- 販売開始日: 2012/10/26
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワSF・ミステリebookセレクション
- ISBN:978-4-15-070141-3
Xの悲劇
著者 エラリイ・クイーン (著) , 宇野利泰 (訳)
ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という新手の凶器が使われたのだ。この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、聾者の探偵、かつての名...
Xの悲劇
08/20まで通常660円
税込 330 円 3ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という新手の凶器が使われたのだ。この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、聾者の探偵、かつての名優ドルリー・レーンの捜査は、着々とあざやかに進められる。“読者よ、すべての手がかりは与えられた。犯人は誰か?”と有名な挑戦をする、本格中の本格。
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ドルリイ・レーンに「かっこいい」以外の言葉が見つからない。
2003/05/01 00:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:べべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はミステリー小説というものを誤解していた。
そりゃあ中学生時代に『密室トリック100』(そんな本があるか知らないが)
みたいな本を読み漁ってミステリー小説一丁上がり、と思っていたら
誤解もするだろう。つーか、誤解ですらない、か。
そんな私が知人と「これ読め」『ミステリーはちょっとなあ』「いいから読め」
なんて会話を交わしてた2週間後には『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』
『ドルリイ・レーン最後の事件』を読み終わってた。
『Xの悲劇』のドルリイ・レーン初登場シーン、これはシビレル。
『Yの悲劇』の知名度のせいでそれだけ読んでお終いではもったいない。
是非、『Xの悲劇』から読む事をオススメする。
それがダメなら四部作全部駄目であろう。
しかし、『Xの悲劇』を読み終えた直後、本屋に走るあなたの姿が私には見える。
本格ミステリの名作を味わう
2025/06/06 07:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
和田誠さんの『物語の旅』は、和田さん自ら「読書案内として役に立たない」と記しているが、どっこい、この本の中に紹介されている「物語」に惹きつけられるのは、やはり和田さんの文章力(+イラスト力)といっていい。
そこに紹介されていた一冊が、バーナビー・ロスの『ドルリー・レーン最後の事件』。
この本のこと、全然知らなかった。
だが、和田さんの書かれた本文を読んでいくと、これがエラリー・クイーンの『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』に続く、シリーズ4作めであることを知った。
和田さんはこれら4作を高校生から大学生にかけて読んだという。
つまりは、これこそ本格ミステリの古典といっていいのだろう。
エラリー・クイーンが『Xの悲劇』を発表したのは、1932年。
和田さんが書いているように、当初バーナビー・ロス名義で発表されたもので、聴力を失くしたかつての名優ドルリー・レーンが主人公の新しいシリーズものということで作者名を変えたという。但し、現在ではエラリー・クイーン名で出版されている。
この作品について、和田さんは「相当面白い」と書いているが、物語はニューヨークの路面電車内で起きた殺人事件の解決をかつて難事件を解決したことのあるレーンのところに持ち込まれるところから始まる。
持ち込まれた事件のあらましが細に入っているから、ちょっと読むのは大変だが、最後のレーンによる謎解きを目にすると、あらましの中には犯人をさすヒントがあることがわかる。
それは、つづく第二、第三の殺人もそう。
こういう本格ミステリが1932年には書かれていたのだから、脱帽だ。
Xは誰か
2024/08/05 06:09
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投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
レーンが元俳優ということくらいしか知らなかったが、その経歴といい、暮らしぶりといい、こんなにすごい人だったとは。作者お得意の方程式を解くような、論理を駆使したスマートな解法はお見事としかいいようがない。密室殺人はたった1つの事に気づければ、それで犯人が誰か分かったのに… 人の思い込みや先入観を利用するのがうまい。いろいろ考えながら読んだが、全然的外れな人を怪しいと思っていた。
読者への挑戦がある推理物は、えてして最後まで探偵は謎解きをしないことが多い。犯人は分かってると匂わせるだけなので、読む人を選ぶかもしれない。
ディテールへのこだわり
2019/01/19 06:46
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1930年代のニューヨーク。雨の満員電車の中、ニコチン毒の塗られた針が刺さったコルク玉で株式仲買人ハーリー・ロングストリートが殺害された。狂気であるコルク玉を彼の上着のポケットに入れることは電車に乗り合わせた誰にでも理論的に可能であったため、容疑者を絞ることができなかった。捜査が行き詰まったブルーの地方検事とサム警視は、元シェークスピア俳優で、聴覚を失ったためにいんたいして探偵業をしているドルリー・レーンに相談する。こうしてレーンは捜査に乗り出すが、その後第1の事件に関連すると見られる殺人事件が2件起こる。それらの犯人と思われるXの正体は?
レーンは元俳優というだけあって、シェークスピア作品のセリフを多用するので、少々回りくどい印象を受けます。扮装係のクエイシーのメーキャップで変装して捜査するところがなかなか面白いです。ストーリー展開はどちらかと言えばゆっくりで、ディテールへのこだわりが強く、集中力が要求されます。「なるほど!」という納得感は大きいですが、読むのにちょっと疲れる作品ですね。
老俳優の
2021/02/27 23:59
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
レーンが探偵。観察力や頭の回転の速さが分かる登場の第一作。ただ……やや、古い感じがするのは仕方ないか……。もう少し、テンポ良く進んでくれたら……
本格の王道
2001/06/30 19:52
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投稿者:女王 - この投稿者のレビュー一覧を見る
悲劇シリーズの第1作。満員の市電での殺人を皮切りに、ニューヨークを舞台に連続殺人が展開する。風俗描写も面白く、謎解きも法廷劇あり、ダイイングメッセージありと盛り沢山で、派手な内容である。