人生の転機―会社生活を成功に導いた18の言葉―(新潮新書)
著者 西山昭彦 (著)
まさかの転勤や出向、やる気を失くした理不尽な上司の命令、ライバルとの熾烈な競争、会社の将来に感じる漠然とした不安――。会社人生において、誰もが一度はぶつかる難局、挫折や慢...
人生の転機―会社生活を成功に導いた18の言葉―(新潮新書)
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商品説明
まさかの転勤や出向、やる気を失くした理不尽な上司の命令、ライバルとの熾烈な競争、会社の将来に感じる漠然とした不安――。会社人生において、誰もが一度はぶつかる難局、挫折や慢心。壁を突破できたきっかけは、普段は聞き流していたような、何気ない一言だった。百戦錬磨の「普通」の会社員たちが、「サラリーマン人生の危機」を乗り越えた瞬間、自らを成功へと導いた言葉を振り返る。全会社員に捧げる一冊!
著者紹介
西山昭彦 (著)
- 略歴
- 1953年東京都生まれ。東京ガス(株)西山経営研究所長。東京女学館大学国際教養学部教授。経営学博士。サラリーマンのキャリア分析がライフテーマ。共著に「できる人の書斎術」など。
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「成功」への気づき集。淡泊だけど...
2011/07/08 07:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
入社、出向、転職...社会人での「出来事」において、そのきっかけとなった「言葉」を紹介。「カリスマ経営者」ではなくて、18名の「普通の」成功者たちの言葉が集められています。
「気づき」は、気づく方=本人がどう受け止めるかで、言葉そのものは同じでも変わってきます。同じ人、同じ言葉であっても、それを「気づき」と取るか、受け流すか。おそらく大多数の言葉は「流れて」しまっているんだろうなあ。自分もそれと気づかずに流してきただろうし、自分が「それ」と思って発した言葉も同じ。その時にそこにいる環境はじめ外的要因にもよるし、その時点での自分の中の経験、蓄積値にもよる。ただひとつ言える(言えそう)なのは、普段から「気づくぞー」ってなんらか考えている状態であること、これが必要なんだろう。そういないと「流れるまま」になってしまうよね。困難にあたっている時ほど、敏感になるのかもしれない。「生み出そう」というエネルギーがそれを「気づ」かせる元になるんだろうね。
本書はその紹介として、「難局、挫折、慢心にぶつかった時にその「言葉」が気づきとなって、それを乗り越えましたーっていう18のコラム集なんだけど、読み終わって改めて「紹介文」を読むと少々違和感。本書に出てくる18名の方々の文の中には、「難局」があまり感じられないんだよね。「どん底から這い上がる」的なドラマチックな印象はありません。日常経験するようなレベル、とは言わないけれども、その中間くらいの「難局」でしょうか...それゆえ、「読み応え」があまり感じられずに終わりました。これは、「成功者」が、それを超越した書き方をしているのか、奥ゆかしくあまり表現されていないのか、著者が「普通」を貫くために敢えてそうしているのか、いずれにしても淡々とページが消化されていく感じです。
「サラリーマン人生の危機」を乗り越えた時に振り返る言葉...う~ん、ちょっと色をつけすぎかも。全体を通しては、受け取る「言葉」というものの重要性、自ら考えること、これの大切さを思います。そして今度は自分が発する立場になろうとする際、その「言葉の本当の意味」をちゃんと伝えること、その場限りではなく、後から効いてきてもいいものだし、本心から伝えること、愛を持って伝えること、これがポイントであると認識です。最後に紹介された著者自身の、「気づきを得た言葉」というのが、非常に現実的で、現実的すぎて、ちょっと引いた...それによって文章力、語学力が身につきました、って、文章力がついた、ってこれも「手段」ですよね。もっと「本質」に迫るような「言葉」を期待していましたが...最後にちょい肩すかし。
【ことば】...どんな仕事であれ、そのことで社員が元気になれるかどうか、そこに人事の仕事の意味がある...
人事部に配属され、「人的配分、活用、育成」についてのセオリー「だけ」を学んでいた若手に、その上司が伝えた言葉。テクニックやセオリーではなく、「人」とのかかわりの本質が伝わってきます。人事部の経験はありませんが、チームビルディングにも、当然に、つながる言葉ですね。