紙の本
羨むべき友情
2001/04/19 13:12
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投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あくの強いこの二人が一緒に旅をするというだけでも面白いのに、旅の目的が仏像見物ときた日には、いったいどんな話が飛び出すものかと想像するだけでも笑みがこみ上げてくる。そして本書は文句なく素晴らしい。小学生のときから仏像マニアだったみうらじゅんは、人を見ても仏像と思うほどの感受性の持ち主ゆえに、普段私たちが考えもしないようなことを平然と言ったりやったりするのである。そしてそれを冷静に、ときには自分も影響されつつ語るいとうせいこうの文章も、あくまで仏像見物が本道という立場を離れておらず好ましい。
仏像好きな私の趣味をわかちあってくれる人がいない今、このような友だちがいたら人生も格段に楽しくなるだろうに…、と軽い嫉妬を感じてしまうほど、この旅行記は楽しいのである。
紙の本
グッとくる仏像たち
2002/06/29 22:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ささゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回の「見仏記」で三十二年後の再会を約して別れた二人だが、舌の根の乾かぬうちにまた見仏旅行にでているのだ。
「三十二年後の約束ってのもすごいけどさあ、弥勒の約束もすざまじいね。」
「ああ、五十六億七千万年後に会おうっていわれたら、普通は断られてるんだよね。」
会話に仏像、仏教のことが普通にでてくるのが、マニアの心をそそる。
みうら氏の心の恋人は浄瑠璃寺の吉祥天らしいが、それに対抗する美人仏が数多く登場してフェロモンを撒き散らす。かっこいい毘沙門天にグッとくる。そんなスーパー楽しい見仏を私もしてみたいものだ。
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仏友コンビ復活!二人の、炸裂する感性は健在だ。庶民的アングルで見る仏像の姿は、ヒーローそのものでしかあり得ない。知善院「てゃーこーさんの御寺」を読んで、私は身体が震えるほど笑わせてもらった。見仏記、待望の第二弾。
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三十三年後に会いましょうといって分けれた二人が再び織り成す仏巡りの旅。
いいね、いいね!
私の好きな嵯峨釈迦堂の釈迦如来の感想が読んでみたい。
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私が読んだのは中央公論社のハードカバーですが、角川から出てる文庫本のほうが入手しやすいようです。
えーと単純に仏像を見にいきたくなりました(思うツボ)。学生時代にゼミ旅行とかで仏像の数は結構見てたと思うんだけど、仏像にフェロモンとか感じたことなかったなぁ〜。実際に見たことがある仏像もいくつか紹介されていたけど、どんな仏像だったかなんて全く記憶に残ってませんでした。また改めて仏像を見に行きたいです。付き合ってくれる人がいればですが・・・。
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ホモ疑惑と戦いながら(?)友情を流行らせようとがんばる2人がちょっとうらやましくなります。相変わらずのおもしろさ。
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たまたま図書館で見つけたため、1巻目は未読のまま読みました。
いとうせいこうさんが文章、みうらじゅんさんがイラストを担当しているのですが、お2人の仏像に対する愛やこだわりが感じられます。
みうらさんは小学生時代に仏像に魅せられ、自ら「仏像スクラップブック」を制作したという筋金入り。
仏像への愛は本物です。
この本を読むまで、仏像って「難しそうで近寄りがたくて、なんか良さがよくわかんない」ものだったんですが…。
「セクシー」「かっこいい」こんな言葉がこの本にはちょくちょく出てきます。
単純ですがそれまでよくわからなかった仏像というものが急に身近に感じられました。
仏像に対してそういう表現をしてもいいんだ、こんな見方も出来るんだ、と目から鱗の思いでした。
読み終わった後は全シリーズ読破したくなります。
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080412(n 不明)
080727(a 080803)
090512(a-s 090629)
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たまたま図書館で見つけたため、1巻は未読のまま読みました。
いとうせいこうさんが文章、みうらじゅんさんがイラストを担当しているのですが、お2人の仏像に対する愛やこだわりが感じられます。
みうらさんは小学生時代に仏像に魅せられ、自ら「仏像スクラップブック」を制作したという筋金入り。
仏像への愛は本物です。
この本を読むまで、仏像って「難しそうで近寄りがたくて、なんか良さがよくわからないもの」だったんですが…。
「セクシー」「かっこいい」こんな言葉がこの本にはちょこちょこ出てきます。
単純ですがそれまでわからなかった仏像というものが急に身近に感じられました。
仏像に対して、そういう表現をしてもいいんだ、こんな見方もできるんだ、と目から鱗の思いでした。
読み終わった後は全シリーズ読破したくなります。
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仏像愛好家の必読書、見仏記の第2弾です。今回は、仏像的にはちょっと地味。奈良仏を中心に愛好している私には、ちょっと馴染みのない仏たちですが、この本のお陰で見たことあるよーな気になる不思議。
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見仏記を読んでいると、そんなに好きではなかった仏像にまで興味を持ち始めます。「そんなにステキな仏像ってどんなんだろう?」って。仏欲をかきたてられるわけです。特に1巻がオススメでした。2巻は…これまで意識したことなかった仏像に興味を持てはしたんですが、、、話を面白くさせようとしてなのか、‘男2人旅=ホモ’ネタを引きずりすぎて、疲れました。「そんなに、皆、あなたたちのこと、興味ないって(^−^;)」って思わずにはいられず…。ジロジロ見られるのは、きっと服装のせいだよ…。ハッ( ̄□ ̄;)!もしや、そこだとツッこませるための、しつこいくらいのホモネタ!?
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不謹慎な仏像ネタが面白い。だけど、何より面白かったのはMJといとうさんのホモネタです。笑
私も東京の仏巡りをしてみたくなった。お二人の言うところの「現実」を見てみたい。
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いとうせいこうさんとみうらじゅんさんの『見仏記2』を読む。
相変わらずの珍道中である。
個人的には1よりも読みやすい気がしている。
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・2/17 またまた見仏記、第二弾だ.面白いだけじゃなくって結構仏の勉強になる.だんだん興味が湧いて来て、思わず写真解説の「仏像の見方」という本も買ってしまった.はまったな、さては.上記司馬遼太郎と並行して読み始める.
・2/21 読むほどに仏像や密教世界への興味が湧いてくる.何度か見ているにも拘らず、また見に行きたくなるのはなぜだろう.早く京都に行きたい.今回は行けないだろうけど奈良にも高野山にも行きたい.
・2/26 とうとう念願かなって延暦寺に行く.でも思ったよりたいした仏がなく、またあっても近くで見ることができずに残念だった.寒いし雪は降ってくるしなかなか厳しい環境だったけど、初めてだし死ぬまでに一度は来たかったので、かなり満足だ.
・3/1 読了.いやー、でもこのシリーズにははまってしまったなぁ.なんてったって仏像への興味が一気に湧き上がってきちゃったからなぁ.この日、時間があったので深川不動尊に行ってきた.未年の本尊がまさかあの大日如来だとは知らなかった.思わず大日如来のお守りを買ってきてしまった.どっか真言密教に惹かれる理由がこれだったのかも知れない.
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初めて読んだ時の衝撃と涙を流して大爆笑したことを
今もって忘れることができない。
祖母が私の姿を見て不思議がっていたことも忘れない。
みうらじゅんといとうせいこうと、三人で見仏に行くのが夢だった。