読割 50
電子書籍
羽月莉音の帝国5
新頭取、爆誕! そして中国進出!?殺すか殺されるかの死闘を経て、日本右翼の巨頭・海胴総次郎になぜか気に入られてしまった莉音と俺。その不可解なツンデレぶりにはふりまわされる...
羽月莉音の帝国5
羽月莉音の帝国5(イラスト簡略版)
羽月莉音の帝国 5 (ガガガ文庫)
商品説明
新頭取、爆誕! そして中国進出!?
殺すか殺されるかの死闘を経て、日本右翼の巨頭・海胴総次郎になぜか気に入られてしまった莉音と俺。その不可解なツンデレぶりにはふりまわされるばかりだが、一難去ってまた一難。
リテール部門における利率の高い定期預金と、中小企業への無担保融資とを特徴とするビジネスモデルをもつ、日本商業銀行を買収した俺たち革命部。だが破綻寸前の経営状態にあったその銀行の頭取は、なんと後継者を勝手に指名し、株式を譲渡して消えてしまった――。想定されうる限りで最悪の人間を新頭取に据え、そのやりたい放題の暴走を横目に見ながらも、俺たちは銀行の経営状態を改善させるべく、高いリスクを承知で利益を上げるために銀行の投資銀行化を画策する。銀行に巣くっていたタチの悪い連中との丁々発止の交渉を進めながら、だ……。
そして革命部はついに世界進出の一環として、自ら開発した画期的なファイナンスのスキームを用いて、中国全土での衣料事業を展開させる・・・のだが。
チャイナリスクを乗りこえて、俺たちはさらなる拡大を遂げることができるだろうか?
世界最大スケールに向かってぶっ飛ばす、まったく新しい起業ライトノベル第5弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
著者紹介
至道流星 (著)
- 略歴
- 小説家、会社経営者、投資家。「雷撃☆SSガール」で講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞し、デビュー。ほかの著書に「大日本サムライガール」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
革命部の戦いの舞台は世界へ
2011/01/01 00:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
不良債権を抱えて破綻寸前の日本商業銀行を買収し、現頭取を留任させて一歩引いた所から経営するはずが、春日恒太が暴走して頭取に就任してしまう。身内を守るため引くに引けなくなった羽月莉音と巳継は、実務を折原沙織に委ねて不良債権の実情を詳しく調査することにする。その結果、不良債権の背景には裏社会の人間が関わっていることが明らかになり、またもや一触即発の状況が訪れてしまう。
そして革命部の舞台は巨大マーケットの中国へ。低金利社会において稀に見る高金利の日本商業銀行の融資先を作るため、投資銀行業務にも範囲を広げた革命部は、アクアス絡みの案件で中国へと降りたつ。一見、順調に進んでいるように思えたビジネスだったが、実は中国という国が抱える巨大なカントリーリスク、共産党による独裁支配が彼らの前に立ちふさがる。
真面目に日本商業銀行改め国際商業銀行は破綻の大ピンチ。土地鑑のない中国という場所で、ピンチを切り抜ける起死回生の一手を繰り出すことができるのか?解決は6巻に続きます。
今回は前半も銀行業務や監督官庁である金融庁の話題も含めて、十分面白かったのだけれど、後半の中国編はもっと面白い。特に、戦後の中国史を辿るところは良い。やはり中国で仕事をするには、中国のことをよく知っておく必要があるのだろう。