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お礼は見てのお帰り 1
著者 石川 優吾
朝8時30分、プラットホームに入ってきた電車の起こした風が、電車を待っていた女のスカートを巻き上げた。振り向いた彼女は周囲で茫然としている男どもに「こういうときは礼を言う...
お礼は見てのお帰り 1
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商品説明
朝8時30分、プラットホームに入ってきた電車の起こした風が、電車を待っていた女のスカートを巻き上げた。振り向いた彼女は周囲で茫然としている男どもに「こういうときは礼を言うものだ」と言い残してひとり電車に乗り込むのだった。その後も彼女は、浮浪者を元気づけ、お婆さんを引きかけた暴走族をやっつけてしまう。彼女は一体何物?(第1話)。▼今日も朝から新聞を広げたおやじと、痴漢を撃退した彼女が向かったのは、なんと古川橋警察署。彼女の名前は一本木礼子、拾得物の整理に追われる毎日に、不満たらたらな婦人警官だった。そんな礼子のもとに異動命令が下る。そこは屋根の上に“招き犬”がいる妙な派出所だった(第2話)。
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