紙の本
ベイカーストリートイレギュラーズものではなく
2017/05/16 22:50
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
予想していた内容と違ったな。ベイカーストリートイレギュラーズの面々が力を合わせて悪党と対決するジュヴナイル的な内容を想像していたけど、基本的にはホームズの捜査の手伝いをする内容でした。話はしっかりしていたので、続きも読んでみようかな。
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2012年8月4日読了
ホームズ世界を借りた、オマージュ的な作品かと思ったんだけど、なんか思ってるのと違った…(-_-;)
どっぷり御本家ホームズの世界観を踏襲しての、少年探偵団なのでシャーロキアンには楽しめるのかもしれない。残念ながら、私はホームズ作品を読んだことがないので、終始リアム少年の視点でしかわからなかったのが勿体なかったな。
謎が謎を呼ぶ展開。これは更に真相があるのかと先が気になる、すごくイイとこで終わってしまった。
エドワードの正体が見えそうで見えない!気になる!!
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かの名探偵の始祖、シャーロック・ホームズの、まったく新しい物語。
ホームズが作中で最も頼りにした遊撃隊、ベイカー・ストリート・イレギュラーズ。
通称、少年探偵団。
その少年たちをメインに据えた物語。
それだけでも充分に心躍るのに、かてて加えてこの本は。
なんとあとがき解説マンガを、『Q.E.D.』の、加藤元浩氏が描いているという贅沢っぷり。
見かけて即買い、即読み終わりました。
少年探偵団をメインに据えてはいるものの、もちろん、ホームズもののパスティーシュなわけで、原典に出てきたメインキャラというか人気キャラというか有名どころというか要するにアイリーン・アドラーとか教授とか、これでもかと言わんばかりに贅沢にふんだんにホームズ趣味が発揮されている。
きっと、往年のホームズファンは、にやりとすることしきりでしょう。
そして、この本の白眉は。
実は、ホームズやミステリそのものではない。
主人公の少年リアムの、心の成長物語。
一つ一つゆっくりと、だけど確実に、少年は大人になっていく。
それを描いているのが、まさしく本書。
その前には、キャラクターも、ミステリのネタも、すべては前座と言ってもいいかもしれない。
ここに、「少年の物語」が、ある。
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アイルランド独立派に、なんとも意味深な「白薔薇」の予言、謎の貴人はエドワード、プランタジネット王家とかヨークとか関わってくるっておいおいおいおい!…
ベイカーストリート・イレギュラーズという、シャーロック・ホームズの探索を手伝う19世紀イギリス貧民街の少年探偵団。の、少年たちが活躍するホームズ譚異聞みたいなものを想定して買ったんですが。あらあらなんだか想定外。
主人公リアムはイレギュラーズで、もちろんウィギンズ含め他の本家イレギュラーズも活躍するんですが、これはむしろリアムの物語ですよね…?しかし期待外れかと思いきや、それがそうでもない。むしろ面白くて止まりませんでした。
ホームズの描かれ方も素晴らしくホームズでしたw
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ちょっと時間がかかったけど、ロンドン旅行中に読破。いい記念に。
ベイカーストリート・イレギュラーズの少年たちが中心で、最初はちょっと物足りないかと思っていたけど、色んな謎が絡まり合ってなかなかの読み応え。
一番根底にある父親の謎が次回繰り越しで、なかなか面白くなってきました。
ワトソン博士が居ないのだけが残念。
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文章もわかりやすかったし、楽しかったです。
少年目線で見たホームズが描かれてて、面白かったです。
少年目線だけかなあと思っていたら意外と、ホームズ主体の部分もあって、ほおとなりました。
続きが出てるのは知っていましたが、きっちり一巻ずつで話は完結するかなあと思っていたら、良いとこで終わっていて、続きが気になるので早く続きを読みたいなあと思います。
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これはおもしろい。
普通の推理小説好きが面白いんだから、シャーロキアンには、きっとたまらない面白さなんでしょうね。
ホームズを助けて活躍する貧しい少年たちの物語。
タイトルのにある「キューピッドの涙」なんて表現が、なんとも少年ごのみの推理小説の雰囲気でいい!
本家のホームズものに出てくるさまざまな人物がちりばめられている中、ホームズをしたいホームズのために働いている貧民街の少年たちが縦横無尽に活躍するというお話。
ミステリなのであらすじ紹介はやめておきますが、文体も本家を思わせて(といっても、自分は翻訳でしか読んだことありませんけど)、小学生のころ、ちょっと背伸びして新潮文庫でホームズシリーズを読んでいたころを思い出しました。もう35年も前!
さらに事件とは別のストーリーとして、アイルランド独立闘争が仕込まれているというのが面白い。
日本に差別(米軍基地の押しつけをしても「沖縄ならいいだろう」という県外の多数の人々の意識は差別に相当する。そこに明確な搾取がなくても)されている沖縄出身の自分にとっては、この独立闘争のほうが、どうも興味がわきます。
時代的には昔みた映画の「マイケル・コリンズ」の頃なのでしょうか。
この部分の今後の展開も気になります。
続編が出ていますが未入手。
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ホームズと言えば犬のホームズ(年がバレる)というぐらい、ホームズには薄い知識しかありませんが、この話のメインは、そのホームズを手伝ったベイカー街少年探偵団(ベイカーストリートイレギュラーズ)の少年たちということで、読んでみました。
ホームズに詳しければ、もっと楽しいんだろうな~っていう箇所が散見されましたが、それでもなかなか楽しかった。主人公リアムの少年であるがゆえの無鉄砲さとか、無力さとかもいいスパイスになっていて、大人であるホームズの完全無欠さとの対比もいい。リアムのお父さんも壮絶な過去現在でありながら、リアムには本当にいいお父さんなんだよなぁ。
別の大きな謎を引っ張ったまま次巻に続いたので、ぜひ読みたいと思います。
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ベイカーストリート・イレギュラーズにスポットを当てたシリーズ、なのかな? ホームズの登場人物が豪華に出てくるし、キャラクターは可愛らしいし、トリックもそれらしいですが……あんまりピンと来なかったな; ホームズをちゃんと読んでいたらもっと楽しめるかもとは思いました。
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ジュブナイルというよりラノベ調、だけど正統派なパスティーシュです。
アイリーンアドラーの人物像が違和感大きかったけれど、他はそんなでもなく。
ニヤニヤしながら読ませていただきました。
これだけ盛大に本家の皆様を出演させるとなると、作家さんのプレッシャーは相当なのではないかと想像してみたりします。
聖典ネタが大幅減少してそうな続編を読むか、迷い中。
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子供向けかと思いきや、しっかり読みごたえのあるミステリーだった。
殺人事件のトリックもいかにもホームズという感じがして、むしろ子供には難しすぎるかも。
ただ、原作のホームズとは趣きはかなり異なる。
これは、リアムという下層階級に属する少年の視点から見たロンドンが描かれているからなのではないだろうか。
リアムやその父の謎もまだ解明されていないので、次巻以降も楽しみにしたい。
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(内容)
ロンドン警視庁も頼りにする名探偵シャーロック・ホームズの武器は、聡明な頭脳とベイカー街少年探偵団!器用な手先や変装などそれぞれの特技を駆使し、少年たちは難事件に挑むホームズを助けていく。名探偵を目指して修業中のリアムは、世間をにぎわす怪盗・黒薔薇の賊を捕まえようと挑戦するが…。ワトスンやレストレイド警部に、アイリーン・アドラーやあの“教授”も登場?21世紀のホームズ譚、BSIシリーズ開始。
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少年たちが可愛らしくてにやにやしながら読んでいました。わりと展開は読めますがそれでも面白いです。少年たちの必死の行動に思わず応援したくなります。なにやら不穏な雰囲気で心配です。次巻もたのしみ。
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やたら時間がかかってしまったf^_^;思ったよりガッツリ、シャーロックホームズでした。わたしはいわゆるシャーロキアンではないけど、コナンドイルが書いたとしてもおかしくないかも⁇と思いながら読み進めました。いかにもなトリック、時代背景、ホームズの会話などなど…パスティーシュ物は他にも読みましたが結構良かったと思いました。個人的には楽しめました☆最後の謎解きどうなんのー⁈と思ったらII巻へ続く…だった。忘れないうちに読みたい☆