電子書籍
最初に双子登場
2021/04/06 06:04
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そして6人が、交通の途絶えた山荘で、次々死んでいく……本格ミステリーものとしては、よく出来ています。西村京太郎というと、地名入りの事件ばかり……と思っていましたが……。そうてはないのですね
紙の本
今読んでも面白い
2018/05/26 17:08
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずいぶん前に読んだ覚えがある作品。懐かしくて手に取ってみましたが、今も十分面白い。海外では双生児のどちらが犯人だと特定できないので容疑者兄弟が野放しになっている事例もあるそうですね。
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この小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。-
一番最初にそう書かれたこの小説は、作者の初期の作品。
十津川警部シリーズや鉄道ミステリーで有名だが、こんな本格作品があるとは知らなかった。
東京の強盗事件と宮城の雪山で起こった連続殺人事件。
この二つの事件が平行して描かれ、それがどう繋がっていくのか。
アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」のオマージュといえるこの作品は、時代を感じさせず、最後まで楽しめる。
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最近の講談社は、手法があざとい!あざといぞちっくしょー、本格派いっぱいありがとうございまーす!!(笑)
西村京太郎といえばトラベルミステリでお茶の間でもお馴染みですが、超偏屈なミステリファンの私は今作が初西村作品でした。今作も帯の勝利です。
【雪のために孤立した山荘で順番に殺されてゆく~そして誰もいなくなったに真っ向から挑んだ本格ミステリの傑作!~】
買うしか…ないじゃん…。編集者さんめ、いい仕事してくれちゃって…。あざとい…←
雪の山荘で次々と殺されていく、っていう手法は間違いなくクリスティの傑作を彷彿とさせるし、現場を離れた場所でも物語が進行するのも十角館を思い出させるんですが、率直に言って、何かが決定的に物足りない気がしました。山荘内の事件と外部の事件が関連性を持っていくという仕掛けは非常に読み応えがあって然るべきなんですが、何故かワクワク感がない。犯人当てるぞ推理するぞ!な高揚感がない…。犯人臭漂う人間が案の定犯人だったせいかしら…。あと、犯人指摘後の追い詰め方が、二時間ドラマを彷彿とさせる人情派になったせいかもしれません。
本格派は形式が大事だと思ってたんだけど、どうもそれだけじゃないかもしれないぞ、と考えさせられました。
とまれ、初西村作品を読む機会を与えてくれた講談社さん、ありがとうございました(*^^*)食わず嫌いは良くないよね!
六名の男女に届けられた差出人不明の招待状。彼等の到着直後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化した山荘内で、次々と宿泊客が殺害されていく。
一方、外部では双子の共犯によると思われる連続強盗事件が発生していたが、警察は彼等の内のどちらが犯人かを指摘できずに手をこまねいていた。
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まず何処で繋がってくるんだろー
というのが序盤は気になる。
そして双生児の伏線の張り方絶妙。
なんか全部が黄金比で作り上げられた完成度の高いミステリ。
なんとなく先が読めるがまぁそれはそれ。
読み始めたらいつのまにか読み終わるみたいな感じです。
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タイトルは以前から知っていたけど、新装版が出たので購入しました。
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を意識した作品です。さらに作中でも作品名が述べられています。既読だからよかったけど、本家のネタバラシを少ししているのでご注意。
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雪のために孤立した山荘で順番に殺されてゆく
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に真っ向から挑んだ、本格ミステリーの傑作!
双子による連続強盗事件と、山荘で起こる連続殺人。
冒頭に、「トリックは双子であることを利用したものである」との注意書きがあるにもかかわらず見事にヤラレタって感じだ。
やっぱり古臭さを感じてしまうのと、展開が強引すぎるのが気になってしまった。
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トラベルミステリーのイメージが強すぎて、何となく敬遠してたけど、この作品は面白いときいたので読んでみた。
噂に違わず面白い。各段階から段階へのこの後どうなるんだろうっていうわくわくさせる感じがすごく上手い。トリックは読める人には読めるのかもしれないが、僕は最後まで確り楽しめた。
読者への挑戦も新鮮で良かった。
句点が多いとか、電車乗ってた人は他にも多く居たはずなのに、何故ターゲットがその人達だけなのかとか細かいとこで気になることはあったが、人気の作家であることに納得の出来。
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この小説のメイントリックは、双生児であるということを利用したものと最初に書かれています。
それでも、最後まで犯人がわからなかったです。
1979年の作品だということですが、今でも十分通じるトリックではないかと思います。
とても面白かったです。
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本作者の作品は食わず嫌いの感があったが、好きなシチュエーション・プロットであったため購読。動機に関しては、やや?ではあったが古さを感じることなく、途中でだれることなく読めた。ほかにも名作とされる作品はある様子で、是非購読したいと思う。
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ネットの評判が良かったので購入。
表紙とタイトルのセンスが良くて気に入りました。
東北の山荘に招かれた6名の男女。
彼らは雪に覆われたその狭い空間に閉じ込められ、外界との連絡も絶たれてしまう。
そんな中、起こった事件のわきには、復讐が記された奇妙なカードが残されていた。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」に正面切って挑んだクローズド・サークル・ミステリー小説。
インチキなしのこのトリックを、あなたは見破れるだろうか。
冒頭でいきなり作者が小説のメイントリックを暴露する、というあまりにも斬新なスタイルの書籍です。
それでも全然ネタがわからないんだからすごい。
文章が淡々としているためかあっさりと真相を提示される感覚が強かったです。
「ほら見ろよ、これが答えだ。すげーだろ」ってな感じ。
実は「そして誰もいなくなった」はこの小説を読む前段階として手に取りました。
結果的に両方とも楽しめたので上々です。
少し古い小説なので「一寸」などの表記が気になりましたが、他にはケチが付けられません。
非常に面白かったです。
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「世間一般にとっては、それは、ごくありふれた小さな出来事にしかすぎなかったが、兄弟にとっては激しいショックであった。」
西村京太郎といえば、電車のイメージだった。しかし、この小説は雪山での殺人事件を扱っており、『そして誰も・・・』に対するミステリー小説になっていた。二つの事件が同時進行しており、それがどう繋がるのか面白かった。そして、話そのもののテンポもよく飽くことなく読めることができた。ミステリーとして犯人当ては難しいかもしれないが、『そして・・・』よりも楽しめる作品だ。
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筆者が冒頭で宣言する「本書のメイントリックは双子を利用したものです」というネタバレにもかかわらず最後には衝撃を感じました。しかし今回の犯人の感情は優しいがゆえのものなのでしょうね、それゆえとても悲しい事件であり、今現在でもなきにしもあらずだと思ってしまった。何もしないことが罪、難しいけどそれがいけないことなんでしょう。
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双生児が犯人であることが始めに明かされているのにも関わらず、事件のあまりの謎の多さに真相が全く見えてこなかった。雪の山荘ものはいくつかあるが、これはもう一つの事件と上手く絡みあってとても新鮮に感じた。素晴らしいミステリーだと思う!
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最初にこの本は双生児を利用したトリックです、と明言している。それを知って楽しめるのか?と思ったが夢中で読めた。これはオススメ。