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一般書

私が殺した少女

著者 原 尞

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵の沢崎は依頼人からの電話を受け、目白の邸宅へと愛車を走らせた。だが、そこで彼は自分が思いも...

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私が殺した少女

税込 1,210 11pt

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商品説明

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵の沢崎は依頼人からの電話を受け、目白の邸宅へと愛車を走らせた。だが、そこで彼は自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る……緻密なストーリー展開と強烈なサスペンスで読書界を瞠目させた直木賞受賞作。

著者紹介

原 尞

略歴
1946年佐賀県生まれ。九州大学文学部美学美術史科卒業。ジャズピアニストを経て「そして夜は甦る」でミステリ界デビュー。「私が殺した少女」で直木賞受賞。著書に「さらば長き眠り」など。

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みんなのレビュー145件

みんなの評価3.7

評価内訳

もっと書いて!

2015/12/07 17:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:戸井 - この投稿者のレビュー一覧を見る

寡作で有名な原さん。

面白いのでもっともっと読みたいけど、なかなか書いてくれない。

焦らしますね。この人は。

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ハードボイルドの逸品

2014/06/29 20:00

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵・沢崎シリーズの二作目。
「そして夜は甦る」を読んでからのほうが、沢崎という男を知り、楽しめます。

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絶妙なバランス感覚で書かれた傑作ハードボイルド小説

2004/02/14 18:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:味噌まめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵・沢崎シリーズの二作目です。直木賞受賞作。
沢崎が作家の娘でバイオリン奏者として将来を嘱望された真壁清香の誘拐事件に巻き込まれます。

実にハードボイルドらしいハードボイルドだと思います。探偵の設定、ワイズクラック、彼と「瞬間的な相互理解」ができる男の存在(沢木耕太郎曰くハードボイルド小説の構成条件の一つ)……etc。
ストーリーも巧みです。
沢崎は基本的に優秀なので、淡々と調査を進めていきます。その手際が鮮やかなので、読者は読んでいくうちに彼を信頼していくような作りになっています。
調査の進め方も大抵外堀から埋めていくような形で行われ、途中で警察の捜査とバッティングして、ここで調査と捜査のすりあわせが行われます。
ハードボイルド小説を形作るための、様々な要素が絶妙なバランス感覚で配置されているのに驚かされます。やはりバチグンの出来。
原寮の小説は沢崎シリーズ以外出されていません。
95年に5年ぶりに出された、長編第三作『さらば長き眠り』以来止まっているのです。
そろそろ新作を読ましてください。

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面白い!

2016/12/06 23:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆ! - この投稿者のレビュー一覧を見る

沢崎シリーズ第二弾!
一作目を読んで虜になり、すぐに読み始めました。
個人的には一作目よりも印象に残ったセリフが少なかったように思います。
また、理解が足らず、ある場面でなぜ沢崎が激怒していたのかも理解ができませんでした。
しかし、ストーリー性と言う意味では一昨目よりもこちらの方が面白いです!
私が殺した少女というタイトルですが、その「私」が誰なのか。この人でしょうと思い込んでいたので、あっ!と驚かされました。
オススメです!

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男はタフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きていく資格がない。私立探偵沢崎、そのイブシ銀の男の艶が全編に滲み溢れ出す。

2004/11/29 00:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

1988年、処女作『そして夜は甦る』でミステリー界にデビューし、一躍本格ハードボイルドの旗手と絶賛された原が1年半後に発表した第二作目である。この25日には新作『愚か者死すべし』が刊行されたばかりで、同じ沢崎探偵シリーズだから、新作をよく読むためにもほとんど忘れている『私が殺した少女』をこの機会に再読した。本人も「われながら困惑するほどの遅筆ぶり」と後記に述べているが、それだけに構成の密度は高く、文章も練り上げられている。

西新宿に事務所を構える探偵沢崎に行方不明の家族のことで相談したい、目白の自宅まで出向いて欲しいとの電話がかかった。「まるで拾った宝くじが当たったような不運な一日は、その電話で始まったのだ」。
頑迷なまでに己の信条を貫く男。痩せ我慢を押し通す不器用。社交辞令は不要、本音でしか語れない男。非合法の世界と日常生活の境目に生きる。虚実の綾を心得た達観の大人。主人公沢崎の人生哲学に沿えば「不運」を表現するのにこれほど核心をついたレトリックはないだろう。
ヴァイオリンの天才少女が誘拐された。身代金を運ぶことになった沢崎は途中で暴漢ライダーに襲われ、身代金は奪われる。そして少女は………。と、この冒頭からの予想外の場面展開とスピード感にたちまちひきつけられてしまう。謎解きサスペンスとしても第1級の作品である。

『そして夜は甦る』は都知事狙撃事件という社会的スケールを背景にし、敵役、脇役の個性も光っていたが、本書は市民の日常的営みから起きる事件で、真犯人、犯行の真実は最後まで伏せられているから、前作のように読者がそれとなく感づく敵役とのやりとりはなく、沢崎の個性が際立って光る設定だ。

彼の矛先が警察という権力中枢、暴力団という凶悪組織、憎むべき犯罪者に向けられているときには、こたえられない爽快感を味わえるのであるが、相手はその種のやからだけではない。
特にこの作品では彼が詮索、究明する相手に「普通の人たち」が多く登場する。見栄をはる、体面を繕う、もったいぶる、世間体をはばかる。機嫌をとる、ゴマをする、追従する、尻馬にのる、鼻息をうかがう。彼自身は一切を拒絶するこれら擬態こそ私たち日常のありのままである。これら世渡りのための潤滑油が意図せずして真実を隠蔽する場合がある。沢崎は相手にとっては鼻持ちならない、しかし読者にとっては実に気のきいた粋なセリフでもって、これら真実を隠しているベールを剥ぎ取っていくのだ。そして読者はその粋なセリフが作中の人物だけではなく自分に向けられた毒気でもあることにハッとするのである。
女、子ども、被害者、病人にたいしても容赦はしない。そして内心の真実を自覚させ、それを語らせる。真実を知った人、真実を自覚した本人にとっては残酷な場合があろう。傷つく場合もあるだろう。しかし、救いを見出すこともある。

彼の強い自己貫徹は実はやせ我慢の裏返しであって本人はその弱さを隠そうとしない。本当の彼を知る特に女性にとってはカワイイオトコなのだろう。まして真実を知らされて、そこに救いを見出した人にとっては、ハードボイルド探偵・沢崎こそ生きていく資格であるやさしさを秘めたタフガイなのだ。

書評集「よっちゃんの書斎」はこちらです

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探偵・沢崎

2020/10/07 09:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る

少女誘拐事件の犯人と間違われた沢崎は、身代金を犯人に渡す役目を負う。しかし犯人の罠にはまり身代金を奪われてしまう。その後の調べで少女は殺害されたことが判明する。誘拐事件に不自然さを覚えた沢崎は独自に事件を探る。

一作目よりも更にパワーアップしている。近年にはないこのハードボイルドは非常に面白く感じます。

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時代を感じながら

2016/09/21 00:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちゃっぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る

書かれた当時の時代感と現代の時間差は感じながらも、不器用な人間の性のようなものを描いたことを素直に認めたい。もっと書いてもらいたいというのが、正直な感想ですね。

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ハードボイルド系

2016/02/18 17:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る

雰囲気的に、ハードボイルドな感じの主人公です。
最初は、主人公が非難される展開などのせいで辛くて
なかなか読み進めませんでしたが、後半はさくさく読めました。
最後のどんでん返しも面白かったです。
しかし、前半はほんとうに読み進めにくかったため、星三つです。

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ネット評価が高いので、読みました。

2014/11/27 23:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネット評価が高いので、読みました。
趣味の問題なのか、自分には合いませんでした。古い作品のせいか、「よくある展開」に思えてしまいました。。

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2004/11/22 19:47

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2005/03/01 02:07

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2006/03/17 18:20

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2006/05/15 00:54

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2007/03/13 16:18

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2007/04/17 23:14

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