「出雲抹殺」の謎
著者 関裕二
「出雲は逆立ちしている。出雲の何もかもが、あべこべなのである」。本書の「はじめに」で著者は、いかに出雲という国が謎めいている存在であるかを示唆する。さらに「たとえば、旧暦...
「出雲抹殺」の謎
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商品説明
「出雲は逆立ちしている。出雲の何もかもが、あべこべなのである」。本書の「はじめに」で著者は、いかに出雲という国が謎めいている存在であるかを示唆する。さらに「たとえば、旧暦の十月を普通は神無月というが、出雲では神在月という」「出雲大社の注連縄は、世間一般の神社の縒り方とは正反対に縒っている」と続けて、出雲の特異性を紹介する。出雲の特異性は、まだある。全国各所に見られる前方後円墳に対する、出雲の「前方後方墳」。五、六世紀に制度化され、律令制度が廃止されていく中で廃絶されたはずの「国造(家)」が、現在まで続いているという事実。表の現人神が天皇なら、裏の現人神が出雲国造なのであろうか? 著者は出雲に対する謎の多さを事例をあげて強調する。ヤマト建国以前に興隆し、建国後には急速に衰退していった出雲。この古代史最大の謎を解く鍵は出雲にある、と著者はいう。ヤマト建国の真相を大胆に推理した著者渾身の書。
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物的証拠が
2023/04/15 09:17
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
井沢元彦の「逆転の日本史」を思い起こさせるような作品である。
記紀と中国の三國志と各神社の伝承と を混ぜ合わせて、想像力と妄想で成形したような作品である。その中で流石に説得があったのは、物的証拠ともいうべき発掘調査の結果である。この調査結果によって妄想の幅がある程度狭められ、そしてまた別方向へ広がることが可能になっている。もし天皇陵の発掘が許されるのなら、古代史はより明らかになるのだろうが。