ただ事実を集めて時系列で並べただけのような印象
2015/03/26 17:04
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
皆様御用達のおなじみamazon.comの創業者ジェフ・ベゾス氏。同氏がマスコミに対してあまり露出をしてこなかったこともあり、ただ事実を集めて時系列で並べただけのような印象。amazonで使われているサービスを構築したところはなかなか興味深かった。
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ご存じ、AmazonCEO、ジェフ・ベゾスのこれまでの生き様について書かれた書。
ジェフ・ベゾスについての書は、世界最大のブックサイト(今や本だけではないが)のCEOにしては意外だが、おそらく初めてに近いものかもしれない。
とてもチャレンジングで情熱的な人だということがよくわかり、とても面白かった。
Kindle開発の初期段階で、「なんでこんなことをするのか?」の問に対し、ベゾスは「世界を帰るためだ」と答えたとか。
そういう志がしっかりした経営者が大成するのだと思う。
ところで、ちょっと残念だったのが、本書がKindleではまだ読めないことだ。
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今まであまり知らなかった、Amazonの創始者ジェフ・ベゾスの伝記。
すごい成長を遂げた企業を率いた人として、どんな凄い人なのかと思った。自分の思いを遂げるための強い意思力は素晴らしいが、あまり感動するようなトピックスが無かった。
ジョブズがあれだけカリスマ性があって、伝記も面白いのは、やはりハードウェアの開発というビークがあったからなのだろうな。
本としても、単純に時間を追ってるだけで新味に欠けた。
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アマゾンも楽天もそれぞれ使っていた。
楽天はポイントもきっちり貯まる為、ポイント目当てに一時、楽天に集約した時期もあった。
しかし、ここずーっと、実はアマゾンに変わっていた。
本書を読んでアマゾンに変わった理由を振り返ることができた。
何のことはない、サイトが使い易いのだ。
ジェフ・ベゾス氏が、徹底的にサイトの”使い易さ”を追求してきた事や、その為、利益を一定時期、度外視していたことも、書かれていた。
人材採用に関する記述も面白い。
成長著しいスタートアップ企業らしく、
先回りして「まだいらないマネージャーまで雇ってしまう」、
「誰かを雇ったら、その人を基準に次はもっと優れた人を」、
「長時間、一生懸命働く場合、一緒にいて楽しいと思う人が同僚であって欲しいと思うでしょう」とも。
ジェフ・ベゾス氏とAmazonのこれまでが書かれた本書ではあるが、”又聞き”的な印象も拭えない。
とは言え、一人のアマゾンのファンとして、ページが進む興味深い内容であったことは確かだ。
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amazonのジェフ・ベゾスの評伝。淡々と事実関係を追っている。amazonが市場規模の拡大を利益追求よりも優先したのは興味深い。市場を獲得して消費者の信認を得ることを優先する。インターネットビジネスの一つの形だが、これと同じことをするのは相当難しい。
印象として全体的に記述がさらっとしている。例えばキンドルは発売の3年前からある会社に作らせていた、という事実が書かれているが、もう少し具体的なエピソードが欲しい感じもした。
ともあれkindleの日本での事業開始などもあり、タイムリーな一冊。私自身、この本はamazonで購入した。
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※レビューというかAmazonやジェフ・ベゾスに関するメモ
・最終的な目標は、単に本を簡単に見歩けるようにするのではなく、楽しく身歩けるようにすることだった(p18)
・協調フィルタリングなどの先端技術を利用すれば、もっとすばやく、読みたいと思う本が発見できるようになると思うのです。…いままでは、焦点が顧客一人ひとりを理解することなど不可能なことでしたから。それが電子用取引なら可能になるのです(p21)
・アマゾンは、顧客ごとに店舗の「改装」をおこなうことになる。購入履歴から判断したおすすめ本を並べるという形で、顧客が興味を示したジャンルの本を提示するのだ。…「リアル書店では同じようなことをしようと思ってもできません。リアル書店は最大公約数的な造りにするしかないのです」(p121)
・ベゾスは、(Kindleに)オンラインショップ開設時と同じ戦略を用いた。物理板をまねるのではなく、ユニークな製品にしたのだ。「本という面で本を超えることはできません。ですから、そのまま辞書が引けるとかフォントが変えられるとか、コンテンツの配信をワイヤレス接続で60秒以内に完了するとか、本ではできない何かができなければならないのです。物理的な本よりも優れたモノにしなければならないのです」(p182)
・キンドルは使いやすい。Wi-Fiを搭載しており、コンピュータを経由することなくアマゾンに直接つなぐことができる。…ほんの数秒でキンドルにダウンロードできる(最近は、…ほかの機器にもダウンロードできるようになった)。スクリーンに表示されたタイトルをクリックかタップすると、読みさしのページを開いてくれる。単語をタップすると辞書が引ける(p189)
・「…優れた書店は、20世紀末のいま、コミュニティーセンター的な役割を果たしています。…」(p211)
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世界最大のショッピングサイトAmazon、CEOのジェフ・ベゾスの半生と、Amazonの創業から現在までの成長を綴った本。
面白かったのは、他のIT企業の創業者と違い、ベゾスはインターネットを非常にビジネスライクに捉えてAmazonの創業をしていたこと。
もともと金融系の凄腕エンジニアで、内に情熱を持ちながらも、頭脳明晰で先を見据えて理性的な判断をするタイプ。「書籍」で創業したのも、フローチャートを用いて成功確率が高い市場を選んだとか。
本書に出てくる「後悔最小化理論」だとか、ベゾスの独特の理論や哲学も面白い。
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“検索ボックスなし、ナビゲーションリンクなし、商品リストなしで、買いたい本一冊だけが表示されるのが理想。
” Amazonプログラマーのジョークとして書かれたこの件が、彼らの目指している真のサービス像であり、そこからも徹底した顧客視点思考が伺える。
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特許である「ワンクリック注文」を武器に世界最大のショッピングサイト、クラウドサービス、そして「Kindle」と次から次へとビジネスを変えていくアマゾンのCEOジェフベゾスの半生を描く一冊。
概ねベゾスそしてアマゾンの軌跡はこれで分かりますが、利益を出さず顧客拡大に努めたことから資金調達そしてIPO後の株主対応などとても大変だったのではないかと思う、そこが妙にあっさりしすぎている気がします。駆け引きとか裏切りとかどろどろしたことが沢山あったのでは思うのはfacebookとダブらせて考えすぎでしょうか。
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Amazonとその創始者、ジェフ・ベゾスについてこれまで発行された書籍の中で最も深く述べられている。が、これまでAmazonについて書いた単独の書籍がほとんどなかったことからも伺えるように、はじめ期待したほど深く述べられていなかったことが少し残念。
それでも、私たち消費のあり方を変え続けているAmazonがどのようにして誕生したのか、ということを大まかに知るのにはちょうど良かった。
興味深かった点
・GoogleやApple、MicrosoftやFacebookなどの他のIT長者とは異なり、創始者のジェフ・ベゾスは完全にビジネスの観点からITを捉えていた点。
残念だった点
・2000年代の中盤が抜け落ちて書かれていたこと。
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amazon というのはすごい企業だと思うのだけど、アップルやグーグルに比べると今ひとつ書かれたものが少ない。パッションやビジョンに突き動かされたというよりもインターネットという大きな世界で成功する可能性の高い商売は何かということをよく考えた末にamazonを始めたという、理が勝ったストーリーがあまり好まれないのか。
それにしても、本を売るという単純な仕事でこの短期間に他の追随を許さないところまで達するというのはやはりベゾスの才能によるのだなぁということがよく分かる本。プリンストン大学に進み、あらゆる分野でトップになれるというわけではないと悟り、物理をあきらめてコンピュータサイエンスの道に進んだという経歴に始まり、手を出してみてダメだと分かったらすぐに撤退するなど非常に現実的な判断を積み重ねた結果、現在のamazon がある。顧客第一主義というのはよく聞くが、値引きのためにはかなりえげつないこともやっており、版元に対して値引きを要求してそれが入れられないと、サイト上でその本を買えなくしてしまう(ショッピングカートのボタンを消してしまう)など、初めて聞いた話も多かった。
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ベゾスに焦点を当ててアマゾンの歴史を書いた本。
全く深く踏み込まないので、Facebook本やGoogle本とは比較にならないので買う前に注意。
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世の中を動かしている企業の経営者はメディアでも取り上げられることが多い。特にMicrosoft,Apple,GoogleといったIT企業はその傾向が強いと思う。その一方で、その存在感にも関わらず、いっこうにメディアに姿を現さなかったのが、AmazonのCEOであるベゾス。ベゾスがもつ徹底した顧客志向は、ワンクリックで注文できるという購入時の仕組み作りから、ピザ2枚分で足りるチーム編成という、社内における組織作りにまで徹底されている。買収・技術革新をくりかえす事で世界有数の企業へ変化し続けるAmazonを創っているのは、顧客志向というキーワード。シンプルで当たり前のキーワードだが、その異常なまでの徹底ぶりは他社に類を見ない。
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-引用-
書店なら何時間も喜んで過ごす人がたくさんいます。そういうふうに、買い物を、楽しくてつい没頭してしまう体験にしなければならないのです。
提供者側には、なんの利益ももたらしてくれない機能だ。だが、それでサイトが好きになり、繰り返し使いようになる人も多かった。そして、立ち読みした本や他の物をかったりするのだ。
常に顧客を第一に考えること。売上が減ってしまうような決断をしなければならないと思われる場合も、である。長期的にはそのほうが良い。また、その決断を生かすため、現在ではなく未来について考えること。その未来が何年も先だと思われる場合も、である。
懸命に働き、楽しんで歴史を作れ。
絶対に解決できない問題などない。障害は障害だと思うから障害なのです。そう思わなければチャンスになります。
失敗を覚悟すると、心は軽くなるのです
どうせ新しいものを作ろうとしているのだから、旧式なソフトウェアの経験はむしろ妨げになる可能性が高い。スタートアップでは、「なにができないのか」を知らない人間のほうがなんとかしてしまうのでいいとよく言われる。
すごいアイデアひとつで業界をかえることはできない。たくさんのアイデアとほぼ完璧な実行、そして根性が必要だ。
とにかく実験してみて、うまく行ったものは残し、うまく行かなかったものはやめる。それがシリコンバレー流だからだ。大事なのは、辛抱すべきかあきらめるべきか、その判断である。
なぜ自分がそんなことをしなければならないのかとたずねたらしい。回答は「世界をかえるため」だった。
同じソフトウェアを作るだけなら誰にでもできたはずだ。しかし、コピーはオリジナルに勝てないのが定めであるし、オンライン小売業の世界においてはベゾスこそが真のオリジナルだった。
目標はイノベーションや一生懸命働くこと、できるかぎりいい仕事をすることです。全員が一致団結し、この目標に向かって進んでいました。競争相手は社外であって社内ではなかったのです。
新しいアイデアをみつけたりしたときに大事なのは、今現在の知恵にとらわれず、未来を見遠して画期的な着想を取り上げられる能力である。
問題に遭遇した場合、我々は、あちらかこちらかという考え方を絶対にしません。両方が得られる方法を見つけるのです。できると信じて努力すれば、どのような箱からでも出られる方法を発明できます。
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Amazon創業者、CEOのジェフ・ベゾスの現在までの軌跡を簡潔にまとめています。
他と比べてメディアの露出が少ない(実際は自分でコントロールしているんだけど)とされるベゾスの人物像にも迫っているが、自著でないので、想像が入ってる部分ありき。彼自身の言葉で、もう少しいろんなエピソードを交え、深く掘り下げた人物像を知りたいと感じた。
いち早くインターネットの可能性に気づく先見性、エンジニアとしての技術開発、したたかな特許申請、買収戦略、何より彼の哲学。彼が、ゲイツ、ジョブズに並ぶ人物とされるのにも納得。
ゲイツが『あらゆる家庭にコンピューターを』、ジョブズが『1000曲をあなたのポケットに』とうたい、ベゾスは『あらゆる人間のポケットにデパートを』『あらゆる人間のポケットに書籍棚を』を狙っているんだろうなあ。
彼の4つの哲学『徹底的な顧客第一主義』『きちんとしたものを粘り強く発明する』『長期的に考える』『毎日が初日』もなるほどなあと感心させられる。
加えて、彼の人生訓になっているだろう『後悔最小化理論』に基づき考え、自信を持って常に行動したいものです。