- 販売開始日: 2012/12/07
- 出版社: イースト・プレス
- ISBN:978-4-7816-0741-2
人間仮免中
著者 卯月妙子 (著)
『このマンガがすごい!2013』オトコ編3位!これは「愛と冒険の物語」だ──井浦秀夫(漫画家)読み終わって、10分くらい泣き続けた──久保ミツロウ(漫画家)夫の借金と自殺...
人間仮免中
商品説明
『このマンガがすごい!2013』オトコ編3位!
これは「愛と冒険の物語」だ──井浦秀夫(漫画家)
読み終わって、10分くらい泣き続けた──久保ミツロウ(漫画家)
夫の借金と自殺、自身の病気と自殺未遂、AV女優他様々な職業…
波乱に満ちた人生を送ってきた著者が36歳にして出会い恋をした、25歳年上のボビー。 男気あふれるボビーと、ケンカしながらも楽しい生活を送っていた。
そんなある日、大事件が起こる――。 年の差、過去、統合失調症、顔面崩壊、失明…… すべてを乗り越え愛し合うふたりの日々をユーモラスに描いた、感動のコミックエッセイ!
デビュー作『実録企画モノ』で大反響を巻き起こした “漫画界の最終兵器”卯月妙子の、10年ぶり、待望の作品!
■著者紹介
卯月妙子(うづき・たえこ)
1971年、岩手県生まれ。20歳で結婚。しかし程なく夫の会社が倒産し、借金返済のためにホステス、ストリップ嬢、AV女優として働く。排泄物や嘔吐物、ミミズを食べるなどの過激なAVに出演。カルト的人気を得る。その後夫は自殺。幼少の頃から悩まされていた総合失調症が悪化し、自傷行為、殺人欲求等の症状のため入退院を繰り返しながらも、女優として舞台などで活動を続ける。さらに自伝的漫画『実録企画モノ』『新家族計画』(いずれも太田出版)を出版し、漫画家としても活躍。2004年、新宿のストリップ劇場の舞台上で喉を切り自殺を図ったことでも話題に。
目次
- 人間仮免中
- 人間仮免中 歩道橋バンジー編
- 人間仮免中 ザ・後日談
- 現在の処方箋
- 番外編 入学祝い
- あとがき
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書店員レビュー
過酷な過去に。 想像を絶する統合失調症の症状に。そして...
ジュンク堂書店岡山店さん
過酷な過去に。
想像を絶する統合失調症の症状に。
そして、すべてを包み込む愛に。
読んでいて涙腺が緩みました。
滲む視界で、震える指先で、最後までページをめくりました。淡々と描かれる語り口は他人事であるかのごとく客観的に描かれており、胸を突き刺す痛みはより鋭く、深いものに感じられました。
それでも最後まで読むことが出来たのは、歳の離れた恋人・ボビーや、周囲の思いやり、愛情に感謝しながら、ありのままを受け入れ、彼女が今も生きているからです。
「生きていてくれて、ありがとう。そして描いてくれてありがとう」と言わずにはいられない一冊でした。
コミック担当 Y本
生きることは難しい
2012/08/15 16:40
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
統合失調症を抱えながら
数奇と言うか破滅的というか過酷な半生ののち新しく支えてくれる人と出会い
新しい生活を始めながら
躁状態になって勝手に内服薬の量を減らし
妄想の果て歩道橋からダイビング
命は助かったものの顔面骨折と右目失明
歩道橋からダイビングするまでの様子と
入院中の出来事
退院後の生活を綴っている
統合失調症の人から見る世界と
私たちから見る社会との違い
病気に深い理解のあるパートナーの大きな愛情に包まれながら
新しい一歩を踏み出し始めた卯月妙子
ここまでさらけ出さなくてもということまでさらけ出せるのは
表現者としての業だろうか
人はだれも何かしらの生き難さを抱えている
病の進行を抑えながら
彼女が彼女らしくこの世界で生きて行けますように
心から祈っている
読むんじゃなかった
2016/07/20 21:13
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よのおつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューや試し読みなど、前情報のない状態で読みましたが、読まなきゃ良かったと思いました。つまらないわけではないんですが、とにかく重い。軽い感じでギャグ混じりに描かれているのが、さらに重さや怖さを感じさせます。読み終わった後はしばらく放心状態。私はこの漫画を人に勧められません。