紙の本
ポーターの考えがよくわかります
2019/06/05 12:20
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポーターの競争戦略論の解説本ですが、さすがポーター公認の執筆者だけあって、的を得た解説になってます。いきなりポーター博士の本を読んでも理解できない可能性もありますので、その時は先ずこちらの本をお勧めします。
紙の本
端的で解りやすい
2018/12/16 18:45
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投稿者:obiwan0623 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「競争の戦略」原著は、そのページ数と文字の細かさに圧倒されて、なかなか読み進めない本だ。
本書は、マイケルポーター本人の著書ではないが、直系のお弟子さんが書いたもので、本家の主張に対する解釈にブレはないと思う。
ページ数が少なく、抵抗がなく、読みやすい、解りやすい。
こちらを読むと、好奇心が高まり、もう一度原著に当たりたくなってしまう。
電子書籍
エッセンシャルポーター
2017/05/30 23:02
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポーターの考え方が効率的に分かる1冊です。戦略はツールの一つでもあるので、敢えて原典ではなく、噛み砕かれた解説本で理解するのも、ビジネスパーソンには一つのやり方かと思います。
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所謂古典とされているポーターの競争戦略の解説書
ちょっと難しい部分もありますが、それでも分かりやすい良書だと
思います。
また、教科書としてもとてもいい本だとおもいました。ポーター氏本人の
インタビューもあり勉強になることが多くあり機会をみつけてもう一度再読したいと思う本です。
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一般のサラリーマンでも簡単に読破出来る一冊。
エッセンシャル版とうたっているだけあって、
経営の専門家でもない人でも簡単に読めるほど丁寧に解説されていて、それでいて回りくどい説明はほとんどなく、日本人にもわかりやすい航空業界やハンバーガ業界の競争/戦略を具体例に出しているのでイメージが湧きやすく読みやすい本となっています。
また、「5つの競争要因」というフレームワークについて名前だけでその利用価値もちゃんと学んで来なかった自分でもこの本のおかげでその有用性が手に取るようにわかりました。
特に、「swot分析」と比較して優位な点が解説されているところは
ただフレームワークについて知っているだけでそれの優劣があることを認識していなかった自分に気づかせてくれました。
本書のところどころでポーターの戦略は古典だということを強調されているが、古典の理論でもこれほど現代の競争環境に当てはまるのかという驚きがありました。
本書を読んで自分の会社の競争優位性などを見返すのがベストな読み方だと思います。
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まさにこのような本を待っていました。競争戦略の古典とも言われるマイケル・ポーターの「競争の戦略(Competitive Strategy)」ですが、この本(エッセンシャル版)にも何度か記述があるように、僕自身が「競争の戦略」を”誰もが読んでおけばよかったと思うが、誰も読みたいとは思わない”と思っていた一人だからです。
そんな中での[エッセンシャル版]です。私自身、これまでポーターを避けていくつかの戦略本を読んできたという邪道にもほどがある読書歴の持ち主ですが、まさに古典として「戦略」のベースとなる考え方がすべて書かれていると感じました。構成・章立ても、そもそも「競争とは何か?」という導入から戦略の必要性を語り、次に「戦略とは何か?」で我々がやるべきことが書かれるという構成になっており、とても読みやすく、且つ腹落ちしやすいです。さすが[エッセンシャル版]と銘打つだけあります。
また、冒頭で述べられているように、この著書が「やらないこと」を明確にしていることも好感が持てます。すなわち、学術的な本は目指さない、ポーターの研究のすべてを要約しようとしない、ポーターの研究を拡張するものではない、ハウツー本ではない、ということを明確にし、“どのように考えるべきか、その指針を示し、優れた戦略とそうでない戦略を見きわめ、まっとうな戦略と一時的な流行に踊らされた戦略とを区別する方法を示す本”を目指したと宣言しています。
事例紹介も定番のサウスウェスト航空やIKEAなどを筆頭に、ファストフード(In-N-Out Burger)やアパレル(ZARA)、医療(アラビンド)、自動車(BMW)などなど、多岐に渡る最新の事例が盛りだくさんで、読んでいて楽しいです。
戦略に少しでも関りながらも、論文やポーターの原著までは手が出ない、、、という方はたくさんいると思います。そのような方々にも、この本をぜひ読んでいただきたい。オススメの一冊です。
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翻訳も分かりやすく違和感なくされているし、とても読みやすかったです。
どんな仕事でも競争はある。基本的にどんな企業でも1番を目指します。その1番への方法をどうするかに知恵を振り絞る必要があります。
№1じゃなくてオンリーワン。その企業にしかできない長所を見極めて伸ばしていくことが大事だというのが分かります。
とくに現代は物が溢れ、様々な技術も進歩し、どんな企業でもだいたいなんでもできるようになっています。だからこそ、「何をやらないか」をしっかりと選択することが大事。何をやらないかということは、何に力を入れてその企業は特化するかということになります。
この本を読むと、現代のブランドの作り方や育て方が分かります。しかし、それを実践するのもとても難しいということも分かります。そこで僕らはどうするのか。それを選択するのは自分自身です。
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ポーターを勉強しようと思ったが、本人の著作を全て読むのは大変だと思っていたところで「エッセンシャル版」なるものを見かけたので購入。
ポーターの中で企業の競争戦略に関してのみに絞ってあるのでコンパクト。
説明もすごくわかりやすくて、訳者のお陰もあってか文章も読みやすい。
良著でした。
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MEMO:
*競争とは何か?*
p35
ポーターのいう戦略とは、高業績を持続的にもたらす優れた競争戦略のこと。
p53
市場シェア重視の「最高を目指す競争」は勝者のいないゼロサム競争だ。
対して、利益重視の「独自性を目指す競争」は多くの土俵、複数の勝者がいるプラスサム競争である。
p56
競争の主眼はライバルを負かすことではない。利益をあげることだ。
p76
価格競争は、あらゆる競争形態の中で最もダメージが大きい。競争が価格に向かうほど、「業界は最高を目指す競争」にとられる。
p94
競争での成功を測る正しい指標は投下資本利益率(ROIC)だ。
売上利益率、成長、市場シェア、時価総額では決してない。
p101
割高な価格を要求できることが、差別化の本質である。
ポーターの言う差別化とは、割高な価格を要求できる能力のこと。
p107
企業が製品を設計、生産、販売、配送、サポートするために遂行する活動の集合は、バリューチェーンと呼ばれる。
p124
競争優位とは、企業が実行する活動の違いから生じる、相対的価格または相対的コストの違いをいう。
*戦略とは何か?*
p150
戦略と競争優位の核心は、活動にある。つまり競合他社と同じ活動を異なるやり方で行なうか、他社と異なる活動を行なうかを選択することだ。
p193
あらゆる顧客のあらゆるニーズに対応しないことを意図的に選択しない限り、どんな顧客のどんなニーズにもうまく対応することはできないのだ。
p195
「戦略とは競争においてトレードオフを行なうことである。戦略の本質とは、何をやらないかを選択することだ」
p243
すべてを予測するにはあまりにも変数が多く、不確実性が大きい。
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「戦略の本質は、何をやらないかを選択することだ」
http://ameblo.jp/nakahisashi/entry-11576014977.html
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ポーターが"Competitive Strategy", "Competitive Advantage"以来進めた研究結果やアンチテーゼ(コア・コンピタンス経営、ブルーオーシャン戦略、破壊的イノベーション、ミンツバーグの戦略論など)に対する回答を含めた数々の論文を織り込んでいるので、完成されたポーター戦略論の全体像がみえる。Five Forces, Value Chain/Value Systemに加え、Value Proposition, Fit, Trade-off, System Mapなどの概念を組み入れ、首尾一貫した破綻のない戦略論となっていることがわかる。
注:コア・コンピタンス経営、ブルーオーシャン戦略、破壊的イノベーションをアンチテーゼと位置づけたが、これらは論者本人ではなく、安易な解釈をした人々がポーターに対するアンチテーゼと位置づけているものである。
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82P業界内の生み出す経済価値がどのように分配されるか
98P
193P何をやらないかをはっきり打ち出す。これが、やると決めたことで成功すり最良の方法だ。
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下記の5条件を如何に実現させるか、に収斂する。
1)独自の価値提案
自ら選んだ顧客層に特徴ある価値を適切な価格で提供しているか?
2)特別に調整されたバリューチェーン
独自の価値提案を実現するのに最も適した一連の活動は、ライバル企業の活動と異なるだろうか?
3)競合企業と異なるトレードオフ
自社の価値を最も効率的、効果的に実現するために、やらないコトをはっきや定めているか?
4)バリューチェーン全体にわたる適合性
自社が行う活動は、互いに価値を高め合っているだろうか?
5)長期的な継続性
組織が得意なコトに磨きをかけ、活動の調整、トレードオフ、適合性を促すことができる十分な安定性が、戦略の核にあるだろうか?
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現在の経営環境における競争と戦略について
ポーター自信がどのように考えているかが
よくわかる。
戦略論を実践するためのヒントがたくさん詰まっていた。
最高を目指すのではなく、独自性をいかに伸ばすかが
大切だと改めて気づかせてもらいました。
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元HBRの編集者によるポーターの研究のエッセンス版。「戦略とは何をやらないかを選択することだ」を軸に据え、企業の戦略論について述べていく。再読したい本
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本家をどれくらいエッセンシャル版にしたのかはわかりませんが、経営学でいうところの、そしてポーターのいうところの「競争」について、わかりやすく、要所がまとめられているのだと思われます。
経営戦略やマーケティングの初学者はまず読んでおくのがいいです。