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電子書籍
私の日本古代史(上)―天皇とは何ものか――縄文から倭の五王まで―(新潮選書)
著者 上田正昭 (著)
古代史とは「日本」の深層を探ること――日本という国号はいつ成立したのか? 大王家はなぜ天皇へと変わったのか? 万世一系に断絶はなかったのか? そして最大の謎、『古事記』は...
私の日本古代史(上)―天皇とは何ものか――縄文から倭の五王まで―(新潮選書)
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私の日本古代史 上 天皇とは何ものか (新潮選書)
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商品説明
古代史とは「日本」の深層を探ること――日本という国号はいつ成立したのか? 大王家はなぜ天皇へと変わったのか? 万世一系に断絶はなかったのか? そして最大の謎、『古事記』は果して偽書なのか? 縄文以前から国家としてのシステムが整う天武・持統朝まで、通史として俯瞰し見えてくる新たな歴史像! 上巻
著者紹介
上田正昭 (著)
- 略歴
- 1927年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業。同大学名誉教授。歴史学者。世界人権問題研究センター理事長。高麗美術館館長。「日本神話」で毎日出版文化賞を受賞。
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紙の本
「売らんかな」のキャッチフレーズには閉口
2013/02/21 11:18
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の長年に亘る歴史研究の総決算というべき通史の前半部である。「天皇とは何者か」、という惹句につられて読みはじめたが、その回答などどこにも書かれていないので閉口する。
こういう「売らんかな」のキャッチフレーズは、たいてい出版社の担当者が考えるらしいが、本編の内容とはうらはらの羊頭狗肉の代物が多いので要注意である。
しかし「倭」とは従順の意味であると聞くと、なるほどそれで現代の本邦の人々も様々な矛盾と軋轢に真正面から対抗せず、側面から中和しようとする性向もおのずと頷ける。
まずは大和地方に本拠を置いたヤマト政権が、次は現在の大阪・河内地方を深耕し、次いで播磨・葛城・吉備・出雲・筑紫へと西に向かって侵攻していったとする説もはなはだ興味深いものであるが、そのトバ口では丹波の英雄「玖賀耳之御笠」が、政権が派遣した丹波道主命と園部・綾部・福知山辺りで激戦を繰り広げたのであろうよなあ。