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内容紹介
2003/08/05 21:59
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
感動再び!原作でも映画でも描かれなかった、もう一つの『黄泉がえり』。不思議なことが起きていると聞いた。熊本のある地域で、死者が蘇るというのだ。もう一度だけ、あの子に逢いたい—。事故で亡くした子供を生き返らせるべく、別れた夫婦が再会し、熊本へ向かう。再生への祈りを込めた旅路を描く表題作ほか、短編の名手と謳われるカジシンの魅力満載で贈るオリジナル文庫。
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感動再び!原作でも映画でも描かれなかった、もうひとつの『黄泉がえり』。不思議なことが起きていると聞いた。熊本のある地域で、死者が蘇るというのだ。もう一度だけ、あの子に逢いたい――。事故で亡くした子供を生き返らせるべく、別れた夫婦が再会し、熊本へ向かう。
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書き下ろしを含む短編集です。表題作「黄泉びと知らず」は大ヒット映画「黄泉がえり」の原作版のアナザーストーリー。短編ならではの切れ味で、淡々としかし味わい深い佳作だと思います。
他の収録作は主にアンソロジー、異形シリーズやSFバカ本収録作から編まれていて、梶尾作品の別の面が垣間見れます。
「癒し」を求めて購入した人は面食らうかもしれません。「小壷ちゃん」とか「魅の谷」とか。
しかし、梶尾作品はこの多様性にこそ醍醐味があるとおもうので「癒し系」だけではない、いろんな傾向の作品を楽しんでください。
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短編集。表題作の黄泉びと知らずは黄泉がえりを読んでないとあんまり面白くないんだろうなぁと思いました。一番のお気に入りは、題名忘れたけれど、自分のしたい事を役割の中で押し殺してきてたっていう話です。親に対する子供という役割。学校に対する学生という役割。色々な枠組みにはめ込まれちゃって、その中で最適な行動をとる。そんなものにとらわれたくないなぁと思いました。
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短編集.
黄泉がえりに影響されて買った.
基本的に下寄り.
別に下話にしなくてもいいものまで下だったからなんか納得いかないー.
でもそんなもんなんかなー.
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「黄泉がえり」の続編である表題作を含む短編集。
表題のセンスはうまい。
ユーモアを盛り込んだ作品から感動するような作品まで,
バラエティーに富んだ作品を楽しめる短編集になっている。
全体的にユーモア寄りで,結末が読めるものも多かったのは残念。
個人的には,「黄泉びと知らず」,「見知らぬ義父」が良かった
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黄泉がえりの番外編。
亡くなった人が一部の地域で蘇ってくるという現象を聞き、亡くなった子供をよみがえらそうと願う夫婦の話。ちょっと物悲しい。
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映画にもなった『黄泉がえり』のアナザーストーリー。
表題作は説明的過ぎな書き方の問題か、感情移入しづらい感じが否めない。。。
『かぐや姫』のパロディである「六番目の貴公子」、山間部でバス事故に遭った「奇跡の乗客たち」は面白かった。
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古典竹取物語を基礎にオチは…『六番目の貴公子』
ある程度ヨメるが、やっぱりかの『魅の谷』
ほのぼの親子愛と思いきやの『小壺ちゃん』
といったユーモア、ばかばかしさもあるが
不完全な知的生命体がもつ永遠の思いを
切なく描いた『接続された女』
SFともファンタジーとも違うが日常でもない
しかし共感できる『見知らぬ義父』
表題作は、あの物語のまわりにあふれていただろう
普通の物語とちょっとした奇跡を物足りないほど
さらりと描いているので、少し物足りないかな。
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梶尾真治ということで購入して読むが、正直面白くなかった。
表題作も、まぁよくありそうな話で、この作者だからこそ、という話では全然ない。黄泉がえりを読んでないとよく分からないだろうし。
他の話も面白くなかった。
接続された女って、ジェームズ・ティプトリー・ジュニアだよねぇ。。
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黄泉がえりシリーズ第二弾。短編集だけれど、黄泉がえりワールドは最初の一編だけだった。
そのワールドをそのまま使う「黄泉びと知らず」は予定調和というか要するに面白くない。次の「六番目の貴公子」は長く感じて流し読み。
板前が手術をする「奇跡の乗客たち」はなかあなか面白い。SFチックな「魅の谷」は何度か見た結末。アンドロイドが南極探検用だったみたいな「小壷ちゃん」も特段ひねりなく平凡。
現代的な「見知らぬ義父」はなかなか良かった。いいねぇ、こんな第三の自分(仕事、家庭のほかの第三という意味)。特段記憶が残らない「接続された女」、狙いはわかるけれど怖さが染み出てこない「赤い花を飼う人」がラスト。
雑多な短編集の寄せ集めっぽい。悪いとは思わないけれど、面白いとも思わない普通のファンタジーだった。
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えーとなんじゃこりゃ…。全8話の短編集であり、表題作と「見知らぬ義父」は、「黄泉がえり」が好きな人なら普通に楽しめる作品だと思いましたが。他の6話はくだらないバカSF話ばかりで…。
むしろこの本の中では、表題作と「見知らぬ義父」が浮いている。表題作だけは書き下ろしだそうです。
ヒット作である「黄泉がえり」のスピンオフを書き下ろして目玉とし、しかし中身の大半が「黄泉がえり」とは全く路線の異なるバカSFというのはどういうことでしょう。
純粋にバカSF本としてまとめてあればもう少し楽しめたかもしれませんが、「黄泉がえり」の路線を期待して買ったので楽しめなかったです。
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短編8編。「黄泉がえり」は好きな作品だったので、関連作として期待したけど弱い。他の作品についてもがっかりの内容で、SFとしての新味はなくユーモアも逆効果。短編は得意な人だと思ってたけど・・たまたまの駄作集と判断して、他の短編集を探してみよう。
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竹内結子主演の「黄泉がえり」が好きで、そのアナザーストーリーがあるというので読んだ。「黄泉びと知らず」は同名短編集の中のひとつでいちばん最初の話だった。いい話なんだが、そのあとに続く短編は何とも趣が全く違うストーリーで「黄泉びと知らず」とはまた違う時に読みたかったかな。面白いんだけど、さっきまでのジーンときていたものとのギャップが……面白いんだけどね。
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カジシンの2冊目、本領と言われる短編集です。
何だか星新一を思わせる作風です。もっともショートショートではなく短編ですが。アイデアが豊富と言うか、悪く言えばアイデアのみ。そのアイデアがあまりにバライエティに富んでいて、付いて行き難い。もう少し統一したテーマがあれば、そうでもないのでしょうが
実はもう少しハードなSFを期待していたもので、ちょっと肩透かし。これはこれで面白いのですが、何か物足らないような気がします。