軸もバラバラ
これはこれで面白い。
最初に伊織と稲葉んの友情秘話が良い。
最後は次巻に繋がってるのかな。