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囚われの歌姫 政変はウードの調べ
この国の第二宰相の娘でありながら、義母と異母妹に虐げられて暮らすセルマは、まるで使用人のように扱われていた。そんな日々のなか、少年になりすまし、街の珈琲館で楽器ウードを弾...
囚われの歌姫 政変はウードの調べ
囚われの歌姫 政変はウードの調べ (講談社X文庫 white heart)
商品説明
この国の第二宰相の娘でありながら、義母と異母妹に虐げられて暮らすセルマは、まるで使用人のように扱われていた。そんな日々のなか、少年になりすまし、街の珈琲館で楽器ウードを弾くことだけが、彼女生き甲斐だった。ウードは、母の大切な形見なのだ。だが、いつものように屋敷を抜け出したある日のこと、珈琲館で出会った男に拉致され、乱暴に犯されそうに……。
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ものすごい壮大な設定がありそう
2020/09/10 11:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ということは、伏線というか、ちょいちょい出してきている人物名などからも察する事が出来るのですが、如何せんこちらとしてはまだこのお話の登場人物の関係性さえも把握できていないところに、バーーッ!と詰め込まれていくので、割とほったらかしにされたまま話が進むというか…
オスマン帝国モデルにした世界観で、設定はすごくしっかりと作られているとは思うのですけれどね…
個人的にも、ひとつの世界観で視点を変え、主役を変えて紡がれる大河ドラマのようなお話は好きなので、出来れば好きになりたいシリーズだったんですが…。
ヒロインとヒーローがお互いに恋心を抱くまでが唐突過ぎるというか…。何かもうちょっとふたりのエピソードがほしいなぁと…
恐らく、話の大筋として、「ヒーローの頂く皇子を皇帝にするためにクーデターを起こさなければならない」「でも皇子が現在行方不明」「皇女が捕らわれてしまい、彼女と恋仲である海賊との関係もちょっと描きたい」「ヒロインがヒーローの政敵の娘なのでその辺も片づけたい」という、物語の中でやりたいことが沢山ありすぎて、メインの主役ふたりのエピソードにあまり文字数さけなかったのかもしれませんが…。
正直、だったら皇女と海賊の件はこの話ではやらなくてよかったんじゃ、と…。
何ていうか、うんちくを聞かされ続けている気分になってしまう…
そんな感想になりました
勿論、考証しっかりされた作品は、奥行きが深い物語になりますし、それはそれで読んでいて楽しいのですが…。
世界観の重厚さと、キャラの関係性を描くバランスがちょっと悪かったような気がします。