センスのいい脳(新潮新書)
著者 山口真美 (著)
人の評価基準のひとつである「センス」。そのよしあしを左右しているのが、私たちの脳だ。視覚や聴覚を通じてもたらされる外界の情報を、脳はどう処理しているのか――。「だから赤ち...
センスのいい脳(新潮新書)
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商品説明
人の評価基準のひとつである「センス」。そのよしあしを左右しているのが、私たちの脳だ。視覚や聴覚を通じてもたらされる外界の情報を、脳はどう処理しているのか――。「だから赤ちゃんはディズニーが好き」「幽霊が見える理由」「ありえない話だから騙される」「大阪のおばちゃんが派手なわけ」「センスの個性は人類の生存戦略」等々、気鋭の認知心理学者がセンス(=感覚)の不思議な世界の最前線に迫る!
著者紹介
山口真美 (著)
- 略歴
- 1964年神奈川県生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程人間発達学専攻単位取得退学。認知心理学、なかでも乳児の視覚についての研究が専門。中央大学文学部教授。
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見えないものが見えてくる。
2010/02/14 17:41
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン エトセトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
直径2センチの●(まる)を紙に鉛筆で書いてみる。
●を時計に見立てて、3時を思い浮かべてみる。
長針と短針が指している12から3までの円の輪郭と、4分の1の面積部分を、円の中心から消しゴムで消す。(3時を切り取ったことになる)
するとパックマンみたいな形となる。
同じようにその右に1センチはなして、左の●と同じ直径の●を描き、今度は9時を切り取る。
(二つの円の中心間距離は3センチの直線となる。)
つづけて9時を切り取ったものの真上に1センチはなして同じ大きさの●を書き6時45分を切り取る。その左横にやはり1センチはなして同様に●を書き6時15分を切り取る。(最初に書いた図形の真上にくる、その中心間の距離は直線で3センチになっている)
すると4つの●にかこまれて、真ん中に□(正方形)が浮かび上がる。
円を黒く塗りつぶしておくとより鮮明に四角が見える。
(四角形は書いていないし想像もしていなかったのに。)
しかも4つの●の間には何も描いていないのに、四角形の輪郭、直線が見えている。
この謎は本書に譲るとしても、私たちは、無いものも頭の中で見えるようにして、姿、形を理解している。それはまさに現実は幻想であるかのようだ。