- 販売開始日: 2013/03/15
- 出版社: PHP研究所
- ISBN:978-4-569-68776-6
奇跡の母子犬
著者 山下由美
宮崎県中央動物保護管理所に収容された母子犬をめぐる感動の20日間の記録。2007年2月、住民の通報により1頭の母犬と3匹の子犬が管理所に捕獲されました。管理所に収容された...
奇跡の母子犬
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商品説明
宮崎県中央動物保護管理所に収容された母子犬をめぐる感動の20日間の記録。2007年2月、住民の通報により1頭の母犬と3匹の子犬が管理所に捕獲されました。管理所に収容された犬たちには「命の期限日」が付けられ、飼い主が見つからないと殺処分されます。生きて出られる確率はわずか10%……。親子で来た場合、ほとんどの母犬が周りの犬や緊迫した状況に驚き、子犬の面倒を見なくなるのですが、この母犬は違っていました。子犬を守ろうと必死で人間を威嚇し続けるのです。長年犬を捕獲し続けている職員さんも、この母犬の姿に驚くと同時に、子への愛情に心を打たれます。なんとかしたいと思った職員さんは、自分の担当月のぎりぎりの日まで期限を延期しようと決めました……。必死に子犬を守ろうとする母犬、生き抜いてほしいと願い続けた管理所職員さん、その姿を記録し「命」の大切さを訴えかける私――3つの思いが生んだ奇跡の物語。
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命ある限り一生懸命に生きようとするのは、犬も私たちも同じなのだ。
2008/07/15 17:51
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めだかの兄弟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の家族は、犬好き。ペットショップで買うことは一度もなく、もらってきたり、拾ってきた犬を、家族の一員として迎え入れて育ててきた。幸い、健康な犬たちばかりで、母がもらってきた犬は16歳まで生きてくれた。兄が拾ってきた犬は、今年16歳現役であるが、この頃、少し病気がちになってきたのが心配の種。私は、道路の真ん中で立ち往生の子犬を拾ってきて14歳まで育てた。私自身、犬を “育てる”と決めたときは、最後まで面倒を見ることが“責任”であると覚悟を決めて、連れて帰った。
この本は、「母子犬」の動物管理所に来た話である。普通は、「飼い主のいない野良犬や飼い主が飼育放棄した犬、迷子になってしまった犬などは、保健所から動物管理所に送られます。「狂犬病予防法」により3日間抑留(飼い主がさがしに来た場合、返還するため)されたあと、最短で4日目に殺処分されてしまいます。」このことを、理解している人ならば、迷子はともかく、飼育放棄はありえない。もし、自分が犬で、飼い主から捨てられ、殺処分されたら? どんな動物でも意志があるのだ、人間の勝手な感情で命を軽んじてはいけないのだと、子どものときに、たくさんの動物の本や映画を見て学んだことを、私は、今でも忘れることはない。
著者は、動物管理所にきた「母子犬」のノンフィクションを本にすることで、「命」の大切さを投げかける。この仕事に従事している職員さんの心が軽くなるように、多くの人が、この本を読み、ペットショップだけじゃなく、「管理所の子たちにも目を向けてあげてください」と著者が言うように、「母子犬」に起きた「奇跡」が、管理所の子にもおきることを心から願う。この本を読み、“命”を育てることは簡単ではない、だからこそ初めに覚悟が必要なのだと、改めて痛感した。
ぼくの町に電車が来た
2021/10/02 10:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊東から下田へ電車を通した時の話です。たくさんの苦労があったことや通った時の喜び、そんなことが学べます。