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  • 販売開始日: 2012/11/01
  • 出版社: 新潮社
  • ISBN:978-4-10-112218-2
一般書

銀嶺の人(下)

著者 新田次郎 (著)

マッターホルン、アイガー、グランドジョラスと、女性で初めてヨーロッパ三大北壁に挑む淑子、新婚山行をドリュー西壁に試みる美佐子……医師と彫刻家、仕事を持った二人だが、ますま...

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銀嶺の人(下)

税込 792 円 7pt

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商品説明

マッターホルン、アイガー、グランドジョラスと、女性で初めてヨーロッパ三大北壁に挑む淑子、新婚山行をドリュー西壁に試みる美佐子……医師と彫刻家、仕事を持った二人だが、ますます岩壁登攀に青春をかけていく。対照的な二人の女性登山家の姿を通して描かれる、山とは何か、山になぜ登るかへの問い。『孤高の人』、『栄光の岩壁』につづく、三部作の掉尾を飾る山岳小説の傑作。

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みんなのレビュー(18件)

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評価内訳

山はなにか、山になぜ登るのかの答えは…

2009/08/02 14:11

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

このところ、山の本、山の本…と騒いでいたところに、新田次郎さんの山岳小説はいかが?と声をかけていただきました。

新田次郎さんの本は、はじめて読みます。
しかし、名前はなんとなく頭をかすめてました。
そう、映画館の予告『剣岳 点の記』、この原作が新田次郎さんでした。それで『銀嶺の人』上下二巻を読みつつ、やっぱり気になると『剣岳』も観に行ってきました。
映画では雪山の気高さ、美しさ、厳しさを感じつつ、主人公の浅野忠信さんよりも山岳会メンバーの仲村トオルさんに目がいきました。彼の登山スタイル、登山用品、そして当時としてはめずらしいであろう缶入りのクッキー…などなど。

新田次郎さんの山岳小説に話を戻すと、さて彼のどの本を読もうと、さくっと探して、女性の主人公がいいかなぁ~と思い『銀嶺の人』を選びました。
日本を代表する女性登山家の二人、一人は医師、もう一人は彫刻家としての仕事を持ちながら、山にぐいぐいと、どうしようもなく魅せられいく様子が圧倒的なスケールの山の描写と共に描かれています。
実在の人物をモデルにされているそうで、その一人は今井通子さん、彼女はヨーロッパ三大北壁を登頂した最初の女性としてあまりにも有名なんだそうです。

この女性登山家の二人、性格的には静と動と違いはあるものの、山にかける情熱は一緒。そして互いをパートナーとして尊敬しあう気持ちも一緒。
その岩壁登頂の過酷さは真夏の今に読んでいても、背筋が凍りそうなほどでした。物語は二人がパートナーとして登った日々を経て、それぞれ登山家との恋を育み、それぞれのパートナーとヨーロッパ・モンブランを目指すところまで。そして…。

「山はなにか、山になぜ登るのかの答えがはたして出たであろうか。」新田次郎さんはあとがきにこう記しています。
『孤高の人』、『栄光の岩壁』に続く『銀嶺の人』。
山岳小説のとっかかりとしては、読み応えのある一冊、でした。

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