素晴らしい本です
2024/06/29 16:17
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
戯曲としてかかれたため、会話が多いです。その分登場人物、人間も霊魂も、みんな親しみを持って読み進められました。特に高利貸しの亭主とインチキ占い師の夫人の喧嘩腰な会話が気が利いていて面白かったです。
かなり好きなタイプ
2017/03/25 15:32
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投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
星さんの本はすべて読んでいますが、自分の中でのランキングでもかなり上位に入るくらいお気に入りの本です。独特のユーモアセンスがあって好きですし、長編でなくすらりと一気に読むことができます。
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台用の作品だという。それにしても、違和感がありすぎる。やたらと格言を言う亭主、自分の仕事の良さを説明する夫人が変。人間のやることや他の幽霊の発言に対して、言いたい放題な幽霊たちも、変。この違和感はどこから??
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投稿者:ドラゴンズ超 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ショートショートで有名な星新一さんの小説です。ショートショートよりはもちろん長いですが、そこまで長い訳でもなく、サクサクと読み進められると思います。
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ここはあるマンションの一室。住んでいるのは高利貸しの亭主といんちき占い師の夫人、それにひとり娘。お互いに悪口を言い合いながらも、この夫婦、けっこう仲よく商売に精を出している。ところがある日、夫婦の金に目をつけた妙な男たちがやって来て、大騒動がもち上がった。それに、現世の人間どもを皮肉に見守る霊魂たちもからんで……。現代世相を軽妙に描く異色コメディー
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戯曲といわれて納得。
誰からも離れたまさに観客視点で人称が書かれていて戸惑った。
若干齟齬がある。ショートショートのほうが好きだな。
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戯曲として書かれたというだけあって、台本のようです。
会話が多いので、読みやすいです。
説明的な会話も多いですが、台本ということなら仕方がないです。
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金貸しと占い師の夫婦が住む部屋で起こる騒動と、それを傍観する霊魂達の話。
テンポ良く展開する人間達の騒乱と、それをただ傍観する霊魂との関係が面白い。
霊魂達が現世を傍観しながら延々と漂っているという点もだが、霊魂が人間に干渉しようとせず、ただ人間達の騒ぎを見たいと思っている点が特に面白かった。
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1.著者の珍しい戯曲。
2.人に霊が取り憑いている。
3.人には見えない。
4.なにもできない。
5.互いに会話を交わすだけ。
6.人の行動を見てたのしんでいる。
7.舞台は、夫が金貸し、妻が占い師をやっている夫婦の応接室。
8.さまざまな相談者。
9.彼らに憑いている霊。
10.部屋はいつもにぎやか。
わるくはないがすごくおもしろいというほどでもない。
ショートショートのほうが吉。
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高利貸しを営む夫と占い師の妻、その娘・ウサコ、そして3人に取りつく霊魂たち。心中した恋人たちの霊魂と死んだばかりの会社社長の霊魂。夫婦に相談に来る人々とそれぞれに取りつく霊魂たちの会話。
2011年5月15日読了
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「にぎやかな部屋」3
著者 星新一
出版 新潮社
p133より引用
“あるのは偶然だけ。偶然とその結果だけ。
それを各人が自己の好みで蒐集し、
勝手な理屈をつけて人生観としてるだけさ。”
ショートショートの代名詞ともいえる著者による、
とある人生相談所にておこる出来事を描いた戯曲。
生きた人間一人一人にとりついた霊達が、
霊ならではと言える考えを話し合いながら楽しく進行します。
上記の引用は、
登場人物にとりついた霊の中の一人の意見。
結局人は、
自分に都合の良い考えだけ取り入れやすい、
ということでしょうか。
多少の偏屈さは人間らしさにつながるかもしれませんが、
あまりにも偏ると自分も周りも困ってしまいそうです。
ほどほどの所で上手くバランスを取れるように、
気をつけたいと思います。
ーーーーー
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久しぶりに読んだ、星新一作品。
読みやすくて、場面の状況がすぐにわかるから作品に入り込めます( ´ ▽ ` )
戯曲ということなので、いつかこの作品の舞台を観て観たい☆
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戯曲っぽくて読みやすいなあ、舞台にしたらこんな感じだろうなあ、楽しいなあ、
と思いながら読み進めたら、あとがきで本当に戯曲だったと判明。
簡潔に核心を突いているストーリーが爽快。
文章を追いながら、頭の中で展開される舞台が軽快コミカルで素直に楽しかった。
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高利貸しの主人、占い師の夫人、一人娘の3人が住む
マンションの一室の中で繰り広げられる星さんの戯曲。
家族3人に客のふりをして訪れた相談者、詐欺師、強盗、それぞれ
一人一人の背後についている白およびブルーの濃淡の霊魂。
バラバラでまとまりのない家の中で陽気で勝手な人々。
辛い、悲しい、退屈と嘆きをつぶやきながら
人間にぴったりと付き添う新入り、ベテラン、とり揃った霊たち。
死んで愛を実らせる人、死後の世界に絶望を感じ、
死んでなお死にたいとぼやく老人。
手を奇妙にふりふり「信仰なさい」と説く婦人。
登場人物が増えるたび、今度はどんな霊が!と楽しみになる。
生者は未来を知りたがり、現世を永遠のごとき永き時間をかけて
眺めてきた死者は、今この瞬間を楽しむ。
死者は現実の世界に手を出すことはできないけれど、
とばっちりもくうことがない。決定的な傍観者。
死後の世界があると説いた宗教たちが崩れ、
限りある命と知った後には信賞必罰のルールはぼやけ、
正義は目減りした。
目に見えないものを大切にし、枠なき場所に生きる"生"無き者と、
目に見えるものだけを大切にし、枠に囚われて生きる"生"ある者。
"吉ですけれど、ご用心
凶ですけれど、希望あり。"
ものは言い用、キモチも待ち方次第。
裏返してみてはじめて表の良さが分かる。
会話の1つ1つが欲にまみれて生きゆく心理をつき想像を誘発させられる。
人間の心理を弄ぶかのように、それぞれの物事を巧みに扱い
相反するすべてがユーモラスにお話全体に散りばめられ見事に構成され
完結されていて感動した。
生と死の境界線。
真鍋博さんの挿絵がより柔軟にパラレルで楽しい世界を
想像させ、脳内に構築してくれる。
終始相反する視点が面白い。
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久しぶりに読んだ星新一。
コミカルで読みやすい。でもちゃんと毒もあり。
でも、うーん。おもしろいけどあまり印象には残らなかったなあ。
やっぱりショートショートだな。