0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まり - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章がとても美しかったです。一途でワンコな攻と男気あるカッコいい受の2人ですが、攻の生方が自分でも自覚しきれていない孤独ゆえに江沢を求める姿が切なくて、何度も涙が出ました。悲しさが漂っているけど暗いお話ではなく、キラキラ癒されるような素敵な作品でした。
名前は変われど、関係は変われど、最初からの定位置。
2016/09/07 07:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nachi - この投稿者のレビュー一覧を見る
一途って良いなぁ。最近「星を手繰る」を読んだけど、再会もので攻が一途すぎて恐れ多く何も出来ない、あなたが存在してるだけで幸せです的な設定が少し似てた。そして天然でイケメン(いや星を~のほうはストーカー並だし、気持ちが早々にバレてるんだけど)
一番側にいる、幼馴染みで親友、その位置を失うかもしれない怖さ。生きる意味みたいな象徴を失う怖さ。
だけどだからこそ、欲を捨てきれない自分に向き合ったり、手を伸ばしてみて届いた幸せにたじろいだり。
この話は江沢の受け入れる思いきりの良さ?が魅力でした。
案外、話がこじれず進んだ。読みやすいお話でした。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
疎遠になっていたとはいえ親友だった男に好きだと言われ、考えさせてくれと答えて真摯に考える受けが男前だ。
それに引き換えカッコよく誰に対しても優しく穏やかな攻めが中身は凄い乙女なのがおかしい。
ヘタレと言われても仕方ないだろうが、諦めるしかなかった彼の両親との関係で形成された性格は、好きな人も心の中に秘めるという選択肢しかなかったのかも知れない。
そう考えると切なくなってしまう。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天然王子で乙女な生方よりも、男前な江沢の方が遥かにかっこいいと思う。生方に告白されても、軽蔑するわけでもなく前向きに考える江沢のかっこよさ。生方視点の「右隣の恋人」を読んだらヘタレまっしぐら。たまに地雷を踏んでみたり。でも、江沢の事がどれだけ好きかって気持ちはよく分ったよ。こんなにも好きなのに、触れたいのに、でも想いを伝える事の出来ない切なさ。両方の視点で読めるけど、高校生時代の生方視点をもっと読んでみたかったな。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
暖かい気持ちで読めました。大雨の中、二人が互いに探し合う場面が良かったです。生方が、帰省した江沢を5年振りに出迎えたのが、何故だったのか、イマイチ分からなかったのですが、読み損ねたかな?
投稿元:
レビューを見る
なんて攻がヘタレで愛おしいんでしょうね。 どんなけ好きなんだよ!って言いたくなるくらい、純粋な恋心でしたね。なんかこっちまで胸が詰まってくる攻の気持ちが綺麗で切なくて・・・、でも泣きすぎ(笑) 始まり方は曖昧だけれど、ほだされて付き合い出したのではない!と読者い判るほど両者の心情を丁寧に書かれてましたよね。 物語的には大きな山みたいなのはないけれど、素敵なお話でした。 でも萌え要素というか、何かもう一押し欲しかったな。
投稿元:
レビューを見る
高校生の時にケンカ別れした親友、生方と5年ぶりに再会してしまった江沢。ある諍いの後、連絡もいっさい取り合っていなかったことを生方のほうもずっと気にしていたと知り和解して、これで元どおり親友に戻れるかと思ったのですが…
すっごいヘタレわんこ攻が登場!話は江沢視点で進行しているので、彼の思考を通して見る生方は、もはや挙動不審なヤツ状態です。
とにかく、言動も行動もちょっとヘンで、きょどってる生方。
5年間避けられているかのように連絡もしてこなかったくせに、再会できたことを「ありがとう」と言い、ケンカの事も「あの時はごめん」と謝り、江沢を夜道家まで送ったかと思うと、好きだと告白してきて。
だからと言って、こっちの気持ちまではなぜか求めてこない生方に、はっきり自分の気持ちを伝えようと家を訪ねたら、なんと荷物をまとめて逃げようとしていたりするのです…
天然というか、ヘタレというか、すぐにあきらめてしまい逃避するイケメンわんこの生方です。これはほっとけない。
江沢のことが好きで好きで仕方ないからこそ、遠慮して臆病になってしまう生方が、かわいい。
告っただけで、気が済んでしまったかのような後ろ向きの自己完結っぷり。
今までの人生で、生方はそうやって相手を思いやって諦めたり手放したりしてしまう癖がついてしまったのが、後々わかってくるんですけどね。それを知らない江沢には、不可解この上ない親友の態度だったと思います。でも、そんなお人よしで遠慮ばかりの生方の本心を理解して、そこまで想われていたことにやっと気付いて、彼の全てを受け止めようとする江沢は、さすがだなと思わせます。やっぱり、愛のなせるわざですね。
意図が分らないうちは、勘違いしてイラっときてたけど、それが全て自分のためだったと分ってからは、もうほっとけないかんじで。見えない尻尾をブンブン振ってる生方を、全面的に受け入れてるところが清々しくていいです。
「右隣の恋人」は、いいかんじになったその後の二人が生方視点で描かれていて、悶絶モノ。いいかんじになったのに、ものすごーく遠慮気味な生方が面白すぎです。まさに天然。
甘えすぎたらいけない、などと考えて逆に江沢の不興を買ってしまっています。
江沢はほんとに竹を割ったようにすっぱりした性格で、男前な受なんですよね。いざとなったら肝が据わってる。そして、生方のことを特別に想っているのがすごく伝わってきます。
がっついて?こない天然生方に、しびれをきらすシーンに胸キューン。
ヘタレわんこ攻好きは、悶絶死まちがいなし。ああ、もう!って感じで、身もだえながら読んでしまいました。
投稿元:
レビューを見る
中学、高校と親友だったのに、5年離れた後の再会。
さっぱりした性格(かな?)の営業2年目リーマンと、柔和な忠わんこにして天然王子の大学院生。
悪魔みたいな先輩がいいですね、好きだ。
CDにしてください!
投稿元:
レビューを見る
受けと攻めが逆でもいい微妙な関係だったような。
でも、とても好感もって爽やかに読めました。
案外、あっさりした感じかな…。強い印象がないです。
あとに収録されてるほうの話が甘かったです。
投稿元:
レビューを見る
★3.6
良かった~。攻めがすっごい健気だった!相手のことを思って身を引くとかこういうタイプは受けに多い感じだけど、これでは攻めっていう(笑)逆に受けが男前っていうのがまたいい。あとがきにもあったけど、全然リバでもいい感じ。両視点でのお話があったのもすっごくイイ!お互いがどう思ってるのかとかわかるとにやにやする(笑)
投稿元:
レビューを見る
初読みの作家さんです。『月って手を伸ばしたら、なんだか掴めそうだよね』とそんな話をいったいいつ、誰としたんだっけ?って書き出しを読んで、たぶん結構好きだなって予感がした。書き出しの1ページの印象って、誰かと出会うときの第一印象と似ている。同級生の再会愛は大好物なので、それだけで2割増しくらいに楽しい。この話をポエミーな文体で三倍ぐらいのボリュームに希釈したら、『スローリズム』になる気がするww
かっこよくてやさしくて、ちょっと鈍感で、乙女で、泣き虫な攻をうまくリードする真っ直ぐで男気のある受。
メンタルでは攻守逆転な感じが、なんか好ましい。
設定とか展開とか特に目新しいことはないけど、お互い探りあいながら、確かめあいながら、ずっと隣にいてくれた人の大切さに気づいていく過程とか、一緒に過ごした時間の重みとか、
きっと誰の胸にもじんわり沁みて、幸せな読後感が得られると思う。
投稿元:
レビューを見る
うわん、なんで今まで読まずに積んでたのよ私ったら!てすごく後悔した。
すげー好き好き大好き!!
5年ぶりに再会してわだかまりが解けて恋人同士になった表題作もよかったけど、
2人の仲が深まっていく「右隣の恋人」が、泣きそうになるぐらいよかった。
王子さまなのにヘタレワンコとオトコマエな幼馴染みの2人。
これ、リバで読みたかったなーw
薄い本あるならものすっごく欲しい!!
投稿元:
レビューを見る
応募券めあて。どれでもいいから、どれにしようかと悩み、イラストで決めた。内容はあんまり・・・受がちょっと気持ち悪かったかも・・・。
投稿元:
レビューを見る
雑誌掲載時に読んでたのをストーリー後半に差し掛かるまで気がつかなかったという・・・w
なんでだろうなぁここまできれいさっぱり忘れてるのって珍しいんだよね、自分的には。
思い出したのが『泥だらけでこの車に乗ったら妹に怒られる』ってフレーズ、まったくBLにもストーリーにも食い込んでない一文wwww
なんというか、え?そっちが攻めなの?!っていう驚き以外は日常のヒトコマ的なBL(?)でした。
投稿元:
レビューを見る
幼馴染で親友。
可南さらささんの本はまだ二冊めですが、どうしようもない片想いが報われる話が好きなのかな?と。
幼馴染ものは大好きですが、もう少し…恋愛以外の繋がりからゆっくり導入があっても良かったかな、と。
告白がいささか唐突な印象でした。