紙の本
じわじわと、泣ける本。
2012/01/23 22:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かめめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「毎日かあさん」のようなざっくばらんな雰囲気の本かと思い手を伸ばしたのですが、いい意味で裏切られた本です。
計算されつくしたストーリー。そして最後に全てが明かされ、不覚にも泣けました。
そしてもう一回最初から読み返して、また泣ける。
人生少しずつ分かってきた30代に必読書です。
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私もいけちゃんに会ったことがあるような気がしたり、私がいけちゃんだったような気もしたり。
色づかいがとてもキレイ。
角田光代さんの解説もいい。
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大学の講義で題材になったことがあるが、内容を忘れてしまっていたので改めて読んでみた。
いつも「ぼく」のそばにいて、一緒に盛り上がったり、愚痴をきいてあげたり、やきもちを妬いたりするいけちゃんがとてもかわいい。
ときどき、考えさせられるような台詞を言う。
最後までずっと、いけちゃんは何の生きものだろう?と不思議に思いながら読み進めていたけれど、最後に正体がわかってはっとした。
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ちょっとネタバレになっちゃうかもしれませんが…
本当に人を好きになるって言うのはきっとこういうことなんだなぁ…って気付き、共感。
自分もこう思える人と出会って旦那さん似の男の子供欲しいと思いました(笑)
やっぱり「いけちゃん」は西原さんの旦那さんなんだよなぁ…と読んでると、他の本などでいけちゃんのこと知っている分、ラスト電車の中なのにボロ泣きしちゃいました…
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いつも一緒にいるいけちゃん。なぞだけど、なんとなくいつもそばにいる。
いけちゃんと一緒に本気でくだらないことをして、本気で馬鹿みたいなことをして、少しずつ大人になっていくぼく。
そんなひとりといっぴき(?)の日常を笑いながら読んで、だけど最後にすごく泣いて、それからまた読み返したら今度は全部で泣けてきた。
そんで、なんだか、めいっぱい優しい気持ちになる。
誰の心の中にも、きっといけちゃんはいるんだろう。それでなんか阿呆なことをするたびに、一緒になって笑ってくれてる。
もしも今、何かに傷ついてすごく悲しくなったとしても、いつか誰かがこのことを一緒になって笑ってくれると思えば、なんだかちょっとだけ涙と鼻水も止まる気がする。
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衝動買い。
いけちゃんがかわいくて、ラストにぶわっときて、解説でまたぶわっときて、濃い一冊でした。買ってよかった!
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「おとなになってすきな人ができたらこのことをはなすといいよ
すきな人がわらってくれるよ」
「100うみ」
「ようは いけちゃんは ひとりぽっちでさみしかったのと
おなかがすいてたのと だいすきがほしかっただけでした」
「だいじょうぶの味」
いつでも「ぼく」をそっと傍から見守り続ける「いけちゃん」。
時に悪知恵を働かせてぼくをびっくりさせたり
あたまにかみついたり、照れたり、すねたり、やきもちやいたり。
本文を読んでラストを読んで計らずも泣いてしまい、角田さんの解説を読んでまた追い打ちをかけるように泣いて、
もう一回読み返してみて、色々な気持ちが溢れてきてもう一回泣いてしまった。
子どもをおもう母親のような、大好きな人をにこにこ眺める恋人のような
愛おしいと思わずにはいられないいけちゃんの「ぼく」を想う気持ち。
ああ、そうだよなぁ。と思った。
きれいごとばかりじゃなくて、正論ばかりでもなくて
いけちゃんのことばは
その人に寄り添っている。だから、とても響くんだなと思う。
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女にとっては、
「男の子」
という生き物は未知の生き物だ。
と私は思っている。
「少年」には少女だってなることができるし、
「男」とは所有したり所有されたり愛したり愛されたりするかもしれないけれども、
「男の子」というものは、まったくの異星人で、未知数で、わけわかんないし、なんかやかましいし、野蛮だし、想像の斜め上を行くし、いじわるだし、ほんとにわけわかんないからあんまり近寄りたくないんだけど、
でもなんだか、いつも楽しそうにしているから、妙に気になったりもする。
(私は同級生の男の子がうるさくて嫌いで近寄らないようにしていたクチだから、余計にわけがわからないし、今更気になる。)
この本はそういう「男の子」の生態と心のうちを描いた本なんだな、と思う。
で、読んでみると、「男の子」ってそういうものなのかと妙に納得したりする。
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今頃ですが電書版を読んでみました(でも登録は文庫で)。
海と野山の色がとてもキレイ……だから、
絵本としては素晴らしい出来だと思うけど、
オチ(というかタネ)は好き好きかもなぁ。
悪くないし嫌いじゃないけど、この「むず痒さ」は苦手。
まだ二十代とかだったら号泣してたかもしれないけど、今となっては(笑)
-----以下感想がネタバレになるので非公開メモ欄へ-----
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少年時代の「ぼく」と、寄り添うように存在していた「いけちゃん」のお話。
「男の子がおわっちゃった」って表現が、なんだかもう切なくて。
息子を持つ母としては、涙なくしては読めなかった。
って思ってたら「いけちゃん」の正体に、またビックリした。
全然、違う方向で読んでました。
ゴメンナサイ。
あちこちに笑いもあって、良い本です。
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読むたびにうるっとしてしまう。
愛することの喜びに溢れた本。
大好きな男の人の、恋人や奥さんはもちろん、親友にも母にも妹にも姉にも娘にも、ありとあらゆるおんなのひとになりたいと思ったことがある女性は結構いるんじゃないかと思う。
いけちゃんは、そういう女性の願望そのものの存在だという気がする。
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好きな人の小さい頃のことやどんなところで育ったとか子供の頃の夢やいろんなことって知りたくなる。
だから、その頃に会いに行くことができたらどんなにか素敵なことだろう。
でもそれは、きっといま、その人が近くにいないから……。
すきなひとに贈りたくなる本。
さみしくて、なんか懐かしくて温かくて胸がつまって涙かでそうになりました。
すきなひとに会いに行きたい。
そして、この本のことや、子供の頃のことをゆっくり話したくなりました。
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子供の頃は、夜が暗闇が怖かった事を思い出した!
大人になり、夜も暗闇も怖くなくなった。
一気に、子供の頃を思い出した!
優しくて少し、ほろ苦い物語。
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映画を観た時もそうだったけど、とても泣きました。映画を観ているので、いけちゃんは何なのか分かっていましたが、それでも涙が。西原理恵子さんの本は初めてでしたが、いけちゃんのシーンの余白が好きです。くるくる顔や形が変わるいけちゃんがかわいい。だいすきがほしかったいけちゃんもかわいい。まってるのならとくいなの、といういけちゃんが切ない。シンプルですが、心に響きました。とても良い時間でした。