- 販売開始日: 2013/04/12
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-130454-0
妻の超然
著者 絲山秋子 (著)
結婚して十年。夫婦関係はとうに冷めていた。夫の浮気に気づいても理津子は超然としていられるはずだった(「妻の超然」)。九州男児なのに下戸の僕は、NPO活動を強要する酒好きの...
妻の超然
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商品説明
結婚して十年。夫婦関係はとうに冷めていた。夫の浮気に気づいても理津子は超然としていられるはずだった(「妻の超然」)。九州男児なのに下戸の僕は、NPO活動を強要する酒好きの彼女に罵倒される(「下戸の超然」)。腫瘍手術を控えた女性作家の胸をよぎる自らの来歴。「文学の終焉」を予兆する凶悪な問題作(「作家の超然」)。三つの都市を舞台に「超然」とは何かを問う傑作中編集。
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「超然」という通常あまり使わない言葉を使って、3篇の中編を著すという面白い試み
2024/01/23 20:12
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
「超然」という通常あまり使わない言葉を使って、3篇の中編を著すという面白い試みである。それぞれ「超然」という言葉が効果的に使われている。3篇は関連がなく、それぞれ独立した話である。しかも、語り手が一人称であったり二人称であったりと、意図的に使い分けているようにも思える。最後の「作家の超然」は自伝っぽいテイストであった。面白い。