東慶寺花だより
著者 井上ひさし (著)
井上ひさしが十年をかけて紡いだ、感動の遺作! 江戸時代、女たちが不幸な結婚から逃れるための「駆け込み寺」であった鎌倉の東慶寺。その門前に建つ御用宿の居候で、戯作者志望の青...
東慶寺花だより
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商品説明
井上ひさしが十年をかけて紡いだ、感動の遺作! 江戸時代、女たちが不幸な結婚から逃れるための「駆け込み寺」であった鎌倉の東慶寺。その門前に建つ御用宿の居候で、戯作者志望の青年の目を通し、救いを求めて寺に身を寄せる女たちの物語が描かれる。ただ虐げられるばかりではない。怒り、抵抗し、許し、受け入れる。名もなき人々の弱さと強さを優しい視線で見つめた井上文学の到達点とも言うべき、静かな感動に満ちた連作短篇集。著者自身による特別講義を巻末収録。
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ウンチクも楽しめます
2019/04/03 16:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
井上ひさし『東慶寺花だより』を読みました。
井上ひさしは何年ぶりだろう。
鎌倉の駆け込み寺にまつわる人々の話。
中心人物の名前がついた15の章にそれぞれ花の名前も添えられています。
全体を通した主人公的人物は読み本の作者志望の医学生という設定。
江戸期の出版事情や医学事情について、また「三(み)行(くだり)半(はん)」に象徴される当時の女性の地位について、資料魔の井上ひさしらしいウンチクも楽しめます。
さだまさしの「縁切寺」というのはこの東慶寺のことだと思われるのですが、井上ひさしによると「縁切り寺」と「駆け込み寺」は別物だそうです。
ウィキペディアでもごっちゃにされてるんですけどね。
東慶寺花だより (文春文庫)
2016/02/11 21:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東慶寺は縁あって、訪れたことが有るお寺ですが、そこで繰り広げられる数々の出来事大変面白く読まさせて頂きました。
井上ひさし氏のユーモラスのある作品に心が温かくなりました。
東慶寺花だより
2016/01/21 11:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベル タカジョウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見て、本書を買いました。江戸時代の女性から離縁を持ちだすときは、いろいろと理由を吟味して、両者を納得させて離婚させるのですね。現代は、ささいなことで離婚することが多いですが、第三者が親身になって仲介してくださる、おせっかいな方がいれば、お互いに頭を冷やして仲直りすることもあると思います。反対に、DVなど、女性が一人では解決できない場合には、心強い味方になってくれると思います。何はともあれ、気軽に相談できる場や人があるといいと思います。身内では、かえって、相談しにくいこともありますね。
ぜひ読んでください
2015/08/31 07:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽこ仮面 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化もされたけどあんなもん屁みたいなもんです。原作のこちらの情感たっぷりのタッチ、そこはかと漂うユーモアの品の良さ、本当に素晴らしいです。