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昭和史の逆説(新潮新書)
著者 井上寿一 (著)
昭和史は逆説の連続である。希望はいつの間にか絶望へと変わる。夢と思えたものが悪夢に転ずる。平和を求めたはずが戦争になり、民主主義の先にファシズムが生まれる。一筋縄では進ま...
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昭和史の逆説 (新潮新書)
商品説明
昭和史は逆説の連続である。希望はいつの間にか絶望へと変わる。夢と思えたものが悪夢に転ずる。平和を求めたはずが戦争になり、民主主義の先にファシズムが生まれる。一筋縄では進まない歴史の奔流のなかで、国民は何を望み、政治家はどのような判断を下していったのか? 田中義一、浜口雄幸、広田弘毅、近衛文麿など、昭和史の主人公たちの視点に立って、「かくも現代に似た時代」の実相を鮮やかに描き出す。
著者紹介
井上寿一 (著)
- 略歴
- 1956年東京都生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程などを経て、学習院大学法学部教授。法学博士。専門は戦前昭和期の日本外交に関する史的研究。著書に「日中戦争下の日本」など。
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紙の本
当事者目線と思考で見た戦前政治・外交
2015/07/26 00:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tadashikeene - この投稿者のレビュー一覧を見る
1926年から1945年における7つの転換点を各ポイントごとのキーパーソンの視点(意図と判断)から考察したもの。
いわゆる「軍部の暴走」といった紋切り型のフレーズではなく党利党略や民意を背景とした極端な政党の争い、階層間の思惑、内閣の構造と国家意思決定システムの不備、権力者同士の足の引っ張り合いといった複眼的な視点から日本の進路がどのように定まったかを描き出している。煽り調に陥らず分かりやすくダイナミックに書かれており面白い。