紙の本
草さんの活躍
2022/10/11 10:22
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーヒー豆と和食器を扱う「小蔵屋」のオーナー杉浦草。その「小蔵屋」に新たな商売敵が出没した。その店は「つづらや」で小物や雑貨を扱うお店であった。「つづらや」は安くて品揃えがいいことから、最初のうちは繁盛するが、サービスが雑なこともあり、徐々に客は離れつつあった。ある日、草は「つづらや」の土地の入手の経緯を聞いて驚く。というのも他にも同じ手口で土地の売買が行われていたからだ。その売買に疑問を持った草は関係者を訪ね歩く。そして、そこには大きな事実が隠されていた・・・・・。
草さんの行動力には驚かされますね。身近にそのような危険が潜んでいないか注意しておきたいと思います。何気ない話の中にもリスクを回避する方法があるのですね。
紙の本
黒いウワサのある商売敵登場。
2015/12/22 20:41
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロインは70代のおばあちゃん。とっても元気。
過去を持ってるけど今は夢を持って生きてる気風の良いお草さん。
和食器と美味しい珈琲のお店。珈琲は試飲だから無料!!行きたい。
小蔵屋の近所に商売敵が。何やら強引な商売をしてるらしく、お草さんもちょっと迷惑気味。
しかも、裏に黒いウワサが…?
電子書籍
微妙にモヤモヤする
2021/06/30 16:31
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
紅雲町で器とコーヒー豆の試飲販売を営むお草さんの日常ミステリー?
今回は悪質な不動産売買に絡むお話。
お草さんシリーズの他の話に比べると、何故か話がスッと入ってこない印象。
登場人物が結構多いからだろうか。とっちらかっている気がしました。
ちょっとモヤモヤする結末。
結局、小蔵屋に砂利を撒いたのはどこがどういう指示でやったのか?もよく分からず。
家を手放した和菓子屋の老夫婦も、お金は結局戻って来ないし、
ダイデンがあくどい真似をしなくなったという描写もなかった。
田沼と藤原の後日談も全くなく、そこも個人的にはスッキリしなかった。
ただ、不動産についてはこうやって騙されることもあるかも、と勉強になりました。
紙の本
いまいち
2021/02/20 11:27
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
何がおもしろいのか、いまいち分かりません。
全体的に暗いイメージなんですよね。
誰かHappyになってる人はいるのでしょうか?
そういうストーリーじゃないよと言われたらそれまでなんですけど。
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(収録作品)如月の人形/卯月に飛んで/水無月、揺れる緑の/葉月の雪の下/神無月の声/師走、その日まで
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小蔵屋を営む老女・お草は、最近くさくさしている。近所に安さと豊富な品揃えが売りの和雑貨店・つづらが開店し、露骨な営業妨害を仕掛けてくるからだ。しかもつづら出店の裏には詐欺まがいの不動産売買の噂があって、草はほうっておけなくなるが…。コーヒー豆と和食器の店を舞台に、老女が街で起きるもめ事を解決するコージー・ミステリー。
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お草さんシリーズの二作目。如月、卯月、水無月、葉月、神無月、師走、とひと月おきに一年が描かれた物語である。小蔵屋の商売敵が現れたり、性質の悪い不動産売買に騙された人を目の当たりにしたり、お草さんの放っておけない性格が、ついつい事件に深入りさせるのだった。一作目よりもさらにお草さんに親しみが湧いてくるのは、お草さんが完璧でもなんでもなく、足りないところを充分に自覚しつつ、悩んだり落ち込んだり迷ったりしながら、相手のことを思い、自分の納得のために行動する人だということがより分かったからかもしれない。とても人間らしいのである。そして、何もかもひとりで背負い込まず、頼れる人にはちゃんと頼るのが好ましい。人はひとりでは生きていけないものだし、自分のためだけには生きていけないものだと改めて思わされる一冊でもある。
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続編が出ていたとは知りませんでした。前作よりもお草さんが元気そうでなんか安心しました。事件はより深刻でしたが。
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お草さんのシリーズ2冊目。
連作短編で、次第に事件が絡み合っていきます。
北関東の紅雲町。
「小蔵屋」というコーヒーと和雑貨の店を出して10年になる杉浦草は、76歳で独身。若い頃に離婚し、地道に働き続けてきた。
若いが頼りになる店員の久実と一緒に、コーヒーの試飲もさせる店をやっている。
近くに安い雑貨店「つづら」が出来て、露骨な営業妨害をしてくるようになった。
アパートの前で捨てられた人形を見つけたお草さん。
その持ち主らしい子どもの荒れた様子に驚く。
かって幼い我が子を失っているお草さんは、困っている子どもを放ってはおけない。
けれど、これは虐待というのではなく…
叔父の田村は30歳ぐらいの誠実そうな男で、理由を説明するのだった。
久実は田村に好意を抱いたようで、店にもよく来るようになった子タケルを皆で可愛がるが‥?
福祉作業所のたんぽぽで作っているキャンドルを売ってくれないかと頼まれるが、特徴のない品なのに高すぎると筋を通す。
「つづら」では福祉に協力するために販売していると評判になり、しかも小蔵屋では断ったと広められる。
ところが「つづら」では、おまけとして配っていた。
別な販売方法を工夫する草。
展覧会に出かけたお草さんは、久しぶりの知人に出会う。
彫刻家の須之内ナオミは、まだ草が40歳の頃、呉服店の手伝いに通っていた頃の知り合いで、当時は高校生だった。
ナオミがアメリカに行く前にあった出来事について意見を聞かれ、当時の知り合いに電話してみた所…?
カレー屋を経営する香菜という女性と知り合い、不動産取り引きの問題を聞く。
呉服のマルフジが高利貸しにも手を広げ、不動産屋と組んであくどい手を使った疑いが。
マルフジの社長とは、かって縁談が起きた間柄だった。
この件には、田村にも意外な関わりが‥?!
表紙イラストのほのぼのしたイメージを期待しすぎると違うかも。
日常の謎系ではありますが。
和装で髪を髷にまとめているので、おばあさんという感じだけど、そうでなければまだ、おばさんでというか初老で通るかも?
現役の働く女性で、健康だと、いまどき。
とはいえ、長く生きているとこんな経験もする、という印象はありますね。
40年も前なのにと自分でも思いつつ、幼い息子を失ったことを悲しむ草。
普段は淡々と暮らしていても、時にはその思いがあふれ出すように。
40年前に終わったことではなく、40年も続いた悲しみなのでしょう。
力のこもった書きぶりです。
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図書館で。
幼馴染のユキノさん?は宮崎行ったんじゃなかったのか?シリーズ化したから地元に残ることになったのだろうか…
というわけで日常のちょっとしたお話、という感じでミステリー分は低め。そして思わせぶりな登場人物が多くてコレ一冊ではなんかすっきりしない感じ。次に続く、となるのだろうか。ん~まあ、続きも読むけど…
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和食器とコーヒー豆を扱うこじんまりとした小蔵屋を営む70代のお年寄りお草さんのシリーズ続編。ジャンルとしては日常ミステリに近いもののお草さん自身を始め登場人物たちが負っている人生の機微が細かく丁寧に描かれています。前回から店を手伝うようになった健康的でけなげな久美ちゃんの存在が、ややもすると暗くなってしまいそうな全体の雰囲気を救っています。短編連作だけれど全体を通した横軸のストーリーもしっかりあって、大変面白かったです。今後も楽しみなシリーズです。
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重くも軽くもない気楽に読める感じが気に入ってる。
今回はおカネ絡みの話が軸になっていたこともあり、ちょっと暗かったかな・・
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2巻目のほうが好みだった、のでけども、親友さんは引っ越したのだと思っていました…!
残ってくれててうれしいけど、えっ!?てなってしまった。
グリーンフラッグが鮮やかだった
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シリーズ2作目
後半スケールが大きくなっていたからどう納めるか、ハラハラした。
が、案外あっさり納まって
あら?な感じ。
今後のお草さんの活躍を期待します。
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2話目が白眉。同情だけでは続かない、という現実。障害も災害もなんらかの事情も他人にはやはり他人ごとであるということを踏まえ、対等に居る。その「施し」ではない対等さは、きっと、どんな同情よりも貴重なものではないのか。
前作もそうでしたが、ひとがひとを先入観なくただその個人として捉え尊重することが出来るか否かを、容赦なく問われているように読み。そしてこの目線に至るにはまだまだ足りないなと思い知らされる。
苦いものも辛いものも味わうことで解るのだろうと。
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自分の中の罪の意識に苛まれながらも、自分が関わった様々な人々の困難が良い方に向かうよう、ひと役買おうと奮闘する主人公。
何かに一生懸命になることで、重い記憶も少しずつ形を変え、徐々に光のようなものが見えてくるのではないかという希望を感じました。