ドイツ参謀本部
著者 渡部昇一 (著)
ドイツ参謀本部は、原因・結果の連鎖が明快で、後世の教訓になりやすい。近代的大組織の原型であり、今日の「頭脳(シンク・)集団(タンク)」の先駆的形態をなし、「リーダー」と「...
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商品説明
ドイツ参謀本部は、原因・結果の連鎖が明快で、後世の教訓になりやすい。近代的大組織の原型であり、今日の「頭脳(シンク・)集団(タンク)」の先駆的形態をなし、「リーダー」と「スタッフ」のバランスにこそ、組織が輝く秘訣があることを教えてくれる。重宝な歴史の鑑であるのだ。リーダー不在のいまこそ、日本は史上最強の「組織集団」に学ぶべきだ!
著者紹介
渡部昇一 (著)
- 略歴
- 1930年山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。同大学名誉教授。英文学者。文明批評家。エッセイストクラブ賞、正論大賞受賞。著書に「文科の時代」など。
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ドイツ人の戦犯裁判では「職業軍人は対象ではなかった」?
2017/04/19 22:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、中公新書で読んだ本で、著者の世界観には大いに異論はあるが思い出はある本だ。著者が故人になったので買い求めた。
三十年戦争から大モルトケの時代までは、それなりに書かれていはいる。しかし大モルトケ以降が1章分しかないので、それ以降の歴史が本当に簡単過ぎる。これでシュリーフェンから第二次世界大戦まで書くのは、まず無理だ。最後の参謀総長はグデーリアンではなくクレープス将軍。もっとも、まえがきで「戦争裁判で裁かれたドイツ人はユダヤ人迫害に関係があったナチス関係者だけであり、職業軍人は対象ではなかったという」と書いているところを見ると、少なくとも著者は第二次世界大戦中のドイツの「職業軍人」について、ろくに知らないで、この本を書いたのは分かる。ニュルンベルク裁判の被告人になったカイテル元帥やヨードル将軍、レーダー、デーニッツ両元帥をはじめとして、継続裁判などで裁かれた軍人は「職業軍人」ではなかったのか?この本にはエーリヒ・フォン・マンシュタインの名前が出て来るが、彼が戦犯裁判で有罪になったのを知らなかったのか?
「固有名詞の発音については、日本語での慣れに従っているところが多く、統一しない」というが、ザクセンとサクソンを併記するのは読者に不親切だ。