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投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろかったです。映画も見ましたが、小説の方が私は好き!浜路のたくましさがかっこいいです。妹思いのお兄ちゃんがうらやましいです。
紙の本
なんとなく買ってみた
2015/09/12 21:36
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投稿者:miina - この投稿者のレビュー一覧を見る
砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない、だったかな?これを読んで桜庭一樹に興味を持ったのと、八犬伝がすきで購入。
ふつうにおもしろかったけど、ものすごく、というほどでもないのと砂糖菓子ほど意外性もなかった
紙の本
すっきりと腑に落ちない
2015/04/29 04:51
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
この物語を表すのにふさわしい図形とは何ぞやと問われれば楕円。
伏姫と八房を中心にめくるめく過去は申し分なく、浜路と道節、浜路と信乃の兄弟男女の対峙もあり、そして奥行き。
輪郭が定まったところで内部。
人と人、伏と伏、人と伏。
次から次へとぐいぐい盛り込まれた描写が落ち着く間を与えない。
しかしこれで良かったのか。
読み終えてもすっきりと腑に落ちない所からすると、桜庭さんには上下冊で緩急込みで書いて欲しかった。
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時は江戸時代、山で猟師をしていた浜路は身寄りを亡くし、都に住む異母兄・道節を頼りに山をおりてきた。その頃江戸では伏と呼ばれる犬人間なるものが世間を騒がせており、狩れば懸賞金が出るという。
兄と共に伏狩りをすることとなった浜路は、伏にまつわる不思議な因果に巻き込まれていく。
もちろん本書はタイトルの通り、かの曲亭馬琴による南総里見八犬伝を下地としているが、まったくの別物として楽しめるつくりとなっていて、しかも捕物としてのハラハラ感や伏や浜路にまつわる人情モノとしての部分があって、終始楽しめた。
元となっている南総里見八犬伝もいつか読みたいな。江戸時代にこんなにファンタジックでここまで語り継がれる物語を思いつくなんて、曲亭馬琴は恐ろしい。
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2013.2.1 fin.
きっかけ: ハードの装丁に一目ぼれして、気付けば文庫になってた。
完全に装丁ぼれだったので、作者が桜庭さんと知って、以前、作品を読んでた自分としては現代小説作家だと思っていたのでちょっと驚いた。
言い回しが時々、現代っぽくてそれを狙っているのかもしれないが、個人的には、おやっと思ってしまい立ち止まることしばしば。ちょっと江戸時代という世界観にはのめり込めなかったかな。江戸時代に似た別の世界のような感覚で読んだ。でもそれもまたいい演出だったかも。
一言で私が感じたことを言うとしたら 『世の中の裏と表の必然性・運命を書いたお話』 裏(影)の者、表(光)の者として産まれたものには抗いようのない性というか運命があるのだ というのが、どこか物悲しいような、でも 割り切って書かれているようなところが面白かった。
猟師の浜路と伏の面々との対比もそうだが。
片や、世間にの人々に読まれ、親しまれていると滝沢馬琴作の物語『里見八犬伝』とその物語に隠された真実の話『贋作・里見八犬伝』によって生み出された世間に排除されようとされている伏。。。 皮肉というかなんというか。
案の定、ホンモノの『南総里見八犬伝』が気になったぞ。
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話題になっていた作家さんだし、映画化された作品でもあったので、試しに手に取ってみたが、最後まで感情移入できなかった。
『南総里見八犬伝』をモチーフにし切れているかどうかという問題以前に、「贋作」のストーリーが主展開に生かし切れてない。これなら「贋作」の部分だけをもっと深めて1冊にした方がまだまし。主人公の猟師少女のキャラ設定も破綻している。
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アニメーションで映画化されるとのことで
それなら面白いのかなぁと
あと、文庫の帯にいっぱい広告されてたのでトライしてみました!
文章がわかりやすくって
情景をイメージしやすかったです。マンガみたみたい。
動きにスピードがあるので読むスピードも上がりましたw
伏の秘密が
贋作として
語られていたり、
信乃の語りがあったり
楽しかった。もう少し、信乃自身の話だったり、浜路の話だったり
濃いめでもよかったかなぁと
でも
腹八分目が一番なのなら・・・・と思ってみたり。
面白かったです!
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里見八犬伝の世界観をもとにした歴史ファンタジー小説
原作の八犬伝とはあんまり関係ないです^^
・・あ 原作のほうがおもしろいよ!
すでにマンガ化・映画化とされているらしく・・
桜庭作品凄い人気だなーと^^
少し違った毛色の内容で 伏というキャラ設定はオリジナル感もあり
なかなか面白いかと思います
個人的には浜路の兄妹のコンビがよかったです^^
終盤に従って失速感がある感じで
読み終わってみると案外平凡な感じの小説だったかも?
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2012.10.07 読了。
先に映画の広告を見たせいで完全に登場人物のビジュアルは(冥土以外)映画仕様になってました。でもそれがまた合ってた。
とにかく動き回ってる浜路が好ましい。ここまですっと好きになれるヒロインってなかなかいないんじゃないか。
それと作中作がなんといっても面白い。これだけでも読み応え十分。もっと伏のそれからについて、知りたい。
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1402 映像で見る様に想像し易く読み易かった。登場人物それぞれも個性派揃いで印象的でした。私の男と続きで読んだので作風のギャップを楽しめました。
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人と犬との間の異形の者、伏――江戸では今、伏による残虐な事件が多発していた。兄の道節を頼って江戸へやってきた猟師・浜路は懸賞金の為「伏」狩りを始めるが、ある一匹の伏・信乃と戯作者・滝沢冥土と出会い、安房に伝わる里見家の伏姫のこと、そして伏達の因果の果てを知り――狩る者・浜路と、狩られる者・“伏”の信乃。相剋しながらも、惹かれあう。時代ものエンターテイメントにして新しい南総里見八犬伝!
八犬伝読了祭りの余波はまだまだ続いている感じ、というわけで映画公開も間近でずっと読みたかった「伏」をようやっと読了いたしました~! いやあ面白かった!久しぶりの☆5!終わるのが勿体なくてちょっとずつ読んでました。それと、いま八犬伝が熱いってのもあるけど、要所要所で創作脳が刺激されました。非常に巧みに八犬伝をアレンジしたり、見せ場で使ってきたりしてるので、八犬伝好きな方は絶対に読んでほしいですわコレ。特に江戸城天守閣を芳流閣に見立てたクライマックスはぞくぞくしました。
特に冥土による劇中劇の贋作・里見八犬伝はすごくよかった。こんな伏姫解釈(?)を読みたかったんです私。この辺りを読んでいたことで私も新しい話を書いてみようと思ったのだっ
信乃は八犬伝で言うとこの毛野ちゃんに近い感じなんですけどくそ~いい男色男なんだろうな~て思わせるような書きぶりで、浜路は「絶対自分がしとめる」って言ってるけど、これが恋ってわかってないんだろうな~くそう可愛いバンバン 永遠に終わらない猟師と伏との追いかけっこ、浜路はこのあと信乃を狩ることは出来たのかな……はわわん
映画の方も楽しみですが八犬伝要素が少なくなってたら寂しいな…豪華スタッフ&キャストだからすごい楽しみなんですけど……金沢で上映が無いので富山まで遠征するくらいですこれはガチで。前売りも買おうっ! あと漫画の方も買おうと思います~
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好きな世界観。桜庭一樹の本は暗いのばかりしか読んだことなかったから新鮮。冥土に何か謎があるかと思ったけどあまり掘り下げられなかった。終わり方が違うかんじがよかったかな。
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久々桜庭さん!面白かった!アニメも見たい!
お得意のどろどろじゃなかったのでとても良かった!
それはそれでいいのだけれど。笑
浜路が荒野みたいに明るくてまっすぐで素敵です。かわいい。
道節もなんだかんだ良いお兄ちゃん。
私は信乃がとても好きだったから、狩られなくてよかったなあ、と。
あ、冥土もすきだよ。笑
全体を通して歴史ごちゃまぜファンタジーなんだけど、
とりわけ贋作・里見八犬伝は桜庭さんだからこそ書ける綺麗で悲しいお話でした。
伏姫も鈍色も玉梓も大輔もとても美しく、儚かった。
いいなあ。情景が勝手に目に浮かぶこの流れるような文章。流石。
桜庭さんの書く、女のぎらぎらした狂気であるが故の不気味な美しさ、大好物です。
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桜庭一樹の八犬伝。ということで手に取ってみた。
桜庭一樹はそんなに好きってわけじゃないのについ読んじゃう。
八犬伝も古典パロディも好き。
で、読みはじめたけど、うーん…あー…
いまいち乗れず、返却期限が来てしまったのでちょこっと読んだだけで返した。
原作をだいぶ変えたらしいことは知っていたけれど、『嗤う伊右衛門』やドナ・ジョー・ナポリ的な、大筋では変わらないものを勝手に想像してた。
これは『ドラゴンボール』的な改変。
それはいいんだけど主人公サイド(狩る者)の悪役っぷりについていけず。
しかも浜路。
萌えポイントっぽい部分も合わない。
私一番好きなの毛野だしな。
作品としてどうこう以前に好みがひたすら合わない。
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伏・・人であって人でなく、犬の血が流れる異形の者・・・による凶悪事件が頻発し、幕府はその首に懸賞金をかけた。ちっちゃな女の子の猟師・浜路は兄に誘われ、江戸へ伏狩りにやってきた。伏をめぐる、世にも不思議な因果の輪。光と影、背中あわせにあるものたちを色鮮やかに描く傑作エンターテイメント。(背表紙より)
映画の予告で絶対観たいと思っていたのに観れなかったので本を読みました!ぐいぐいひっぱられるのはさすが桜庭さん。里見八犬伝をベースに伏線というか、違った角度からの物語。面白かったです!!!