電子書籍
壮絶。
2013/02/16 01:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:1103 - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャッシングやクレジットカードの返済の
「督促」を行なっているOLさんの話である。
最初は配属されていきなり
そんな督促の電話をすることになり
ビクビクしながらやっていたが、
ビクビクしているとナメられるなど、
この業界で生きていくためのノウハウを取得していく。
確かに、ビジネスノウハウも多くあるとは思うが、
それより何より、この本を読んで一番学ぶべきは
「私、全然幸せだわ!」と思うことだと思う。
督促OL以外の仕事をしているのであれば、
一読すべき一冊である。
紙の本
落ちこぼれ?
2015/12/09 22:39
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
多重債務の督促担当に回され、激やせしながらも2000億円の回収に成功したOL。といってもビジネス書ではないし、啓発本でもない。クレーム処理を担当していれば日常茶飯の出来事をオーバーに書き、面白いだけの軽薄な書。あくまでも暇つぶし用。借金が無くても、気分の良い本ではない。
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何年か前に「3K」職業として所謂ガテン系職業が挙げられていた記憶があるが、ガテン系の、名称が功を奏したのか今では余りそのような云われ方もしなくなった。一方で、内勤でありながら其れに勝るとも劣らないほど厳しい仕事といえばコールセンターであろう。中でも督促や苦情処理を専門とするコールセンターは大変だ。コールセンター業務に携わる友人・知人が意外と多いので、本書「督促OL」も何となく身近に感じて購入したものだ。
本書にあるのは某大手クレジットカード会社のキャッシシング部門の回収・督促を業務とするOLのコールセンター物語だ。借りた金を返せないのに貸すほうが悪いという議論も一理あるのは確かではあるが、それにしてもどうして返してくれと連絡するほうに向かって怒鳴りつけたりするクレーマーがかくも多くなったのであろうか?
そこで働く人間にとっては全く持って謂れの無い、そして理不尽な怒鳴り声を毎日「仕事」として聞かされるのでは精神的に病んでしまうのもむべなるかなとも思う今日この頃。幸いにして本書のOLは周りの先輩たちにそうした拷問もかくやと思わせる苦情電話をやり過ごす秘訣を教わりなんとか精神の安定を保っているようだが脱落者もまたそれ以上に多いには違いない。
まあそうしたコールセンターの悲哀を読んで暗くなったヒトには萩原浩「神様からのひとこと」で心を癒してもらうことをお勧めする。
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非常にタメになる本でした。
仕事に対して不満や不安を抱えている人は読んでみるとよい清涼剤になると思います。
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素晴らしい!業界内の話を第三者によくわかるように書いている。プライドを持って仕事をしているのが、よくわかった。
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もともとブログで読んでいたモノが本に。督促日記とあるけど著者の成長記であり、「クレーム(本来は逆ギレなのでクレームではない)」という特殊な世界を通して、人間の金銭にまつわる根底を生々しく描く秀作。
私も関係する世界にいるので、普通に勉強になった。
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人にありがとうって言われない仕事は本当につらいと思う。
肉体労働、頭脳労働の他に、感情労働があると。感情を押し殺す労働として、集金人やCAがあるということで、督促のコールはその部類に入る。
そんなマジメな話は一部で、新入社員で督促の担当になった筆者が、それをどのように感じ、克服し、モチベーションとするようになるかの体験記。
「督促」という特殊な世界の人向けのみならず、人に向かう仕事の人がどのような態度で接するかについて、ヒントになる。お勧め
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督促というお仕事から見えてくる交渉の仕方、仕事の仕方など。
以前からコラムを読んでいておもしろかったので本も読んでみました。
基本的にコラムを再編集したものなので内容としては8割読んだ事がある印象でしたが、きれいにまとまっているし読みやすくていいですね。
督促、って返すべきものを返していない人にかけるわけだから、立場が強いんじゃないの?などと私的には思ってしまいますが、世の中色々ですね。。
著者はこの本(やコラム)を書いたきっかけを、コールセンターの内側にはリアルに人がいて「感情労働」を日々強いられている。
その中には体を壊してしまって辞める→また次の人が入ってくるという使い捨てのような現状があって、それと戦いたいという気持ちからと書かれてました。
その目的だからか、単なる業界裏事情話といった感じではないところがいいです。
最初はダメダメだったという著者ですが、日々の中から学んでそれを次に生かそうという姿勢はどんな仕事にも参考になる部分があると思いました。
個人的に印象に残っているのは、仕事には得意不得意があって上手にチームで補足しあえるものだというエピソード。
それから、貸したお金をすんなり返してもらうモノの言い方、ですね。
(まああまり貸す事ないけれど)これは参考になる!
しかし、感情労働ってこの先どういう形になっていくんだろうなあ。。。
ふとそんなことも考えさせられました。
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金銭の督促ではありませんが、レンタル業務をしている私にとっても、日々の交渉事は頭を悩ませる時が多々あります。そんな中で(著作が出版される前に)偶然ブログを発見し、拝見していました。
督促や、お願い事(特に相手がNOと感じている事に対して)は、コミュニケーション力が試されると、常々感じています。そんな中で軽い語り口で書かれている本書には、小さなヒントが散りばめられていました。
「ゆっくり話す」「期日(約束事)は、相手に言わせる」は、私も使っている事ですが、改めて大切さを感じました。
一番感銘を受けたのは、最後の部分。「沢山突き刺さった言葉の刃を引き抜くと、自分自身や周りを守る剣と盾になった」
傷つけられても、それをバネにする強さ。バネに出来るから、傷つけた相手を許せる優しさ。きっと、ひたむきに前を向いて仕事をすることで得られる大きな財産の1つは、こんな所にも隠れているのかもしれない。
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クレジットカード会社で督促のお仕事をされているN本さんの徒然日記。
お金を催促されて喜ぶ人なんておらんけん、電話口でお客様に怒鳴られるなんて日常茶飯事。
過酷な労働環境に耐えられず次々辞めていく仲間達。
そんな環境でも一生懸命働いて、やりがいを見つけ、頑張っている姿にやる気を分けてもらえます☆
同僚♂がお客様からの罵声をノートにコレクションしているのには感心!!
私も上司から愚痴を聞かされた回数をカウントして、自分にご褒美システム導入しよう♪
本書はブログの内容に加筆修正したものですが、ブログで紹介されている他の方の作品も興味深かったです^^
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電話が苦手な人だけじゃなく、仕事に行き詰っている人にもお勧めだと思います。
“弱者には弱者の戦い方がある”
って言葉に勇気づけられました(泣)。
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小中高大と普通の学生生活を送り、直面した就職超氷河期。
なんとかクレジットカード会社から内定をもらえ、大学を卒業して新卒で入社した。
そこで配属されたのは『債権回収部門』。
仕事内容は支払いが遅れているお客様への『督促』。
著者の督促OLことN本さんの実体験記。
大学を卒業して夢見てた会社員生活が、本に出てくる内容だったら現実と期待のギャップが乖離し過ぎていて嫌な記憶を思い出す。
ただN本さんは何か困難にぶつかった時に、しっかりと自分で考え行動し、その困難や壁を乗り越え着実に成長していく事が出来る人だと思う。
心理学の本を多く読んだり、ビジネスセミナーに参加してみたり、先輩の良い部分を自分で気付いて取り入れてみたりと積極的に行動している部分は見習うべき所だと思う。
個人的には『自尊心を埋める』話と『心を売る感情労働』という言葉には考えさせられた。
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書名の通り督促OLのお話。
感動しました。これは、1人の新卒の子がいかに仕事人=プロになっていくかのお話だなぁと。
確かに、督促の世界は特殊でキツい。けど、ここまでキツくなくても、仕事を始めれば大なり小なりキツい事は多い。それをいかに心折れないように仕事として勤めていくか。著者は、その周りの人の助言を得ながら自分のスキルを磨いてプロになっていったんだなあ~本当にスゴい。
本的には、そんな督促道邁進みたいに書いてなくて、軽く仕事場や職場(のヒト)ツッコミ入れてる感じなのでサクサク楽しく読めます。間にあるちょっとしたコツもなるほどと役に立ちそう。
私は、人にお金を返してもらいたい時。道などで暴言吐かれる(た)時(著者はこれを心の通り魔と言っている。上手い!)が参考になりました。
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・頼みにくいことは疑問形で聞く
ex. お金返して下さい→いつ頃返済できますか?
・厳しいことを言った最後には、"デレ"で締める
ex.どうして返済できないのですか?→くれぐれも体に気をつけて無理のないご入金を
・心をこめて謝っているように見せるには、怒っている内容+謝罪
ex. お店で恥ずかしい思いをさせてしまって申し訳ありませんでした
・申し訳ありませんでしたは3回まで。適宜ありがとうございますを織り交ぜる
ex.電話取って頂きありがとうございます
・ゆっくり話すと自信あるようにみえる
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対人関係でタフなお仕事をされている方は、一度読まれてみてもよいかもしれません。
まあそれ以外の方でも、カード会社の督促のお仕事ってこんなことしてるんだ、てな感じで気軽に楽しめました。個人的には。